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第84話

コウガとクマタンは、昨日に続いて、この日は、特別に、リュウジンバーガーは、臨時休業だったので、食材を買いに行った。


食材を買ったコウガは「マリアンヌさんに、何かプレゼントをしようと思うんだ!」


クマタンは「ああ!そうだね!喜んでたもんね!」


コウガは「マリアンヌさんのおかげで、トリュフを売って、100000ジオも、儲けたしね!それにしても、トリュフ、美味しかったね!白黒、どちらでも、美味しかったよ!これも、クマタン犬のおかげかな?」


クマタンは「コウガのためなら、犬でも猫でもタヌキにでもなるよ!本当によかったね!それにしても、犬のくせに、アレキサンダーは、トリュフ犬にもなれないね!もっとも、犬種も違うけどね!あいつじゃあ、役者不足だね!それにしても、アレキサンダーって、なんで、僕たちに、つきまとうのかなあ?」


コウガは「ハンバーガーが気に入ってるのかな?」


クマタンは「あいつは、まあまあとか何かにつけて、誤魔化しているよ!あいつ自身が、誤魔化して生きているみたいだね!」


コウガは「クマタン、アレキサンダーの評価、ボロカスだね!」


クマタンは「アレキサンダーの褒めるところがあったら、教えてほしいぐらいだよ!コウガ、どこかいいところあると思う?」


コウガは「・・・・・・。ないね!あるとしたら、ボロカスに言われても、めげない精神力かなあ?それに、嫌われても、憎めないところも、かすかにあるなあ。あのとぼけた顔を見ると、笑ってしまうね。目が線になってるしね!笑わせているのかな?」


クマタンは「要するに、いいところがないうえに、本人は、噓つきで、ドジ!時々、笑わせるつもりもないのに、やったことや言ったことがウケたりする!そして、マヌケた顔をしている!ここは、コウガと意見同じだね!それに何より、あいつは、思いつきや用意した逃げ口上で、成り立っているんだ!」


コウガは「クマタン!やっぱり、ボロカスだねえ!」


続けて、コウガは「これだけ、クマタンに思いっきり言われて、アレキサンダーは、くしゃみをしているだろうね!」


クマタンは「どうせ、あいつのことだから、風邪ひいたとか思っているんじゃない?」


場所は変わって、本屋にいるアレキサンダーは、くしゃみをした。


アレキサンダーは「あれっ?またくしゃみをしてしまった!風邪ひいたかな?いや、違う!ひょっとしたら、こうかな?コウガが、トリュフを見つけて『アレキサンダーさん、トリュフバーガーです!どうぞ、お召し上がりください!』って、下手に出て言ったら、ワシが『仕方がない!他に何もないから、食ってやる!ありがたく思え!』と、ふんぞり返って、偉そうに言ってやる!な~んちゃってね!」とアレキサンダーは、空想していた。


とっくに、トリュフは、見つかっているのに、何も知らないアレキサンダーだった。

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