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雑多  作者: 莉猫。
~雑多の章~
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あなたを想像する時



あなたを想像する時

鳴いているのは蝉がいい

クマゼミのシャンシャンいう

求愛の音を聴いて

胡座をかいてうちわを扇いで

水色のアイスを食べて

涼んでいるのがいい



あなたを想像する時

食べているのはスイカがいい

農家から貰いうけたスイカを

独り占めして三角に切り分けて

塩を振ってかぶり付いて

夜の虫の音を聴いて

徐に月を眺めているのがいい



あなたを想像する時

遊んでいるのは扇風機がいい

一畳の部屋の窓を開け

古くさい扇風機を引っ張り出して

埃を取った後近寄って

子どもみたいに口を開けて

あーと声を震わせるのがいい



あなたを想像する時

厄介者扱いされるのは蚊がいい

酒に酔っぱらいそ寝てしまい

豪快なイビキをかいて

眠るあなたの腕を蚊が刺して

痒みに気付いて起きて

しぶしぶ蚊取線香を付けるのがいい



あなたを想像する時

脳内の季節はいつも夏で

こうであってほしいを

詰め込んでいるだけ



こんな下らない妄想で

終わってしまう前に

本当のあなたを知りたい

手遅れだと分かっていても






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