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雑多  作者: 莉猫。
~多彩の章~
131/170

篠突く雨






しとしと降り始めた雨は

柔らかな細い小雨から

激しい雷雨へと変わっていく



地面に叩きつける

篠竹の竹林のような篠突く雨

校舎の屋根に当たって

不規則な音が聴こえた



エアコンの効いた教室内

窓の外を眺める

遠くの山は霧で見えなくなり

近景も薄く白んでいた




肌寒さを感じ

窓を開けると不思議なことに

雨が和らいだかのように思えた



劈く雨の向こう

周囲の音がかき消され

雨音が止まった頃に

女の姿がある



ベンチに座り此方を見ている



陶器のように白い脚の

艶やかな黒髪の女性

白いワンピースは雨に濡れ

妖美に微笑んでいた




挿絵(By みてみん)












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