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世界が半分なせいで
世界が半分なせいで
私達は死なずに生きれます
まず、幸があります
不幸もありますが、幸と不幸は交互にやってきます。
明けない夜はないというように
明日があるというように
仲間と楽しい会話をした後に凄惨な事件があるように
雨が上がると山の麓に虹がかかるように
悲しい曲を聞いた後見たい番組が始まるように
或いはスポーツ番組の延長戦で番組が見れないように
そして、救いがあります
救いがあれば、絶望もあります。
人を救うのも落とすのも人だというように
皆様が神様や仏様を信じるように
酷いことを言われても慰めてくれる人がいるように
一日中仕事をしていた人がジュースを奢られるように
買ってきたケーキが食べられるように
嫌いな人がいれば好きな人がいるように
世界が半分なせいで
私達は幸と不幸の間にいて
世界が半分なせいで
人は迷うのであって戦うのであって
なんとなく、なんとなくいい世界です。
