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金の斧銀の斧

 兄 

「なぁ、妹。なんで俺がお前の買い物に付き合わなければいけないんだ?」


 妹 

「別にいいじゃん! 兄貴暇でしょ? 私がゆーこーかつよーしてあげるのだ!」


 兄 

「はぁ、なんでこんなわがままな妹なんだろうな。もっと可愛らしい妹が欲しかったぜ……」


 妹 

「何か言った!?」


 兄 

「なっ、なんでもねぇよ! ってかおい、危ないぞ!」


 妹 

「えっ!? きゃ、きゃああ!!」


 兄 

「ああっ! 妹が何故か買い物帰りの道中にこれみよがしにあった池に落ちてしまった! 妹! 妹ぉぉぉぉ!!!」



☆神☆

「貴方が落としたのはどちらの妹ですか?」


 兄 

「えっ!?」


☆神☆

「貴方が落としたのはこちらの――」


銀髪妹

「おにぃのエッチ……」


☆神☆

「銀髪不思議系ジト目貧乳妹ですか? それとも――」


金髪妹

「もうっ!お兄ちゃんは私がいないとなーんにもできないんだからっ!」


☆神☆

「金髪快活系世話焼き巨乳妹ですか? さぁ、どっち!?」


 兄 

「まじか、まじでか……え、えっと! その、どっちも違います! 俺の妹はふっつーの性格の悪い兄使いの荒い妹です!」


☆神☆

「正直者ですね」


 兄 

「ワクワク……」



☆神☆

「では正直者のあなたにはこの金の斧と銀の斧を差し上げましょう。ではさらば」


銀髪妹

「おにぃばいばい……」

金髪妹

「お兄ちゃん、まったねー!」



 兄 

「…………」


 兄 

「どちくしょうがああああああぁぁぁぁあああ!!!」



 妹は自力で池から上がって一人でお家に帰っていた。

 

 終わり。

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