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第122話

アレキサンダーとコウガとクマタンとフローラとエレノアとモールのオーナーたちは、元居たモールの外に居た。


アレキサンダーは、寝そべっていた。


コウガは「皆さん、お疲れ様でした!無事に帰れて、よかったです!それに、原因がジェニファーさんの元ご主人で、何事もなく、よかったです!」


フェリックスは「心配したけど、丸く収まってよかったですね。」


シャーロットは「幽霊だったけど、いい人で、よかったわ。」


ヘルムートは「生きた人間なら、殴ってたところだぜ!」


アルフレッドは「まあ!怖い!」


クルトは「供えたドーナツ、食べたかなあ?」


ルイーゼは「たぶん、食べたんじゃない?」


ジュリエットは「とにかく、めでたし。めでたしね。」


寝転がっているアレキサンダーは「あんたら、よく言うねえ!だいたいだな、ヒルデグランドのやつ、呆れるな!これだけ、ワシらに、すがっておきながら、礼金も無ければ、ごちそうも無い!コップ1杯の水だけだった。3人の鳥姉ちゃんが、配ったが、ワシに持ってきたのは、ラオドールのおじいだった!ワシは、本屋のおじいだけでも、ウザいのに、こんな時まで、おじいとは、どこまで、おじいづいてるんだろう?やってられねーぜ!」


クマタンは「そりゃあ、見てくれから、おじいのお前が、引き寄せてるんだ!」


アレキサンダーは「殴ってやりたいが、クソ!!!腹減って、力も出ない・・・。」


アレキサンダーは、へそ天になって、ぼやいていた。魔王城の入り込みに失敗し、ヒルデグランドからは、あてにしていた謝礼金もなし。骨折り損のくたびれ儲けだった。


コウガは「アレキサンダー、デパートのブースにバージルさんが親戚の結婚式があるらしいんだ。それで、うちのハンバーガーを300個を予約注文していったんだ。アレキサンダーにも、手伝ってもらうよ!アムア教のマルティンさんが、アレキサンダーをリングボーイに指名しているらしいよ!」


クマタンは「アレキサンダーなんかで、役に立つとは思えないけどね。しかし、なんで、よりにもよって、アレキサンダーがリングボーイなんだろう?」


クルトは「アレキサンダー、ハンバーガーのおこぼれもあるよ。結婚式の披露宴の食事もあるだろうしね。」


アレキサンダーは、寝そべっているのに、ロボットのような動作で、“ガシン!ガシン!”と起き上がった。すかさず、立ち上がると「なんだと!?あの不味いハンバーガーを食べれるのか!?おまけに、披露宴!」


コウガは「悪かったな!不味くて!」


クマタンも「お前!また始まったな!」


アレキサンダーは「まあ、いいじゃねーか!食べれるだけ。不味過ぎたら、一口口に入れるのも、至難の業だ!」


クマタンは「お前!どういう意味だ!?それ!」


アレキサンダーは「不味いなりにも、それなりに、なんとか食べれるってレベルだな。」


クマタンは「お前!魔王城行っても、性格変わってないな!ちったー、怖いとこ行って、その曲がった性格、直せよ!」


アレキサンダーは「お前!ワシが、普通になると思ってるんか?バカなんじゃねーの?」


クマタンは「これじゃあ、先が思いやられるなあ・・・。」


アレキサンダーは、思った。“アムア教のマルティンのやつ、ワシが埋蔵金のことをしゃべったので、これを当て込んでるんだな。リングボーイなんかさせたりして、ワシにお近づきをしたいんだな。あぁ~いやらしい・・・。魂胆見え見え。”

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