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詩全集3

日暮

作者: 那須茄子

いつかの君の横顔

逆光で滲んでる

琥珀色の空はグラデーション

街の喧騒をすり抜けて

駆け出した午後の影


ポケットで絡まるイヤホンが

僕らとどことなく似ている

ふたつの鼓動が重なったような音がした

きっと気の所為ではない


落ち葉の絨毯ができる秋の上を

君と一緒に踏み鳴らして歩いていきたい

瞬きのたび焼きついていけばいい

逆光で滲んでる

君の横顔をパシャリ




帰り道の商店街は

オレンジ色の光が飾っていた

明日もこうだといいねってさ

繋いだ手の温かさは

少し照れくさいものだった


季節が巡れば

葉は色褪せるけど

僕らの想いは褪せるどころか

色づいてく


いつかの君の横顔

逆光で滲んでる

琥珀色の空はグラデーション

街の喧騒をすり抜けて

駆け出した午後の影



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