第86話
翌朝のコウガとクマタンだった。
クマタンは、料理命のエプロンをして、速攻で、フレンチトーストを作った。砂糖と牛乳の卵液に、バニラエッセンスを入れて、食パンを浸すと、フライパンを熱して、少量のバターを溶かし、食パンを焼いた。こんがりと焼き色が付いたパンは、とてもいい香りがした。
コウガは、食べると「このフレンチトースト、絶妙に、美味いよ!」
続けて、コウガは「うれしいよ!日本では、考えられないことが起こったよ!やっと、異世界で、報われたよ!あのまま、日本にいたら、最悪の人生だったよ!」
コウガは、クマタンの作ったフレンチトーストがとても美味しかった。まして、花瓶の中の紙が、大金になったので、喜びもひとしおだった。
クマタンは「コウガは、ツイているよ!これからだって、コウガは、次は、億万長者になれる人だよ!」
コウガは「うれしいことを言ってくれるね!クマタンは、神様だよ!砂金採りや埋蔵金探しには、失敗したけど、移動式ハンバーガーショップや野牛やトリュフ、それに、花瓶の中の紙の成功は、大きかったね!大金持ちになれたよ!異世界でのチャンスは、いっぱいだよ!億万長者も、夢ではないね!」
クマタンは「コウガが、もっともっと、幸せになれるように、応援するよ!いつまでも、コウガと一緒だよ!」
コウガは「ただ一つ、心配があるんだ・・・。」
クマタンは「あいつだろう?」
2人は、同時に「アレキサンダー!!!!!」と叫んだ!
噂をされたアレキサンダーは、本屋にいた。ちょうど、コウガとクマタンが、噂をした時、くしゃみをした。
本屋のおじいは「アレキサンダー!どこに配達に行くか、わかっているな?」
アレキサンダーは「わかっているがな!」と、おじいに返した。
続けて「リュウジンバーガー!!!!!」と言って、仕切り直しのいつもの得意のポーズで「ホイー!!!」をかました!
おじいは「違うじゃないか!バカー!!!」
アレキサンダーは、いつもの通り、おじいを無視した。
アレキサンダーは、こうして、今日も、リュウジンバーガーに、任務のように、勇ましく、歩いて、迷惑をかけに行った!
※異世界でハンバーガーショップのスローライフ ~異世界でハンバーガーショップをオープン!~は、これで、一旦、終了です。長い間、お付き合いいただきありがとうございました。
今、続きを執筆中です。ますますパワーアップするアレキサンダーにご期待ください!
応援、ありがとうございました!
この場をお借りして、お礼申し上げます。




