16・「1の扉」が開く時
『――人は、幻想したモノを実現させる力を持つ。なぜならば、人は空を飛ぶ夢を見て、空を舞う箱を浮かべ……夜空の月を見上げては、そこへ到達したのだから』
湖に、大きな金属の箱が浮かんでいる。
その湖に浮かぶものを間近で見ようと、噂を聞きつけた人々がヤチボカ村に集まって来た。人々を運ぶ船も、いつになく大盛況だった。
「お、君も来ていたのか」
「そう言う君も、物好きだな」
「なんだろうな、コレ」
「何かわからないけれど、好奇心が沸かないわけが無いよ」
変化の少ない世界に訪れた大きな事件に、普段、外に出ない人まで興味を抱き、この小さな村に集結していた。
「ふふ。すごい人数だ。この船を見に、人が集まることは予想通り」
しゅりは、ご神木の上の方の枝に座り、集まる見物客を楽しそうに見下ろしていた。
「そろそろ、いい頃合いか。テースキラやアラクは、大勢の人前で話すのは、あまり得意では、なさそうだし」
しゅりは、樹の上からそうっと飛び降りる。気がついた時には、鉄の船の甲板に移動していた。船上に姿を見せたことで、視線がしゅりに一気に集まる。
「やっぱり人が多いなぁ。声、後ろの方まで届くかな」
声の大きさには自信があったが、ここは野外。声は拡散してしまいそうだ。
「こんなこともあろうかと……」
しゅりは、拡声器を取り出した。声は遠くまで綺麗に届き、しかもハウリングの起きないすばらしいモノだ。
「時が来たんだ!」
しゅりの第一声が、響き渡る。
「信じられないかもしれないけれど……」
島に住む人々を前に、しゅりは語る。かつて、ある星で多くの生命たちが滅びようとしていたことを。それを憂いた者たちが、隔離された小さな世界を作ったことを。そして、その世界に生き物たちが移り住んだことを……。
それは、代々語り継がれてきた物語。
月日が流れるほどに、作られた話と化していった物語。
「嘘だろう?」
「外に世界があるなんて。爺さんが言っていた、あの話は本当だったのか……」
「あの神話は実際にあったことだったのか」
話に耳を傾ける人々は、驚きを隠せない。到底信じられない話なのだ。
だが、湖に浮かぶ自分たちの技術では作ることができない金属の船を見る限り、少なくとも大昔に栄えた文明があったことは信じざるを得なかった。
「そして、今、君たちの先祖が託した願いが叶う時が来た。君たちが生きることができる、空気と水にあふれる星、広い大地に降り立つ時が!」
今、世界に起きていることを、起こそうとしていることを、しゅりは語る。
「それを可能にするのが、この金属の大きな船。この造られた世界から外へ、希望の星へ渡るの船。君たちは、選択しなくてはならない。これまでのように、このちいさな故郷に残り、何も変わらない箱庭に住まうのか。海を求めて、故郷を離れ、広大な世界へ行くのか」
一つの島と一つの湖しかない箱庭に住むすべての人が、それぞれに選択する時がきたのだ。箱のような世界に留まるか、それとも別れを告げるか、と。
「それを選ぶのは、君たちひとりひとりの自由だ」
しゅりの長い長い話が、終わった。
人々はしばらくの間、何も言わなかった。言えなかった。
「今すぐとは言わないから、ゆっくり考えるといい。時間はまだあるから」
そう言うと、しゅりは甲板からゆっくりと姿を消した。
しゅりの姿が消えると、ぽつぽつと、話声が聞こえ始めた。
「私は外へ行こうかしら……。おもしろそうだし。ね?」
シルルはオルドビスに言う。
「う、うん。……い、行こうか。ちょっと怖いけれど。外の世界か、どんなところなんだろう……」
「まだ見ぬすみっこ……」
「外の世界か。うおおおおおお!」
「あの大きな船のすみっこは、いいかも」
「今度は僕も兄さんたちと行く」
彼らは隅っこを常に求めている。
「外にも温泉はあるかしら」
村の娘たちは口々に言う。
「新たな地に行こうとも、我々影集団『失楽園』は、永遠に不滅である!」
隊員たちは、団結している。
「新天地にて城を建てまくろうぞ!」
「おお!」
白い布をかぶった集団が円陣を組んでいる。
「おいらは、そとへ、いきたいよーん」
もともと海に憧れを持っていたヨンヨンは、迷うことなく選択する。
「お外、行きたいですぅ」
「ですぅ~」
玉殿と房殿は、ヨンヨンのヒレを手に取り、輪になった。
「いっしょに、ゴッコして遊ぶですぅ」
「ですぅ〜」
「よーん」
その様子を猫仮面は木の影の中から見守る。
「玉房ちゃんが行く所、どこまでもついていく……」
若者たちの多くは、もう既に外の世界に思いをはせていた。
しかし、一方で、いまさら生活を変えられない人たちもいる。彼らは箱の中の世界で果てると決める。
「私たちに構わず、未来ある子供たちは、行きなさい。外で」
食堂のマスターが言う。
「苦難の道かもしれない、でも、この閉ざされた世界では、物足りないのでしょう? 若いということは、そういうこと。狭い世界にいては、駄目だ」
「さびしくなるわねぇ……」
「みんなで、お別れの祭りでも開きましょうか。今までに無いくらい盛大に」
「そうそう、10日くらい、ぱーと、ぶっ続けに!」
「あなたは、お酒が飲みたいだけでしょう?」
「はははは、違いない」
人々は、宴の準備を始めるのだった。
船上での演説を終えたしゅりは、金属の船の内部を訪れていた。そこには、苗木や種といった植物、家畜の番い、様々な日用品が整頓されて積まれていた。
アラクとテースキラは、出港のための積荷の確認をしていたのだ。
「あとは、乗り込む人に任せたら良い。何も君たちが全部やることはないさ。二人とも、祭りに宴に参加しよう! まつり、まつり、まつーりが始まる!」
しゅりはアラクとテースキラの手を引き、外へ連れ出そうとする。
「はしゃぎすぎ、」
「まったく……君は」
二人は呆れながらも、しゅりになされるがまま、船の外へ連れ出された。
新たな場所へと旅立つ者たちと、閉ざされた世界に残る人たちの別れの宴は、日を跨いでも行われた。
人々が集い、旅の無事を祈っていた。
「この日が来るとは、な。ここまで、どれほどの時間が経ったことか」
長かったというべきか、否か。アラクは、カランと氷の入った器を鳴らす。
「もう遠い昔……この世界が閉ざさる時も見た光景だよね」
しゅりは、氷の入った飲み物を飲み干した。溶けて小さくなりかけた氷も噛み砕き、コップは空になる。
かつて、この世界が完成した時も、大きな式典を開いた。しかし、あの時と違うのは、流される涙が失うことの悲しみや絶望、不安から来るものではなく、希望と期待に溢れていることだ。
「『星を破壊する数多の物質』は、世界を覆う青い奇跡を滅ぼした。……それは、まるで儚い夢のように。世界は悪夢に侵食されていった、」
この神話として改変された物語は、史実を元にしている。青い星の青さたる大気の消滅を。黒く汚染された大地と海を。それでも母なる海に守られ、生活してきた歴史を。
「閉ざされた空。偽りの太陽……管理された箱の中の世界。この小さな世界でさえ手からあふれる、」
テースキラは空を見上げた。この狭い世界では、管理が必要だった。しかし、管理が行き届いた、この閉ざされた世界でさえ、完全ではない。人は完全な神には、なれない。なれなかったのだ。
「何千年も経てば、色々ガタもくるさ。万物は永遠ではないのだから」
しゅりは氷のおかわりをしながら、言った。
「人工太陽調光システムの破損、擬態監視システム数体の緊急停止、重力システムの異常、数えたらきりが無い、」
テースキラは最近起きた不調を挙げた。
「だから、冬は長引き、君の雛子は瀕死、しゃもじは飛んだ!」
「あの場所で、アレを飛ばしたのは君だろう?」
アラクは、かかさずつっこむ。
「そうだっけ?」
しゅりは、にやにやしている。絶対に覚えている顔だ。
「発生した問題の大半は解決した。世界は、今まで通り変化なく続いていくこともできるだろう。しかし……人々が箱の外に出ることによって、確実にこの小さな世界は終焉に向かう。外へ出ることが、本当に良いことなのか。管理者の無い厳しい世界で、果たして未来を紡ぐことは可能なのだろうか。小さな箱の中に唯一残された……『変化のなく続いていく未来』と言う名の希望でさえ、失うかもしれない、」
テースキラの瞳に、赤い煌めきがはしる。まるで夢を見ているかのように、その瞳には何も映していなかった。
「しかし、それでも。コトはすでに動き出した。この小さな世界に刻む記憶は、これから先、ゆっくりと絶えていく。そうでなくてはならない。この世界は仮初。未来を紡ぐ役目は終える時が来る……」
アラクもまた、この小さな世界が最終的に向かう先が分かっている。
それとなく沈黙が落ちた。
……と、テースキラの赤い瞳が、くるくる輝く。
「おや……船長さんとヨンヨンちゃんが、もうすぐここに来る、」
「相変わらず、君の眼は良いね」
テースキラの言う通り、小脇にヨンヨンを抱えて、船長はやってきた。
「てれーすさんと、ふくげんやさんと、しゅりさんを、みつけたよ~ん。こんにちはよ~ん」
「こんなところにいたんですね」
「おお、船長さんにヨンヨンちゃん! ご機嫌いかが?」
しゅりは、大げさにヨンヨンを出迎え、そっとその腕に抱える。
「よ~ん」
ヨンヨンはしゅりに抱えられて、ご満悦だ。
「ヨンヨンちゃんも、大きくなったね? 久しぶりよ~ん」
「この前、会ったばかりだよーん」
「そうだっけ? おいら、忘れちゃったよーん」
「忘れちゃったのは、しかたないよーん」
「うん、忘れちゃったのは、仕方ないよーん」
「よーん?」
「よーん」
「よんよよんーん?」
「よんよんよーん」
「おいらのマネしているよーん?」
「おいらのマネしているんだよーん」
ヨンヨンとしゅりは、いつまでも「よんよん、よんよん」言い合っている。
「あれ? しゅりさん……酔っている?」
いつにも増して、くるくるっとした煩わしさが半端ない。
「いや、酒は全く入っていないはずだが?」
しゅりが、先ほどから飲んでいたのは、単なる氷水である。
「シラフでも、テンションがおかしいのは、いつものこと、」
「よんよーん」
「よんよーん 。ヨンヨンちゃんは、どうしてここに来たんだよーん?」
しゅりは、まだヨンヨンの真似をやめていない。
「そうだよーん、思い出したよーん。おいら、聞きたいことあったから、ここに来たんだよーん」
ヨンヨンは、ここに来た目的を思い出したのだ。
「みんなは、一体、何者だよーん」
それは、ヨンヨンだけではなく、船長も気になっていたことだ。何百、何千年も生きていたような表現、この世界を造り、管理している者たちの正体を。
「うふふ、ひ・み・つ、だよ~ん」
しゅりの、元も子もない答え。
「教えてよーん」
「嫌だよ~」
「よーん」と言うのかと思いきや、言わないしゅりのフェイントに、ヨンヨンは頬を膨らます。
「でも、おいら、ほんとうは、しっているんだよーん。えほんに、かいてあったのよーん」
「何が本に書いてあったのかな? ヨンヨンちゃん」
しゅりは尋ねる。
「ほんには、かみさまが、せかいを、つくったって、かいてあったよーん。だから、かみさまなのよーん?」
ヨンヨンは、質問をする。
「残念。ここに……その本に書いてあるような『神』は存在しないんだ」
しゅりは、「ふふっ」とため息のような、笑い声のような息をはく。
「残念だけれど、ボクたちは、そんな畏れ多いモノじゃない、」
テースキラはいつものように決まった動作でやさしく微笑み返す。
「……かみさまじゃ、ないのかよーん」
その答えに、ヨンヨンは残念そうだ。
「でも、全てを知り、全てに存在し、無から有を創造できる『モノ』は確かに『いる』し、場合によっては、それは『神』と呼ばれたりしている。その存在は、微かに感じることしかできないけれど、でも確かにいるよ」
しゅりは『神』の存在を肯定する。
「よく分からないよーん」
ヨンヨンは、小さなヒレをパタパタさせている。
「でも……ヨンヨンちゃんが思う『神さま』と言うのは、きっと、アラクやテースキラの事かな。そっちの方が、よっぽど民衆好みの『神』だ。世界を復元する神アラクに、世界を見守る神テースキラ……。存在を認知しがたい不確かな『神』よりも、よっぽど格好いい」
しゅりは、アラクとテースキラの肩をたたく。
「しかし、そう言う君も人のことは言えないぞ。神出鬼没のしゅり」
「そんなことは、ないよ」
しゅりは否定する。
「こいつはな、観察者なんだよ。どこにでもいる単なる観察者……」
アラクは言う。
「観察者?」
船長は聞き慣れない言葉に、首をかしげた。
「観察者、良い表現だ……特に『単なる』と言う所が気に入った♪」
しゅりは、喜びを表すように音符を散らす。
「そこが気に入ったのか。……らしいと言えば、らしいが」
アラクは、未だにしゅりのツボが、よくわからないでいる。
「ふふふ」
しゅりは得意げに、棒と紙をどこからとも無く取り出した。何か説明する前触れだ。
「観察者。その名の通り、観察する人のことだよ。ただ観察する対象が普通と違う」
しゅりは、これを広げて持っていて! とばかりに、アラクに紙を押し付けた。
「世界は、いくつもの次元と、ありとあらゆる時間軸が複雑に絡み合ってできている。そして、普段は他の結果の世界に干渉できないようになっている。だから、大半の人は限られた部分、つまり一つの流れの世界にしか存在できず、観察できない」
紙には、世界全体を表す丸と、分岐した先の結果と、観察者の動きとが、描いてあった。
「でも、人よりも多くの場所に『存在』し『観察』し『知ることができる』時があるんだ。ありとあらゆる場所の結果の行き着く先を見ることができるんだ。雑多に見える世界も、特定の場所で『一つ』に集約される時があるから」
しゅりは、そう答える。
「分かったような、分からないような……」
図にも、そのようなことが書いてあるのだが、完全に理解するにはいたらなかった。
「何も難しいことは無いよ。あくまで、今現在、ここにある結果を観察することができるだけ。すでに起きた結果に影響を与えるような過去への働きかけはすることが出来ないし、未来に起こることなんかも、あくまで経験則の予測、可能性の範囲でしかわからない」
「でも、それは普通のことなんじゃ?」
誰も過ぎてしまった過去に干渉できないし、誰もやってくる未来のことは分からない。
今、起きていることしか分からないということは、誰にでも当てはまることだ。
「そう、誰にでも当てはまること。だから、自分は普通の人って言うことなのさ」
しゅりは、口元を緩め微かに笑む。
「いやいやいや……」
しゅりの話が的を射ているようで、大きく外しているのか、自分の理解を超えているのか……
「……やっぱり、よく分かりません」
「おいらも、むつしくて、ぜんぜんわからないよーん」
「ヨンヨンちゃんには、難しかったかな? でも、大丈夫! 実は自分もよく分かっていない!」
「わからないのよーん?」
「どれくらい自分の正体を把握できるだろうかって話だからね」
「おいらは、おいらだよーん?」
「そうだね。結局はヨンヨンちゃんはヨンヨンちゃんで、船長さんは船長さんで、自分は自分って認識していることなんだよ」
「……よーん?」
「うまく、はぐらかされてしまったな」
アラクは、やれやれとため息をつく。
「……きっと永遠に謎なんだろうね。師匠が『何』であるかは、」
テースキラが、この話題について、わかりやすくまとめ、一応は解決したことになった。
「それはそうと、船長さん。君の帆船も、良かったら積もうか? 使い慣れた船だ、外の海でも役に立つ」
アラクがとんでもない提案を出す。
「え、できるんですか」
「もちろん」
「あ! あと。調べられた範囲でだけれど、あの星の危険なキノコとか、恐ろしい動物とか、近づくな危険地帯とか。
そんなのを記した。役に立つかは分からないけれど、餞別に」
割り込むようにしゅりるりは一冊の本を手渡した。あえて、危険なものしか書いていないところが、しゅりるりらしい。
「……あなたたちは、これからどうするんですか?」
船長は、3人の人ならざるものたちに問う。
最初に答えたのは、テースキラだ。
「この世界の一部であり、ここでしか生きられない偽りの身体。この世界からは、出ることは出来ない。しかし、見ていよう。君たちのいる星を。いつでも、」
最後まで、難解な答えを返す、テースキラ。
「私はここに残り、最期の人が果てるまで、誰も知らない世界の果てで、今までのような復元を続けることになる」
『外』に出て行く者たちは、アラクに会うことはないだろう……。
「もともと、ココの住人ではないし……そのうち暇つぶしに遊びに行くかもしれない」
三人の中では、ナニモノにもとらわれず、自由気ままなしゅりるり。会おうと思えば会えず、そして、思わぬ時に逢える人物だろう。最後まで、よく分からない正体の人だ。
「君は、何物にも囚われず自由だから羨ましい」
「あはは、単なるさびしがり屋でお節介なだけだ。自由でどこでも行ける、と言っても、何でもできるわけではなく、結構制約が多くて、滅びいくあの星に対して、見ていることしかできなかった。それは結局何もしてあげることができないのと一緒だ」
しゅりるりは言う。その言葉に、アラクは昔を思い出したようだ。
「……滅びの前に、幾度も復元を試みた。しかし、皆の心にある海の記憶の具現化、記憶による失った部分の補完。記憶による復元は限りなく元通りにできるが、それはあくまで記憶の中にあったもの、元のものとは少し異なる場合がある」
アラクの表情が曇る。
再生されたものと、元のもの。修正された、元のもの。この小さな世界は、本物ではないのだ。
「……限りなく、では、やはり駄目だったのだ。人々は本物の海を求めた。母なる大海原を。広大な星の海の中にある、本物の生命の循環を」
アラクは、船長を見つめる。
「これから世界を自ら作り上げ、うみださなくてはならない。君たちの手で本当の海を……世界を」
時に優しく、時に厳しい、母なる海を求める者たち。見守る神のいない世界へと旅立とうとする者たち。
彼らに幸があらんことを、そう、願わずにはいられなかった。
★よんよんの秘密の日記「はこのなかのせかい」★
うみは ここにはなくて せかいの おそとにあるらしいよーん
せかいのふたを ひらけば そこには
ほしのうみが あるらしいよーん
おおきな ふねに みんなと のれば
ほんとうの うみにも つれていってくれるらしいよーん
それは どきどき わくわく なのよーん
でも いままで すんでいた ところとは おわかれしなくちゃ いけないみたいよーん
さかばのおじさんに もらった おいらの こっぷは
おわかれの せんべつなんだってよーん
おじさんと おわかれするの かなしいよーん
それから さんにんの かみさまに あってきたよーん
でも かみさまは じぶんのことは かみではないと いっているよーん
おいらにとっては かみさまは やっぱり かみさまだよーん