第80話
各オーナーたちで、利益を分け合った。バージルには、建て替え費用として、20000ジオ渡した。まだまだ費用としては、足りなかった・・・。しかし、オーナーたちは、移動式ハンバーガーショップに協賛した利益や今回の野牛で、満足だった。
食品扱いセンターで、野牛を1頭、解体してもらって、オーナーたちのバーベキュー用にした。
オーナーたちは、全員、モールが休みの日に、アパートの空き地で、バーベキュー大会をした。簡易のテーブルと椅子も用意していた。
金網に、ステーキ用の厚切り肉を並べて、焼いた。調理人は、料理命のエプロンを付けた、クマタンだった。
下の面が、焼き頃になると、天然塩をふりかけて、ミル付きコショウをこねこねと回して、肉にふりかけて、上の面を下にひっくり返した。
いい匂いがプンプンしている。
クルトは「いい匂いだな~!牛肉は、魅力的な匂いだな~!早く食べたい!」
シャーロットは「たまらないわ!」
ヘルムートは「食べたら元気になりそうだ!野牛って、どんな味かな?」
フェリックスは「クマタンに、ステーキを焼いてもらっている間に、みなさん、乾杯をしましょう!」
みんなは「かんぱ~い!!!」と口々に叫んだ。
ヘルムートは、大きなカップのビールで、他のみんなは、オレンジジュースを飲んだ。フェリックスにも、ビールがあったが、あえて、オレンジジュースを選んだ。
クマタンは「みんな、できたよー!」
続けて、クマタンは「ボトルにポン酢しょうゆとステーキソースの2種類を用意しておいたよ!」
アルフレッドは、ポン酢しょうゆを皿に乗せてあるステーキにかけて「私、感激!いただきま~す!」と食べた。
アルフレッドは、一口食べると「美味しいわ!ほっぺたが落ちそう!野牛は、牛肉の味ね!」
クマタンは「そりゃそうだよ!牛なんだから!」
ジュリエットは「私は、ステーキソースにするわ!」と食べて「キャー!感激の美味しさ!」
フローラとエレノアは、いつも通り、黙々とステーキを食べていた。
フェリックスは「野牛は、ステーキにして、食べたら、柔らかいですね!バージルさんも来れたらよかったですがね。用事なら、仕方ないですよね。」
アルフレッドは「メインのバージルさんが来れなくて、おじゃま虫のアレキサンダーなんかが来たりして、なんて、あるわけないよね~!」と冗談めいて笑った。各オーナーたちは、アルフレッドの冗談に笑っていた。
すると、なんと!そこに、くしゃみをしたアレキサンダーが現れた!まさに、噂をすれば影が差すだった!




