雑多

～雑多の章～

浄化/戒め

浄化

すしんと、張り詰めた空気

雪が降りそうな、冬の昼間

私の魂が

浄化されていくようだ

肺胞が氷（こお）るように

皮膚が冷めるように

体は大地と共鳴し

大地は体と共鳴する

戒め

死にたいと言うな

生きたいと言え

生きた心地がしないくせに

悲しいと言うな

嬉しいと言え

悲しいという思考に悲しくなるくせに

不幸だと言うな

幸せと言え

時間が経てば全て幸せだと分かるくせに

出来ないと言うな

出来ると言え

実行してないくせに

忙しいと言うな

暇と言え

忙しさに理由が出来ないくせに

病んだと言うな

健康だと言え

数日すれば良くなるくせに

逃げたいと言うな

立ち向かうと言え

尻尾巻いて逃げたのは誰か

分かっているだろう

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「戒め」は私の為でも、貴方の為でもあります。