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雑多  作者: 莉猫。
~多彩の章~
105/170

心の叫び、透明。

心の 叫びを 聞いてよ


分かんなくなっちゃったんだ


おれが 誰で 何なのか



誰しも 自分の 存在に


疑問を抱くことが あるだろう



誰しも 自分と いうものに


違和感を感じることが あるだろう



他人から 見た 異なる自分に


おれは 今 猛烈に 混乱している


おれが くしゃみを しただけで


人の 評価ってやつが 変わってくるのさ




寒いのか と思った 奴


五月蝿いな と思った 奴


おれの 予想では これくらいが 限界だ


中には 突飛なことを 思う奴も いるかもしれねぇ




逆も同じで おれがくしゃみを した奴 を


目撃した時 浮かぶのは 感想だけだ




書き綴った 詩も そうだ


客観的に 見てみると


こいつは 下らん 奴だなと


たまに 思う 時がある



確かに それは おれが 書いた


おれが 書いたが 別人のような 感じがする


そういうとき おれの 頭の中では


もう一人の 俺が ケラケラ 笑うんだよ




おれが 書いた ものじゃねえ


だが もう一人の 俺 文字を書けない


なら この文は 誰が 書いたんだ


お前が 書いた やつだろう



おれは こんなの 書かねえぞ


書かれているのは おれの 文字だが


これを 見て お前は どう思う


浮かぶのは 感想 だけだ



おれの 詩という 結晶は


何色に 光る


おれの 書いた おれの 詩は


つまらない色に 光ったが


それも 感想の 一部でしかない




あれこれ 瞑想 していると


もう一人の俺は 言った 透明だ


何色に なるか 分からないから 透明だ






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