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第5話

夕食の後片付けは、皆でやった。そして、続けて、コウガの部屋で、遊ぶことになった。


娯楽として、携帯ゲーム機をすることになった。お買い物ゲームだった。


フローラは、この日、調子よく1位になった。


フローラは「ツイてるわ!私!」


クマタンは「そんな日も、たまにはあるわな!」


フローラは「あんたね!私に、なんか恨みでもあるの!いつも、私に冷たいじゃない!」


クマタンは「気のせいだろ。」


フローラは「あんたね!だいたい、おかしいよ!大概、この周辺の人たちは、“お嬢ちゃん可愛いね!”なんて言って褒めてくれたり、親切なのに、あんただけが、おかしいんじゃない!」


クマタンは「そんなことを言う、この周りの連中は、皆、視力が悪いんじゃないか?」


フローラは「なんだとぉぉぉ!?ケンカ売ってんのかよ!」


クマタンは「キャー!!!助けてー!誰かー!」と言って、コウガの背中に回り込んだ。


コウガは「2人共、落ち着きなさい!」


フローラは「売られたケンカは買うしかない!いくら、コウガの頼みでも、どうしたってやめられない!」


この日の晩も、クマタンとフローラは、揉めていた。


コウガは「じゃあ、もう遅いから、風呂に入って寝よう!各自解散!」


それを聞くと、クマタンは「はーい!じゃあ、フローラ君!またなー!」


フローラは「クマタンもな!」


2人は握手をしていた。


こうして、フローラとエレノアは、隣りの部屋に戻った。


コウガは「クマタン!風呂に入ろうよ!」


クマタンは「お供させていただきます!」と、しおらしかった。


風呂場に入ると、早速、クマタンがコウガの世話をし始めた。


手桶(ておけ)で、湯をすくうと、コウガの体にかけた。一緒に湯船に浸かると、タオルをコウガの頭に乗せた。洗い場で、石けんの付けたタオルでコウガの体を洗い、洗い流すと、シャンプーを髪の毛に付け、泡立てると、シャワーで洗い流した。そして、最後に、もう1度、2人で、湯船に浸かった。至れり尽くせりだった。


入浴後、コウガとクマタンは、左手を腰に当て、右手で、冷たい牛乳を飲み干した。


コウガは「これこそが、日本の昭和の牛乳の飲み方だ!」と持論を述べた。


これに対して、クマタンは「いつもながら、素晴らしい飲み方ですね~!」と絶賛した。


この後、いつも通り、歯を磨くことにした。


コウガは「歯磨きお願いします!」


クマタンは「承知いたしました!!!」


クマタンは、コウガの歯を磨いた。クマタンは、自分の歯を自分で磨いた。それがいつもの日課だった。


そして、数時間経って、就寝の時間がきた。


1つのベッドには、コウガとクマタンが一緒に寝ている。


もふもふのクマタンと眠ると、コウガは気持ちよさで、いっぱいだった。


コウガとクマタンにとって、至福の時間だった。

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