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第99話

ヘルムートは、小さな乗用車で運転を試していた。それをコウガとクマタンとフローラとエレノアとフェリックスとモールのオーナーたちが見ていた。


これは、フェリックスが花見の時に秘密だと言っていたのは、この車の事だった。


ヘルムートは「フェリックスさん!助かりましたよ!普通では高すぎて、手が出ませんからね!」


フェリックスは「野牛や移動式ハンバーガーショップの売り上げで、利益になったからね!この車の材料費が出たよ!」


コウガは「免許はどうしたんですか?」


ヘルムートは「すでに、免許をもらった人が既定の期間、横に同乗して、その人がオッケーしたら、免許もらえるんだよ!」


コウガは「ここの世界は、日本と違って、免許も楽に取れるんですね!」


フェリックスは「野牛で、利益を得たのは、遠回しにアレキサンダーのおかげもあったかもしれませんね。」


コウガは「まぐれかもしれませんが、あんなのでも、役に立ったのかもしれませんね。」


クマタンは「弊害だけじゃないですか?たまたま、そうなっただけですよ!」


そこに、酒の配達のてっちゃんがやってきた。


てっちゃんは、店に入ってくるなり「この近くの道路で、白いチワワ犬が馬車にはねられて、即死やったらしいで!」


コウガは「ええっ!?本当に!?白いチワワ犬!?」


クマタンは「マジで!?」


フェリックスは「もしかしたら、噂をすれば影で、アレキサンダーかなあ?」


ヘルムートは「あんなやつ、殺したって、死ぬようなタマじゃないだろう!」


フローラは「あんなの100歳は、越すぐらい迷惑をかけて長生きするんじゃない?」


エレノアは「そんなことあるかしら?」


クルトは「事実は小説より奇なりということもあるからなあ。」


ジュリエットは「あのアレキサンダーが?」


クマタンは「アレキサンダーだとすると、この近くだから、うちの店に来て、いちゃもんをつけようとしたのかな?」


アレキサンダーは、どこまでも、嫌われていたので、この見解だった。


コウガは「じゃあ、わがままを言ったり、また、何か気を引こうとしたのかもしれないな!」


てっちゃんは「そうや!思い出したで!はねられたチワワ犬は、探偵服を着てたそうやで!」


コウガは「探偵服だって!?アレキサンダーが以前、着てた時があった!トリュフを探してた時だった!」


クマタンは「ああ!それなら、アレキサンダーだ!あいつにしては、よく探偵服なんて、着てるなと思ったよ!あの時だって、そんな衣装着てた割に、探さずに昼寝してたな!邪魔するよりは、よかったけどな。」


コウガは「ボロカスだなあ。しかし、アレキサンダーが死んだりするかなあ?」


ジュリエットは「白いタキシードなら、以前、騙されて、作らされたけど、探偵服なんて、犬にしては珍しいわね!」


コウガは、てっちゃんに「この近く?」


てっちゃんは「うん!そうやで!A工務店の傍や!」


コウガは「今、お客さんいないから、行ってみるか!」


クマタンは「うん!そうしよう!」


コウガはじめ、クマタン、フェリックスたちは、チワワ犬がはねられた場所に急行した!

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