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未来への不安
空一面にある雲は
青と白と橙色で
スーラの点描のように
色同士が一体化していた
街は夕暮れ
人の声が連なり
それを遮るように
車の音がする
甲高い歩行者用信号の
機械的な音がして
我に返った
私を置いていくように
遠ざかる靴の音
個々の目的地に向かって
何も言わず消えていく
残された私はただ思う
密接な人との交わりがある街で
すれ違いしか出来ないことを
××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××
空一面にある雲は
青と白と橙色で
スーラの点描のように
色同士が一体化していた
街は夕暮れ
人の声が連なり
それを遮るように
車の音がする
甲高い歩行者用信号の
機械的な音がして
我に返った
私を置いていくように
遠ざかる靴の音
個々の目的地に向かって
何も言わず消えていく
残された私はただ思う
密接な人との交わりがある街で
すれ違いしか出来ないことを
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