表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

73/137

第72話

コウガは、レストランのドアを開けた。


中に入ると、ドアの近くには、観葉植物の植木鉢が5鉢ほど、置いてある。小さいテーブルが数個あり、それぞれに、白色やピンク色や赤色の色とりどりの花が、活けられていた。赤いじゅうたんが敷かれていた。


支配人らしき男性が現れた。黒色のスーツを着て、蝶ネクタイをしていた。長身で、見るからに、頑固そうだった。


支配人は「いらっしゃいませ!ようこそ、レストラン・ベラコスタに、お越しくださいまして、ありがとうございます!何名様ですか?」


コウガは「4人です!実は、これをもらったんです!」


コウガは、商店街からもらった、賞品の目録を支配人に、見せて、渡した。


支配人は「はい!承りました!では、お席に、ご案内いたします!」


コウガたち4人は、誘導する支配人に、従って、彼の後ろを歩いて行った。


4人掛けのテーブルだった。白い綿製品のテーブルクロスがかけられていた。テーブルも、重鎮で、素晴らしいものだ。


席に座った。コウガの隣りは、クマタンで、向い合わせの席のフローラの隣りは、エレノアだった。いつも通りだった。


支配人は、1人ずつ、白色のランチョンマットを敷き、そして、スープスプーン、ナイフ、フォークを置いた。


膝用の紙ナプキンを置いて行った。


壁には、高価な油絵がかかってあった。至る所に、花瓶の花が活けてあった。素晴らしいレストランだった。


支配人は、フローラに近寄り「失礼ですが、椅子の座り方がおかしいです!もう少し、姿勢を真っ直ぐとお座りください!私どもが、サービスいたします時に、手が触れて、失礼をしては、申し訳ありませんので。」


支配人は、低姿勢で、フローラに指示した。


フローラは「ああ、そうなの?ごめんなさい!」


支配人は「こちらこそ、失礼しました。」


フローラは「すごいレストランがあるもんだねえ!」と、辺りを見まわした。


支配人は、フローラに近寄り「お客様、他の方のご迷惑になりますので、お静かに、願います。」


フローラは「ごめんなさい。」


しばらくして、支配人とウエイトレス3人が現れた。ウエイトレスは、メイド帽を被り、黒のワンピース、白のエプロンを付けていた。


支配人は「膝の紙ナプキンを膝に、お乗せください!」


支配人は、テーブルに置かれている膝用の紙ナプキンの指示をした。


コウガたちは、指示通り、従った。まごまごしているフローラに支配人は、チラッとフローラを見た。フローラは、慌てて、紙ナプキンを膝に乗せた。


支配人が、次の行動をしたので、フローラは、自分が、見られる対象に外れたので、ホッとした。


支配人とウエイトレスたちは、スープを皿に入れて、運んでいた。スープは、コンソメスープだった。


支配人は「どうぞ、お召し上がりください!コンソメスープでございます!」


コウガは、スープを飲んだ。まったりとした、コクがあって、食欲をそそるスープだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ