第69話
フローラが見た先にいたのは、アレキサンダーだった!
アレキサンダーは「よう!!!久しぶり!」
調理場にいたコウガは、その声には聞き覚えがあった。すぐに、カウンターに行った。
コウガは「やっぱりだ!アレキサンダー!」
フローラは「あんた!よく来れたわね!」
アレキサンダーは「なんだ!?その言い方は!?普通は、いらっしゃいませだろ!そして、いつもありがとうございます!だろ?この店は、店員の教育がなってないな!」
コウガは「すんませんな!」
アレキサンダーは「オーナーからこの態度なんだから、この店の先は知れてるな!有り得ないな!」と、肩をすくめて手の平を上向きにして、お手上げ状態ポーズをした。
調理中だったクマタンと掃除中のエレノアも駆け付けた。
クマタンは「おい!アレキサンダー!なんだその態度は!僕の大切なコウガを批判して、いいと思ってるのか!」
フローラは「クマタン!あたしのことも言われてるんだよ!ちゃんと、忘れないで言ってよ!」
クマタンは「ああ・・・。そうだな・・・。フローラのことも悪く言うな。それにしても、お前!アレキサンドリアじゃなかったじゃないか!騙しやがって!」
この時、クルトが店内に入ってきた。アレキサンダーに気付いたクルトは、他のオーナーたちに、アレキサンダーが、リュウジンバーガーに来店していることを知らせに行った。
アレキサンダーは、クマタンに「お前は、優しいからいつでも、ワシを受け入れる!友達は、1回友達になったら、ケンカしても、また友達に戻る!友達は、何やっても、友達だ!それが、友達なんだ!」
クマタンは「どうせ、人がやったら、友達じゃない!自分がやられたら、許さないだろう?そのくせ、自分は、平気で、裏切るんだろう!」
アレキサンダーは「その通りで~~~す!」
クマタンは「やっぱりそうだろうが!それに、アレキサンドリアという噓言って、よくこの店に来れたな!この非道犬!」
アレキサンダーは「この店が、悪いんだ!中途半端に、ハンバーガーを売るから、食べたくなるじゃないか!ほどほど食べれる!店内から、ハンバーガーの匂いをさせるので、匂いがするので、来てしまっただけだ!腹が減ってるから、こんなハンバーガーでも食べたくなるんだ!」
コウガは「なんだとぉぉぉ!!!遠まわしに、けなしているだけじゃないか!」
クマタンは「そうだ!コウガの作るハンバーガーを悪く言うやつは、許せない!」
アレキサンダーは「うるさい!!!つべこべ言わずに、早く、注文を聞いて、早く、作れ!このお客様のワシがお待ちかねだろ!」
揉めているコウガたちリュウジンバーガーに、モールの各オーナーたちが、次々と集まってきた!




