第126話
フローラは「あああああああ!!!全部食べちゃったのね!!!クマタンよりひどいわ!!!元々、クマタンと仲悪くなったのも、ドーナツの取り合いからだったけど、それでも、クマタンでも、全部、平らげなかったわ!」
クマタンは「それ、遠回しに僕のこと、批判してるんじゃねーの?」
フローラは「アレキサンダーよりは、マシというレベルね。」
アレキサンダーは「仲間割れか?仲のいいことですな!」
クマタンは「お前のせいだ!!!捕まえて殴ってやる!!!」
アレキサンダーは「お前のような、とろくさいやつに捕まるようなワシじゃねーぜ!」
クマタンは、手と足を伸ばすことができるので、そうして、アレキサンダーを捕まえようとした。
アレキサンダーは、それを察知すると素早く身をていして、その位置を離れた。
クマタンは、手足は、伸びすぎて、力が入らず、物をつかむことができなかった。
「あれっ?力が入らないぞ・・・。元に戻そうにも戻らない・・・。どうしたんだろう?」
クマタンは、自分自身に問掛けした。
アレキサンダーは「おい?どうしたんだ?元に戻らないようだな。さっきの勢いなくなったな。」
コウガは「えっ?クマタン・・・どうなったの?」
フローラは「クマタン、力を抜いて、もう1度力を入れてみたら?」
エレノアは「医者探してこようか?」
そこに、客のヤモリアとモグラートが現れた。
ヤモリアは「どうしたの?」
アレキサンダーが「こいつが手足、元に戻らなくなったらしいぜ。真面目なワシをいじめようとしたので、神の神罰を喰らって、そうなったんだ。」
クマタンは「お前のせいだ!!!お前と関わったらろくな事がない!!!」
アレキサンダーは「悪かったな!!!」
モグラートは「ショック療法でも試すしかないかな?」
アレキサンダーは「ショック療法?あんたが、提案するんだから、このアホを穴に突っ込んで、もぐらたたきするしかないな。」
モグラートは「いくらなんでも、そりゃないな。」
「こんにちは。皆さん。お揃いね。」
不気味な雰囲気が漂った。クラインが立っていた。
アレキサンダーは「あんた、すごい、存在感だね。オーラが漂ってるよ・・・。」
クラインは「まあ。あなた、私のファンね。ここで、いつもイートインしているのも、偶然じゃないのね。」
アレキサンダーは「ひええええええ!!!偶然だよ!偶然!たまたま、この店に来ているだけだ!じゃあ、コウガ君!またな!結婚式、楽しみにしてるぜ!」
アレキサンダーは、一目散に逃げ去った。
クラインは「恥ずかしがり屋さんね。うふふふふ・・・・・・。」
クマタンは来店したクラインの異様さで、手足は、元に戻った。




