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第83話 『謁見後』

2025-07-14公開


 小説家になろう様の執筆機能が異常な程に処理に時間が掛かる不具合が出ています。

 11日金曜日に我慢して書いていたのですが、余りにも酷い為に執筆&公開を諦めてしまいました。

 まあ、さすがに3日も経てば直っているだろうと楽観視していたのですが、今日も同じ症状が出ています。

 これではストレスが溜まって執筆どころでは無いので、金曜日に書いた部分だけでも公開します。

 え、今日書いた加筆分は無いのか?

 エラーが出て飛びました((+_+))

 バックアップにも残っていませんでしたが何か?






〔王国歴378年 従地神月ムウンゼウルラーザ 7日〕




「今もまだ、国王陛下から、あの様な近距離でお言葉を賜った事が信じられません。現実に起こった事なのでしょうか?」



 未だに興奮が冷めやらない様子でリリーが訊いて来た。

 国王が声を掛けたのはリリーだけでは無い。

 モンソン姉妹にも声を掛けた。

 特に妹のクラーラには興味を持ったみたいだ。質問もしたくらいだからな。

 内容はお察しの通り、エレムとの仲に関してだ。

 正直ヒヤヒヤしたが、結構無難に答えたので見直した程だ。

 もっとも、最後までエレムを撫で続けたのは流石にどうかと思うぞ。

 

 謁見は意外と長引いた。

 王家が用意している支援策の具体的な中身や、他の新領を賜った各家の動向、それと新領の現状を知らされたり、俺が召し抱えた家臣団や先進型鎧兵アドバンスド・スケルトンを初めてとする現有戦力の報告、等など、多岐に亘る情報のやり取りが有ったからだ。


 その結果、分かった事は魔獣の大氾濫までに新領を無事に統治する事が予想外に手間取りそうという事だった。

 バラゴラ帝国の後継者争いの影響は広範囲に及んでいた。

 それまで問題無く治められていた地域でも、中央からの目が緩むと同時に役人の腐敗が始まり、領民の統治よりも私財を肥やす役人が続出していた。

 

 俺が治める予定のチベタニア盆地の役人の内、帝国が派遣していた統治官は酷かった方だ。

 引き上げる際にかなり現地から持ち逃げしたみたいだ。 

 救いとしては、それらの悪行を働いた統治官の下で働いていた現地の出身者が身を粉にして破綻を食い止めている事だろう。


 また、『チベタニアの旋風』の様に故郷を捨てて流民になっている者も多い様だ。

 もっとも、『チベタニアの旋風』よりは上手く行っていない者の方が圧倒的に多い。


 エイディジェイクス王国に割譲された地域全体でも大なり小なりの流民化が起こっている。

 それらが野盗に落ちぶれて治安の悪化に拍車をかけている。

 まずはそこから手を付けるしか無いだろう。



「陛下も新領に関しては憂慮している証拠だろう。魔獣の大氾濫までに治安を落ち着かせて、統治を万全なものにしない限りエイディジェイクス王国本土にも波及するからな。まあ、それは置いておいていつまで白猫の姿を続けるんだ、エレム?」





お読み頂き、誠に有難う御座います。


 次回の休みまでに事態が改善する事を祈る今日この頃(-。-)y-゜゜゜



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