第59話
バージルモールの各オーナーたちは、店が、休みの日に、移動ハンバーガーショップに参加することにした。
各店舗、協賛態勢で、メインは、夢のあるハンバーガーショップにした。補助するように、他の店も、ハンバーガーショップに協力という形にした。オーナーたちが参加して、移動式のショッピングモールでもある。
みんな、期待を膨らませて、ワクワクして、荷物を馬車に積み込み、乗り込んだ。
ヘルムートは「じゃあ、みんな!行くぞぉぉぉぉぉ!!!」
みんな「エイエイオー!!!」と一斉に応えた。
場所は、ガーデン街だった。
お祭りの場所の近くに行った。この日は、お祭りはなかったが、この付近は、商店が、あるので、人通りが多かった。
馬車から降りて、コウガたちは、準備を始めた。簡易的に、調理ができる台と調理器具と調理用品を召喚した!
コウガは、コウガは、これらを召喚するスキルをいつの間にか手に入れていた!
いつも通り、ハンバーガーの材料を召喚した!次々と、ハンバーグを焼いていった!
クルトは、ドーナツを店で、揚げて、用意してきたものを並べた。コーヒーも淹れたものを保温していた。
お客さんがやってきた。お客さんは、みんな驚いた!リュウジンバーガーが、こんなところに出店しているとは、夢にも思わなかったようだ。
フローラとエレノアは、お客さんに、メニュー表を見せた。今日のは、出張用なので、ハンバーガー、チーズバーガー、チーズ2倍バーガー、デカデカバーガー、ご飯バーガー、フライドポテト、メロン包み揚げ、だった。ドリンクは、ホットコーヒー、コーラ、オレンジジュース、だった。
お客さんは「こんなところに、ハンバーガーショップが来るとは、思ってもみなかったよ!長生きするもんだねえ!」
コウガは「ありがとうございます!本日は出張販売です!たまに、来ますから、これからも、リュウジンバーガーをよろしくお願いいたします!」
お客さんは「また来るのを楽しみにしているよ!」
クルトのドーナツ店も、コウガのハンバーガーショップに、劣らず、盛況だった。
その近くで、ルイーゼは、ごつい段ボールを椅子にして、お客さんに座らせて、簡易のマッサージ店を開いていた。
お客さんは「あ~~~。いい気持ち~~~。こんなサービスもあってもいいよねえ~。」と満足そうだった。
ジュリエットは、鞄、洋服、雑貨、靴を売っていた。
お客さんは「おしゃれだね~。こういうの欲しかったけど、この辺では無くてね!足が悪いので、遠くまで、買いに行くのは、無理なので、助かるよ!また、売りに来てよね!」
シャーロットは、消臭スプレーや化粧品やアロマ用品を売った。
お客さんは「ここらでも、売っている消臭スプレーや化粧品は、品数が少なくて、おまけに高いので、とても助かるよ!アロマ製品は無いしねえ!よく来てくれたよ!ありがとう!」
アルフレッドは、簡易の椅子にお客さんを座らせて、高速カットをした。
お客さんは「カッコイイ髪型になったよ!ここら辺では、こんなにうまい人は、いないよ!おまけに、おにいさん、優しいね!」
フェリックスは、腕時計を売った。
お客さんは「安いね!おまけに、デザインもいいね!また来てほしいよ!」
簡易のテーブルと椅子で、お客さんは、リュウジンバーガーのイートインをしていた。
お客さんは「このハンバーガー、初めて食べた!感動的にうまい!また、食べたい!」
リュウジンバーガーの移動ハンバーガーショップができた発端のお祭りの時にいた親子連れも来店した。
女の子は「お母さん!夢にまで見たハンバーガーだよ!食べれるとは夢にも思わなかったよ!美味しい!連れてきてくれて、ありがとう!」
母親は「夢がかなってよかったね!」
コウガは、お祭りの時にいた親子連れが、楽しそうにハンバーガーを食べているのを見付けて、幸せな気分になった。リュウジンバーガーをやってよかったとつくづく思った。もちろん、移動式のハンバーガーショップも、大成功だった。




