表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

29/137

第28話

ヒルデグランドは続けた。


ヒルデグランドは「実はな、レティシアの誕生日を祝ってやりたいんだ!それでな、誕生日会にコウガはじめ、お前のハンバーガー屋の仲間たちを参加させてやる!ありがたく思え!嫌とは言わせないぞ!」


コウガは「お気持ちだけいただいておきます。でも、誕生日会は参加できません。申し訳ありません。」


ヒルデグランドは「はあ?なんだと!?参加できません?理由を300字以内で述べよ!」


コウガは「だって、お客さんで、盛況だけど、まだ店も軌道に乗っていないし、魔王城に行って、失礼があってはいけないので、気を遣って疲れるだけだし・・・。」


ヒルデグランドは「そんなことで、許されると思ってるのか!前回もさっきも言ったが、ワシは漆黒の世界の帝王のヒルデグランド様だ!なめんなよ!」


度々、ヒルデグランドは漆黒の世界と述べているが、名前はなぜか、ヒル(昼)になっている。おかしな話だった。


ヒルデグランドは「ああ、そうですか。って済むわけないだろうがー!子供の遣いでもあるまいし!ワシが本気を出したら、コウガ、お前なんか、一撃必殺で、イチコロだ!泣くなよ!涙ふけ!謝るなら今だ!」


コウガは「へぇー。」と気の抜けた返事しか返さなかった。


ヒルデグランドは「じゃあ、どうしてくれようか?まずは、コウガ、お前を痛めつけてやる!その次は、お前の側近のクマだ!ねえちゃんたちもまとめて、やっつけてやる!痛い目に遭いたくなかったら、言うことを聞け!考え直すなら今だぞ!」


ヒルデグランドは、コウガに嫌がらせの揺さぶり攻撃をかけた。


この緊迫感の中、クマタンは、カウンターの後ろで、ノコギリ、金づち、鉄パイプまで、用意して、待機していた!


コウガは「そんなことしたら、リュウジンバーガーのお客さんはじめ、レティシアさんも悲しみますよ!リュウジンバーガーが閉店してもいいんですか?」


ヒルデグランドは、レティシアが悲しむというコウガの言葉に反応した。


コウガたちを痛めつける→リュウジンバーガー閉店→レティシア悲しむ・・・。


ヒルデグランドは「そんなことは断じてあってはならぬ!」


気を取り直して、ヒルデグランドは「では、コウガさん、どうしたら、参加しますか?」


今度は、さっきとは、打って変わったように、下手にでた攻撃だった。


コウガは「ここで、イートインして、パーティーしたらどうですか?」


ヒルデグランドは「ううん。そんな手もアリかな・・・。しかし、城で、祝ってやりたいしな!」


コウガは「なぜ、お城にこだわるんですか?」


ヒルデグランドは、何か考えている様子だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ