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障害者と転生天使

俺の物語が始まったがまだ名前を名乗ってないことに気づいた。俺の名前が着くまでには奴、つまりシルヴィアと一悶着あった。全くあいつは一話につき一回以上俺を殴らないと死ぬ呪いにでもかかっているのだろうか。



俺はその時とても憂鬱な気分だったまず雑魚すら倒すのにクソ時間がかかる俺が旅に出たら秒で死ぬ。だからまず俺は仲間集めから始めた。旅に出ないことも考えたが、そうすると存在を消されてしまうらしいので、一応そこは守っている。さて、ここで転生した俺のステータスを確認してみよう。まず攻撃力だけで言ったらスライムに負けている。マジでシャレにならないwちなみにどんな技を使ってもダメージが1しか出ない俺を嘲るようにMPはステータス値をはみ出ている、俺のための世界なのに、その世界にすら嫌われているようだwそして、一番きついのが俺は、俺が生まれたという設定のこの村では、俺は明るい人気者という設定らしい、だからクソインキャの俺のHPはもうゼロだw俺の中で大草原が完成し、ステータスを把握したところで、俺はため息をつき恥ずかしながら悪態をついた。

「そもそもなんでこんなことになったんだよ!」「ちょっと」「なんだよ前日に死んだとか!」「ちょっと」「あの天使ももうちょいがんばれよ!」「ちょっと!」

おっと誰かに話しかけられていたようだ、俺は仲間集め中なので大歓迎だ。....村の奴ら以外はな

「すみません、考え事をして....おまえは!」

「文句ばかりで自分をどうにかしようとしないところがあなたの生前からの汚点ね」

そこにいたのはあの天使だった.....

「ちょっ!おい待て羽はどうした」

「あったらまず挨拶でしょ、どうやら状況が理解できていないみたいね、やっぱりミジンコレベルの脳しか持っていないクズね」

俺の人生を語る上で俺がクズだということは前提条件だが........流石にひどくない?

「はぁ、順を追って説明するとここがあなたが転生するための世界として用意されていたように、私もあなたのために用意されていた物の一つなのよ」

「それはわかったけど.....なんでここにいるんだ?」

「だから!あなたに同行するために私も転生する運命だったってことよ、はぁ〜、」

「なんでため息をついたのかは後でゆっくり話し合うとして、本当に同行してくれるのか?」

「だから、そうだって言ってるでしょ」

「.......ありがとう」

「.......なんで礼なんてしてるの?」

「俺以外とこの世界心細かったんだ、村の奴ら情報としては頭の中に入ってるけど、俺からしたら実際は、一回も会ったことない奴らなんだ、おまえは俺の人生を見てたんだろ、ならあったことない奴よりはずっとずっとマシだ」

「でも、それでも義務だからついてくだけなんだから感謝なんてしなくてもいいのよ」

と言ってバカねと何故かわからないが彼女は笑ったその笑顔は俺の人生で最高に可愛い笑顔だった。

「ところであんたのスキルって何になったの?」

「なんかよくわからんが人を転職させれるって雑魚スキルだった」

「ふ〜ん、じゃあ、まずはわたしを転職させてちょうだい」

「ど、どうやるんだ?」

「そんなのバグスキルなんだからわかんないわよ」

「わ、わかったとりあえずなんとなくやってみるよ」

俺は当たり前だが人を転職させるのは初めてだ、が不思議とやり方は知っていた。俺は手に力を込めて彼女に手をかざした。

「な、なんの職業につくんだ」

「あっ、えっと....考えてなかったわ....えっと、そうね魔法使いくらいならあんたでも転職させられるかしら」

「えっと.....こうかな」

俺は魔法使いを思い浮かべ手の力を強めた。そうするとたちまち、彼女に天から光が降り注ぎ彼女は転職したようだった。

「彼女は転職したようだった.....じゃないわよ!なんでこんな露出が多くなってるの!?」

「うん、ごめん多分俺のイメージ」

彼女の服は上が肩が大きく露出していて、あとGカップはあるであろうふくよかな胸が溢れそうになっていて下は可愛いフリルスカートになっていた!はっきり言わせてもらおうめっちゃ可愛い!そんなことを考えていたら彼女に殴られ、今日はもう口を聞いてもらえなかった。

次の日、俺たちコミュ障の俺からしたらすでにラストダンジョンだった町から去ることにした。

そして俺たちは、近くにある巨大な街オリビアへと向かっていた。

「そういえば、まだ名前も聞いてなかったな」

「そういえば、そうねじゃあ私から言わせてもらうわ私はの名前はシルヴィアよ」

「俺の名前は知っているだろうが俺も一応名前を教えるよ、俺の名前は、乱刃潔らんば いさぎだこれからよろしくな」

昔から思っていたが俺の親のセンスは破綻している。

「よろしく、それとこの世界じゃ漢字は通用しないわよ」

「そうか、どうしよっかなー自分の名前を決めるなんて難しいな」

「そうね.......名前と苗字の頭からライなんてどうかしら」

「なんか意味があるのか?」

「意味は....嘘ね」

「なるほど、俺みたいな人間の生まれ変わりにはぴったりだな...じゃあ俺は今日からライだ、よろしくな」

かくして俺の名前はライになった。

そして、いけすかなくて時々見せる笑顔が天使な女、との旅が始まった。もっともよく考えたら旅に出て何をするのかも考えていなかったのだが。

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