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雑多  作者: 莉猫。
~雑多の章~
46/170

雪の日の憂鬱

真綿がふわふわ舞う


くるりくるりとダンスする


まるでバレエのよう


ここはスノードーム



地面に落ちた雪は


靴に踏まれて


黒くなった




銀色の地面を


ざくざく歩こう


子どものように


行き先知らず




グレーチングの向こう側


雪解け水が流れている


この思いも流しておくれ


抱えて歩くのは重たいから




駅に着いて


椅子に座った


大雪との事だった





あんなに好きな雪の日なのに


今は何も感じない


この冷たさに


心も体も耐えかねて


凍え死んでしまいそうだ








××××××××××××××


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