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イマゴロセツナ 詩集

万能適応ボーイ

作者: keisei1

 凍る顔 冷たい言葉 冷徹ボーイ 


 刺々しくて 刺さると痛いぜ ハリネズミ上等


 

 クラッカー鳴らして パーティーピーポーピポー


 警察官が飛び出し 通行止め



 僕らはワルでも優等生でもなくて


 でもそれなりに 存在意義があって


 今日も高架線の下で



 ちょい涙零し 強がりもあり


 でもやる時はやる 適応力 少しは褒めて



 整列して並んで 敬礼するほどじゃない


 それだけど 別に意地を張ってるわけでもないし



 生存能力は 時には万能で ゴーゴー



 掠れた声で宇宙放送 アンドロメダまで届けよ 輝く僕達の存在


 汚れた服で世界放送 エッフェル塔の下の 人の耳にも届けと願う



 尖がる姿勢に 時には正座の 冷徹ボーイ

 

 あのが今何をしてるかなんて 忘れちゃった



 花火打ち上げて パーティーピーポーピポー


 パトカーが来て すぐ連行連行



 バクチク鳴って パーティ―ピーポー限界


 裁判官が来て 法廷へ直行



 僕らは能面みたいな顔して


 世の中見てるさ それでもディスり 褒めたりもしない


 

 「知らんぷり」しちゃって そんなのダメだと言われても ずっと


 でも僕らなりに 未来あすを見ている



 生まれた時からクールじゃないさ そりゃそうさ


 雨もひょうも雪も降るさ



 目が淀んでいる時はSOS そうそう



 くすんだ声で宇宙放送 ビッグバンが起こる前に 轟けよ 僕らの存在


 渇いた喉で世界放送  ピサの斜塔が傾いて倒れる前に



 僕らの声を届けてよ 電波



 棺桶行く前 何とか やることやらせてよ


 そしたら 一寸ちょっとは「ヤレル奴」だと分かるから



 

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