バッグに付けたストラップ
「ねえ、その人形可愛いね」
「赤くて可愛いリボンが付いてる」
「でしょ!?新しい人形なの~。この前たまたま見つけちゃってさ~ 一目惚れして買っちゃった」
「へえ、私も新しいバッグ買ってストラップ買おうかな」
「またー、そのバッグ買ったの五日前じゃん。私と初めて遊んだ時!まだ使ってあげなよ」
「そうだね、取っ手が破れるまで使ってやろうかな」
「それで町歩くの?恥ずかしー」
「あははっ」
「やっば!彼氏との約束に遅れちゃう」
「え、そうだったの!?早く行かなきゃじゃん」
「うん、じゃあね」
「じゃあね~」
「あれ、また新しい人形付けてるの?」
「うん!服買いに行ってたんだけどー、可愛いのがあって衝動買いしちゃって」
「へえ、クマのストラップだー
前の人形より全然いいじゃん!古いのはどうしたの?」
「ははっ あれは捨てちゃった~ だってもう必要ないんだもん」
「ははっそうだねー、古い人形が増えたら邪魔だもんねー、
あ、ごめん、私友達と約束してたんだった!」
「ウソー、早く行ってあげなよ」
「ごめん、なかなか話せなくて...」
「いいのいいの、早く行ってあげなって。またねー」
「またね」
「次はどんなの買おうかな~」
物の価値って




