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第113話

コウガとクマタンがブースに戻ったので、フードコートに1人残ったアレキサンダーだった。


アレキサンダーは「チェッ!ワシ様を置いてけぼりにしやがって!そんな時は、“不味いハンバーガーですが、ごちそうしますよ。”って、お世辞でも言うもんだ!こんなことに気づかないコウガは、どうかしている。そりゃあそうだわな。(かしら)が、しっかりしないうえに、側近がクマだからな。ワシが参謀だったら、あんな店でも、何とかなるだろうに。フフフ・・・。仕方ないな。これも運命か。」


そこに、勇者2人が現れた。1人は、上下の黒色のジャージを着て、もう1人は、ダークグレー色のスーツを着て、白のカッターシャツにえんじ色のネクタイを着用していた。2人共、リュックを背負い、その中には、ソードを入れていた。


アレキサンダーは「あんたら、誰だ?」


ジャージ勇者は「僕らは勇者ですよ。」


アレキサンダーは「マジで!?下町劇場の役者かと思ったよ。もしくは、ちんどん屋かと思ったぜ。」


ジャージ勇者は「冗談言わないでください。僕らは、真剣なんですから。転移して、成功したリュウジンバーガーのオーナーを捜してるんです。」


アレキサンダーは「ふーん・・・。物好きだねえ。」


スーツ勇者は「俺は、サラリーマンやってて、ろくなことがなかったんです。だから、オーナーがうらやましいんです。」


アレキサンダーは「じゃあ、勇者の成功がしたいんだな。じゃあ、とっておきの方法を君たちに指南してあげよう!これはだな、秘宝とも言えるものなので、有料級だ!なので、タダでは、できない!でも、今、入会キャンペーン中なので、友達紹介中でもあるので、特別、割引料金でいいとするよ。」


続けて「では、まず、勇者なら、ギルド登録というのが最初からの規定となる。ワシのこのサークルに入会してから、全てが始まる。入会すると、ギルド登録の諸手続きもワシ側が全てやるので、わずらわしい事務手続きも簡単に済むことができる。では、入会手続き並びに、料金の説明に移る。料金は、お財布にやさしい低料金で、済むので、違約金もない!あなた方にとっては、プラス材料ばかりだ!では、・・・・・・あれっ?あんたら、どこ?」


勇者2人は「コウガさん!どこですかー?」


2人は、コウガのいるハンバーガーのブースに向かって、走り去った。


アレキサンダーは「チェッ!カモがねぎを背負って現れたのに、逃がしてしまったな・・・。チャンチャン。」

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