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24話 お披露目x2

いつもお読み頂きありがとうございます。


11/2のアクセス数が1000を超えました。そして、累計も1万を突破致しました。

いいねやブクマに評価もありがとうございます。大変励みになっております。

まだしばらく続きますがこれからもよろしくお願いします┏◯


「どう?どう?」


今日は待ちに待った3Dお披露目イベント。


「3Dのみぃだよー」


自宅からの配信じゃなくて事務所にあるスタジオからの配信。


「可愛いよねー」


箱内メンバーにも私の正体は隠されてるから厳重に隔離された上で配信してる。


「では、ここでゲストの登場でーす」

「みぃちゃんおめでと~」

「ありがとー」


ゲストで登場したのは私と同期のVtuberでメルティ・キッスちゃん。

私の本名とちょっと被ってて慣れるまでは名前を呼びにくかったりしたんだよね。


「メルちゃんの方が先に3D実装されて羨ましかったんだー」

「うんうん。でも、これで3Dコラボも出来るね」


メルちゃんも同期だけど私の正体は知らない。

だから、この3D配信も私は3Dでメルちゃんは別室から2Dでの配信を個別にしている。


「だねー」

「早速だけど!」

「うん?」

「ここでサプライズ発表がありまーす」

「え?なにそれ?」

「ふふふふふ」

「え?え?台本にないんだけどっ」

「まず1つめのサプライズは~」

「う、うん」

「みぃちゃんのママの発表でーす」

「おぉー」

「ドゥルルルルルルルルル・・・ダンッ!」

「・・・・・・」

「石倉先生でーす!!」

「え?マジ?ホントに?え?マジで?」

「あれ?もしかして好きな絵師さんだった?」

「うん・・・」

「おー、だったら何で言われるまで気付かなかったの?」

「え・・・だって、それは・・・」

「それは、私がプロの絵師で描き分けてるからでーす」

「ちょ、先生フライング!」

「ごみんなさい」

「えっと・・・こちら石倉先生でーす」


と、画面に見たことのないVtuberが現れた。


「え?え?え?」

「更にサプライズですが、石倉先生はこの度V化致しました~」

「いぇーい。石倉でーす」

「先生ご自身のチャンネルではなくウチのみぃのイベントで発表して頂きましたがよろしかったんですか?」

「あー、私はチャンネル持ってないんですよね」

「いやぁ、それでもこの配信で発表して頂けて嬉しいですっ」

「そして、まだサプライズがありまーす」

「え?」

「メルちゃんごめんね」

「え?え?」

「あ、ドラムロールお願い」

「え?あ、私ですかっ?」

「うん」

「えっと・・・ドゥルルルルルルルルルル・・・ドンっ!」

「Vtuberぬいぐるみぃはイラストレーター石倉が生み出しました。ママですね。そして・・・」

「・・・・・・」

「リアルでもみぃのママだったりしまーす!」

「・・・・・・」

「あれ?すべった?」

「「えええええええええええええええええええええ」」

「お、ナイスリアクションッ!」

「え?マジでリアルママ??」

「うん。リアルママ」

「え?あれ?でも、声が一緒・・・マジで?お母さん?」

「うん、お母さんだよー」

「マジか・・・」

「あれ?どしたー?膝から崩れ落ちる程嬉しかった?」

「み、みぃ・・・?」

「おーい、みぃ~」

「ちょ、ちょっとここで休憩に入ります。それでは動画をご覧下さーい」


「画面切り替わりましたー。動画は5分ですー」とスタッフさんの声がスタジオに響いた。


「マジでリアルママなんですか・・・?」

「うん、マジマジ」

「すごっ」

「私もビックリしたんだよね」

「え?最初からの仕込みじゃなかったって事ですか?」

「うん、たまたま。先にモデルの依頼があって、後からみぃがオーディションに受かってるから」

「えー、すご」

「みぃー、あんま時間無いからそろそろ帰って来なー」

「え?家に・・・?」

「家じゃない、現実逃避してないでこっちに帰って来な」

「ホントにお母さんだ・・・」

「そうだよー」

「Vtuber界最強の親フラですね」

「話題性バッチリ?」

「それはもう!」



その後の配信はみぃが使い物にならなくなり同期のメルティ・キッス主導で配信を行い、なんとか無事に・・・ギリギリなんとか無事に3Dお披露目イベントを終えた。



「お母さん!いつから知ってたのっ!?」

「え?最初から?ん?どれの話?」

「全部っ!」

「めるとがみぃの中身なのは最初から知ってたし」

「それは一緒に事務所にも行ってるんだし知ってるっ」

「今回のイベントに出た事?」

「そう!」

「それはちょっと前にマネさんから依頼があって」

「マネちゃんもグルかっ!」

「そう!マネちゃんが全部悪い!」

「くそー・・・って、絶対お母さんも悪いでしょっ!!」

「ありゃ、バレた」

「そんな事よりもっ!!!!」

「うん?」

「なんでみぃのママって早く教えてくれないのっ!!」

「あー、お母さんがしてる仕事内緒にしてたから?」

「なんでっ!」

「なんとなく?」

「なんとなくぅーーーーーーーー」

「もー、ちょっと落ち着きな」

「あ!!!そうか・・・ふんふん・・・って事は・・・」

「壊れた?」

「よし、しゃーなし今回の事は許してあげよう」

「え?うん、ありがと・・・どした・・・?」

「うふふふふふ」

「壊れちゃったか・・・」



良い事思い付いちゃった。


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