31話 マイクを食べる
バイト中に次の企画を練るはずだったが忙しさと店長の彼氏さんへの申し訳無さからイマイチ集中出来ず企画は固まらなかった。
「ご来店ありがとうございまーす!本日は雑談枠なんですが、ちょっとコメント読みをメインにやろうかと思ってます」
[DTick]どゆこと?
「最初はマーシュマロウで募集を掛けようかと思ったんですけど。リクエストとか質問に答える配信にしようかと」
[T-中]なんでもいいの?
「なんでも良いですよ。やって欲しい企画とかあれば言って下さい」
[DTick]スリーサイズ
「スリーサイズ・・・は、分からないです。測った事無いんで・・・」
[T-中]ASMRやって欲しい
「ASMRはバイノーラルマイク無いんで無理です」
[T-中]マイクに近づいて囁き声してみて
「え、こうですか?」
[T-中]もっと。マイクと0距離で
「こうですか?」
[DTick]オホッ
[DTick]ティーナカさんありがとうございます
[T-中]予想以上の破壊力だった・・・
[mrt]それで名前呼んで欲しいです
「まるたさん」
[DTick]まるたさん天才!!私も私も!!
「ディーティックさん」
[T-中]私もお願いします!愛してるよ。も添えて!
「ティーナカさん・・・いつもありがとうございます」
[DTick]あまりの破壊力に意識が飛んでた・・・
[DTick]って、ティーナカさんズルい!!私も!!
[DTick]さんナシで敬語もナシでオナシャス
「ディーティックいつもありがとう」
[mrt]私も同じ感じでお願いします
「まるたいつもありがとう」
[T-中]私も!!!
「ティーナカいつもありがとう」
[mrt]切り抜いてエンドレスで聞きます。ありがとうございます
[DTick]まるたさん天才すぎる・・・
[T-中]私もやります
「そ、そんなに良かったですか・・・?」
[石倉-ishikura-]ママ愛してるよ。で、お願いします
「はい。囁きは終了です。まるたさんもディーティックさんもティーナカさんもいつもありがとうございます」
[石倉-ishikura-]あれ?見えてないかな?ママ愛してるよって囁いて
「他に質問とかリクエストありますか?」
[石倉-ishikura-]おーい。ママだよー
[DTick]余韻を噛み締めてたら・・・ママだ!
[T-中]石倉先生こんばんは!
「コメントしないって約束したじゃないですか・・・石倉先生」
[石倉-ishikura-]なるべくしないとは言ったけど、しないとは言ってないよ?
「屁理屈を・・・」
[石倉-ishikura-]ほら?ママ愛してるって囁いてー
「今直ぐ出来る事でも準備が要るものでもリクエストあればどうぞ。まぁ、出来るかどうかはまた別の話ですけど」
[石倉-ishikura-]だーかーらー
「石倉先生はお帰り下さい」
[石倉-ishikura-]ヤダヤダヤダヤダ
[石倉-ishikura-]言ってくれないとバラすぞーーーーー
「もー、めんどくさい・・・言ったら帰ってくれますか?」
[石倉-ishikura-]しゃーなしね
「なんでそんなに上から目線・・・」
[石倉-ishikura-]そりゃ、ママなんだから
「あー、はいはい。もういいや・・・ママアイシテルヨー。はい、お帰り下さい」
[石倉-ishikura-]棒読みだけど、まぁ、今日の所はこれで満足しとくか
[石倉-ishikura-]お邪魔しました。皆さん息子をよろしくねーノシ
「やっと居なくなった・・・」
[DTick]息子をよろしく・・・ママ公認の仲にっ!
[T-中]ホントだっ!!
[mrt]末永くよろしくお願いします
「ま、まぁ・・・よろしくお願いします」
相変わらず掻き乱すだけ掻き乱して去って行くなぁ・・・。
「ちょっとハプニングがありましたけど・・・何かありませんか?」
[DTick]プロポーズボイスの販売
「いやぁ、ボイスの販売は今の所は予定無いです」
[T-中]グッズ販売。指輪とか
「グッズも無いですね・・・すみません」
[DTick]腹筋森カを定期的にやってー
「腹筋森男カートですか。それなら出来ますね・・・また、そのウチやります」
[DTick]やったー
[T-中]でも、正直なトコロ
[T-中]雑談だけでも参加型でも何でも楽しいから配信してくれるだけで嬉しい
「なんでも楽しい。ですか、ありがとうございます。配信を休まず続けられる様に頑張りますね」
正直・・・次の企画に直ぐ使えるアイディアは出て来なかった。
でも、それなりに喜んで貰えたみたいだし、配信が楽しいと言って貰えて励みにもなった。
ASMRは肩たたきとか好きです(`・ω・´)




