56/170
女社会
こうなる気がしていた
幽かにあった 小さな軋轢
凍った池の真ん中に立って
踏みしだくと 大きく割れた
こっちに来るな
何でお前がいるんだよ
強烈に理不尽な言葉
私はあの人に嫌われている
嫌われているのなら
何か問題があるはず
行き当たりばったりの
間違い探し
気に入られたいのか
そうでもない
元の関係に戻ることが
出来るならやってみたい
しかし過去に遡るような
ファンタジックな出来事は
起こらず
原因だったのかもしれない
事を見つけては
後悔に嘆いている
どうすればいいのだろう
女の世界は常に戦場
途中参加は認められない
親友と呼べる相手さえ
いとも簡単に蹴り落とす
常に一人ぼっちの社会
全て明かすと逃げ場はない
こんな所に放り出され
どうすればいいのだろう
答えを求め彷徨う
どうすればいいのだろう




