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第81話

アレキサンダーは「ご招待いただき、ありがとうございます!本屋の配達の最中で、忙しいんですが、お言葉に甘えて、やってきました!」


クマタンは「誰も、お前なんか、呼んでないぞ!ねえ、皆さん!」


みんなは、うなずいた。


アレキサンダーは「へぇー。そうですか?じゃあ、喜んで、ゴチになりますよ!」


クマタンは「そんなこと、誰も許可してないぞ!勝手に言うな!」


アレキサンダーは「またまたまたまた~!ご冗談ばっかり!嫌になるなぁ~!砂金採りや埋蔵金探しの新しい情報などが入手した際、必要となるのではないでしょうか?ここは、妥協するのも必要不可欠ではないでしょうか?」


クマタンは「最初の砂金採りや埋蔵金探しの時も、自信たっぷりだったが、噓っぱちだったじゃないか!みんなを落胆させたじゃないか!」


アレキサンダーは「だーかーら!前も言った通り、情報提供しただけ、つってんだろが!」と居直った!


クマタンは「てやんでえ!ふてぇ野郎だ!」


コウガは「っていうか、アレキサンダー!はっきり言って、つまり、ステーキ食べたいだけだろ?」


アレキサンダーは「はい!コウガさんのおっしゃる通りで~~~す!」


クルトは「新しい砂金採りや埋蔵金探しのことも、どうせ、いつもの口から出まかせだろう?」


アレキサンダーは「嫌だなぁ~!すっかり悪者にされて、ぼくちゃん、傷つくじゃないか!ナイーブな、いたいけな、ぼくちゃんなんだよ!砂金採りや埋蔵金探しの新しい情報や違う他の種類の情報を手にしたら、すぐ、言うよ!」


クマタンは「それにしても、アレキサンダー!お前は、あ~、気持ち悪い!変なやつ!ゴミ!」


アレキサンダーは「ショックな言葉をありがとう!」


アレキサンダーは、クマタンに、ボロカスに言われても、全く動じなかった。メンタル力は、かなり強い持ち主だ。


フェリックスは「まあ、みなさん、野牛で利益も出たんですから、ちょっとだけ、おすそ分けしてあげてもいいんじゃないですか?ゲージが作れたのも、ある意味、アレキサンダーのおかげでもありますしね!」


それを聞いて、アレキサンダーは「偉い!さすが、フェリックス博士!見るところが違うね!博士は、やはり、ひと味違う!」


フェリックスは「アレキサンダー、ありがとう!では、クマタン!ステーキ、小さいのでも、アレキサンダーの体の大きさに合わせて、食べさせてあげてください!」


アレキサンダーは、いつものポーズをして「ホイー!!!」をかました!


うれしい時、仕切り直す時、やる気のある時にキメる、いつもの『ホイー!!!』のポーズだった。


アレキサンダーは、クマタンからステーキの皿を受け取って、ステーキソースをかけた。


クマタンは「どうだ?味は?うまいだろ?」


アレキサンダーは「まあまあだな!ゲブゥ!焼きたてだから食べれた!おかわり!」


クマタンは、しぶしぶ、おかわりのステーキをアレキサンダーに渡した。


結局、アレキサンダーは、まあまあと言う割には3皿もおかわりした!


クマタンは「お前!食べ過ぎだろ!」


アレキサンダーは「は~いよ!」


しかし、アレキサンダーは、まだまだ食べれる余力があるようだった!


フェリックスは「まあいいじゃないですか!ステーキは、余るほどあるのですから!」


フェリックスは、アレキサンダーに博士と崇められて、いい気分だった。このあと、アレキサンダーは、2回おかわりを追加した。


アレキサンダーは、顔が真っ赤っかになっていた!いつの間にか、フェリックスが飲まないで、置いていた大きなカップのビールを失敬して、勝手に飲んでいた!


クマタンは、それに気が付き「アレキサンダー!お前、いつの間に、ビール飲んでいたんだ?」


アレキサンダーは「今頃、気が付いたのか?ヒック・・・。遅過ぎるぞ!バカ!」


アレキサンダーは、性格が悪いうえに、酒癖も悪かった!


こうして、野牛のバーベキュー大会は、終わった。

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