機体、兵器解説
これらの設定を覚えなくても、作品に影響は殆どありません。
豆知識的な物だと思っていただければ幸いです。
この世界では、GFのコードネームは『アルファベット+GF』でその装備の用途を指す。
又、国を表す文字が付く事もある。(実際とは結構違います。)
(実際の
F→Fighter(空戦機) 制空権確保。攻撃機、電子戦機の護衛
A→Attacker(攻撃機) 対地、対空への広範囲攻撃、拠点攻撃
E→Electronic Warfarer(電子戦機) 電子戦による友軍援護、敵軍妨害。
マルチロール(凡庸任務)機の表記は特殊で、F/A-111 などと表記される。
型番後のアルファベットは、その機体の拡張形式として表記される。
GFF-1E→(電子戦仕様)
GFF-1D→(迎撃戦仕様)
GFF-1C→(接近戦仕様)
GFF-1S→(隠密戦仕様)等。
【GF】
EU軍
FGF-1 Gust 第1世代機
人類史上初のGFとして生産された傑作機。
F(空戦)区分だが、実際にはマルチロールに近い運用をされていた。
現在では旧式扱いになってしまうが、
その汎用性故、未だに配備されている基地も多い。
大量にライセンス契約がされており、
発展途上国や軍事費に額を割かない国では主力として使われている。
拡張性が高く、装備の換装、機体性能を調整した様々な派生型が存在する。
Gustは『突風』の意味。
TGF-1 Breeze 第1.5世代機
次世代機が配備される際に、
そのノウハウを利用して開発された訓練機。Tは(training)の意
Gustを改良して製造されている為、完全な2世代機ではない。
訓練生の扱いを考慮され安定性、装甲が強化されている。
又、訓練機仕様として遠隔操作、強制停止が可能となっている。
Breezeは『そよ風』の意味。
FGF-12 Tempest 第2世代機
現在EUの各国で正式採用されている機体。
米軍の急速な第2世代開発競争に触発され作られたGFである。
Gustよりも空戦に特化しており、速度、機動性が大幅に向上された。
その分拡張性は大幅に低下しており、現在では拡張兵装はC型、D型のみである。
Tempestは『嵐』の意味。
AGF-12 Frost 第2世代機
EUで攻撃機として運用されている機体。
攻撃機として重要な、装甲、安定性、対地攻撃力が重視されている。
その反面、単独行動は考えられておらず、機動性と速度は大きく犠牲になっている。
又、電子戦機を利用したMCH(手動型操作型誘導)ミサイルシステムを正式採用しており、
1世代機と比べ、空対空の攻撃能力が大幅に向上している。
拡張兵装は現在は存在しない。
Frostは『霜』を意味する。
EGF-12 Norn 第2世代機
EUで電子戦を主として生産されている機体
電子戦を担うGFは戦場では真っ先に狙われやすく、自衛手段も貧弱だった為、
第一世代機で電子戦を担う者は非常に希少だった。
戦場にいる兵士達は、己の危険を顧みず自分達に電子支援を届ける電子戦機に
尊敬の念として、付けられた愛称がそのまま機体名になった経緯を持つ。
第一世代機のデータを元に、開発されており、
自衛能力が強化されており、第一世代と比べて生存率が大幅に上がっている。
拡張兵装は今の所存在しない。
『Norn』は、運命の三女神を生み出した神、と言われている。
【兵装】
M61GF1
GFの標準装備として、尤も普及されているオートマチックライフル。
弾丸は17.5mm×600。
形状は、歩兵などが使う、突撃小銃に近い形をしている。
発射速度は毎分1200発と、航空機の機関銃にしては低めであるが、
ガトリング砲形式で無い事を考えれば、問題ではない。
弾も含めた重量が250kg弱もあるのだが、
それを平然と操るGFが、いかに規格外の力を発揮しているかが解るシロモノでもある。
GR-4
第二世代の開発計画と共に、開発されたGFの標準装備として考えられた、
電磁石のコイルを使った、多段式コイルガン(ガウスガン)である。
弾丸は40mm×125
理論上は光速を出す事も可能となるレールガンと違って、
コイルガンは発射装置に所定以上の電流を入力し難い為、
初速を出すのが難しかったのだが、
GFの処理能力を利用した、多薬室砲の開発成功した為、
現行の火薬を使用した火器を凌ぐ程の性能となった。
ちなみにレールガンでないのは消費電力の多さの為に、専用のバッテリーパックを
備えなければならなかったのと、銃身が熱に耐え切れずに、
直ぐに焼きついてしまった為。
CP-227
近接戦を好む空戦機に主に使用される、コンバットピストル。
早い話が、サブマシンガンや、マシンガンの様な物で、
接近戦での牽制や追撃に使用される。
弾丸は 20mm×100のケースレス弾で、大抵のGFは予備のマガジンを装備している。
MCM-12 ウォードック
電子戦機を利用したMCH(手動型操作型誘導)ミサイルシステムを使用した、
初のミサイルランチャー。対地、対空両用である。
GFの処理能力を利用した分割思考が可能だからこそ、実現したミサイル兵器でもある。
ミサイルを操作する時に左右どちらかの目に、
手動操作を行う為全てのミサイルの視界が移るのだが、
目が一度に十数個増える感覚はベテランパイロットでも苦痛らしい。
Fighting Knife
GFに標準装備されている近接用兵装。
GFの動力を利用した超振動刃を形成することで、切断能力を大きく上げている。
最初の内は馴染みが無く、あまり使用されなかったが、
GF同士の戦いでは、遠隔兵装が決定打になりにくいため、
現在は、空戦機同士では、良く使用されている。