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~自粛の独房(へや)~(『夢時代』より)

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782


【カクヨム】

https://kakuyomu.jp/my/works


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪



~自粛の独房へや

●しどろもどろの青の銃弾。

●孤独をしらせる黄色い背中の紋白蝶。

幻想ゆめ瀬戸際まぎわの微かなcemeteryはかへの二色にしょくの構図。

四旬しじゅんに豊かな孤独の晴嵐あらしに二本の脚立。

●手順豊かな合せまなこの有楽町。

●〝静寂しじま〟の御蔭かげから矛盾に仕上がる純白しろい憔悴。

意図いみを成さない二色の覚悟の人間ひとの成り立ち。

孤独顔こどくがおした文句ことばの痣には「街の」がつ。

苦労症くろうしょうから二鶴にかくの笑顔が舞い降りても居る。ゆめ古録ころくあそびに任せた債務の片輪かたちに…。

何処どこへ往くのもおおきな古録ころくおおきく立って、明日あすの鳴く凡裁ぼんさいに向く。

●〝機密〟の空箱はこには色彩豊かな誇張が目立ち、人間ひとの野原はそら流動ながれる星を観て居た。

●哀しみの果てに今日・明日が在る。

●夢の孤独に〝確立〟が在る。

俗世このよ幻夢ゆめとのおおい許容なかには独り善がりの悶絶が成る。

●激しい晴嵐あらしは午前零時に正体からだを洗える。無垢の黒目ひとみ人間ひと主情あるじの小言を聴いた。〝雄々しく在れ〟とは天下をもとめた異人のに在る。

ゆめまみえた〝しどろもどろ〟は孤島の晴嵐あらしの抑制を観た。

●気取る文句もんくは儲けが少ない。

うぶ人情かおには現代人ひとを離れる魔性が成り立つ。

      *

 ローラとメアリーと共に過ごす、チャールズが居た雪のプラムクリークで余り相手にされていなかった。

 ローラとメアリーは、とても日本語が上達して居り、特に、俺はローラの上達に目を止めていたようで、男山児童センターへ遊びに行ったら?と強く勧めて居る。「児童センター」を英語で言う際どうも上手く行かず、〝Child center〟と行って仕舞い、それしか出て来ず、後から児童という言葉を示す英単語を辞書か何かで調べ、その単語の方が好かったかな、なんて思って居た。

      *

●アルキメデスは月の周囲まわりを一周してから自転車に乗る二つの手足を捜しに行った。

逆転あともどりの無い夢想の櫓の行進を観て、何時いつか世にくぼみの在り処を俺は求めた。〝切り切り舞い〟から柔軟やわらを採りつつ、醒めた表情かおした二重にじゅう四肢てあし満月つき御蔭かげから俺へと堕ちた。

●無想の孤独は現代人ひとの興味を少なくして活き、俺の精神こころに遺る棲家を燃やし続けて旅廻たびまわりをした。痩せても枯れても、俺の〝女神〟は〝櫓〟を観て居た。

本能ちからの宿れる無数の自然あるじは〝ぴんぽん〟している白球を観て、手元を発狂くるわす男女の人群むれには一向延びない注意を遣った。

●屍から観た現代人ひと経歴きおくの紋白蝶には、慌てふためく御殿が閃き、〝かねの無いのが縁故の腫れ目〟と無重の家屋をき物とした。

      *

 俺は、俺の知人達と、ローラとメアリーも一緒に、何処どこか知らないようで知ってる、洋館のような施設に居り、そこで合宿して訓練でもさせられるようにして暮らして居た。知人の中には、バン子と初枝も居り、教官には、理屈・理論好きの先生も居た。その内で暫く過して居り、俺は、『ジョジョの奇妙な冒険』の初めの方のかんを洗面所に置こうとかして、でもそれが元で女子特有の細かい他人責めに遭っちゃ適わん、としながら置き場所に困り、結局、広間の割と大きいテーブルの上に置いて少し残念がった。取り敢えずその俺と、比べられる男友達と、ローラとメアリーとが住んで居たその洋館の広間は二部屋在り、その何方どちらも可成り広かった。『ジョジョ』の本をテーブルに置いた時、バン子と初枝が居り、何か、字をローラとメアリーに教えて居て、俺との間には、妙な壁が在った。

      *

 騒ぎ立てない滑稽おかしな「男女」は空気に湿った白壁かべに覗ける浮遊の労徒ろうとを脚色しており、旧来むかし生歴きおく青味あおみが勝った無謀の奥義おうぎ産乱さんらんしている。

●「くにに帰るは一時いっときの恥…」、文句ことば乱雑みだれゆめの音頭を揚々従え、健気に咲かせた夢遊の昇華は無駄に蔓延る常識かたちを生んだ。

白壁かべに透れる滑稽おかしな「男女」は未来の果てから珍妙をき、慌てふためく神秘ふしぎ旋律おきてに直ぐさま跳び付く情景を観た。

発狂くるった男女のおおきな道標しるべそらに灯せる落胆いのちを観た儘、「何も無いのが今日のゆめ…」等、過密にぼやいて無想に着いた。

可細かぼそい幼女が母性ははの胎からおおきく跳び立ち、滅多矢鱈に憤悶ふんもんして自己おのれの生果を想起して居る。これまで観て来た俗世このよ人煙けむりの煙い姿勢すがたを、自分に集まる男児おとこの躰に揚々り寄せ、隠し切れない女性おんな本能ちからは〝浮き〟をりつつ物憂さを見る。

●勝手気儘の美欲びよくの男子は男児こどもに生れてそらを観ながら、純白しろ積乱雲くもにはあおい〝襖〟が密かに開き、〝直き背〟に観る旧来むかし連想ドラマがそこそこ在った。

女児こどもの心理が心裏を透して空転ころげて生く頃、俺の男性おとこつまれた呼笛あいずはこのに乱れて孤独を敷く内、事の起りの一通りに観る歌謡の一連ドラマに悶絶して在る。光明ひかりの手許に懐ける自然あるじは昨日・今日とて俄かながらに、そのし得る神秘ふしぎ連想ドラマを一呑みしたまま独歩に就いた。

●〝物足りない〟のは嗣業の種子たねからそのを擡げる止揚の〝うつつ〟を洗練しながら、俺と孤独を「男女」の活き得る俗世このよ故縁ふちへと真っ直ぐ引いた。

●俺の両腕かいな神秘ふしぎに懐ける秩序てじゅんの無い儘、死して見抜ける扶養の人塊ますへとそのを擡げて、誂え直せる〝矛盾の傀儡どうぐ〟は人間ひと黒目神秘ふしぎを乞うた。

そらみやこの〝母性はは連動ドラマ〟は俄かに積もれる思念おもわくち、人間ひとの躰にそのまま染み付く〝無為〟の主観あるじを彷彿させた。

●孤独を遮る二つの明暗いろから初秋あきがしみじみ、そら浮遊あそべる「人間ひとの躰」は至天してんを訴え、始めから無い人間ひと煩悩なやみ未完みじゅく奥義おくには、人児こどもてない両刃のやいばが「男・女」をし去り耄碌を得た。

●苦労の末には人間ひとの孤独が「吟味」を表し、人間ひとの躰の未完みじゅくの末にてそらけない〝止揚〟の様子を、俗世このよ盲者もうじゃは多忙に観ながら多勢にった。

●「孤高の民」から間抜けに仕上がるゆめの〝まよひ〟の真実迄には現代人ひとの気配が丈夫に仕上がり、俺の周囲まわりの埃の許容うちから父性おやの名残が消失して行き、時計廻りの〝都会〟の内には初夏なつに寄り添う孟夏が凌ぎ、慌てふためく女性おんな小口くちから化粧のほつれが散乱して居た。

桃色ぴんくいろした黄泉の果てから〝集成シグマ大社たいしゃ〟の綻びが在り、純白しろおおきく拾える機微の微熱が俺からえて、漆黒くろ人見ひとみは虚空の虚ろに飛散を発して順局じゅんきょくに在る。

●夢想の縺れは団子虫から蛹を透して蝶々に生育そだち、淡い夕べは嗣業の教習ドグマに従い始めて、姿勢すがたし去る夢想ゆめの行方は〝過密〟を通して無断に成った。

●拙い人間ひとには〝八岐大蛇〟がそのひからせ、幻想ゆめ小躍おどりは橙色から紅色こうしょくを経て、現代人ひと人群むれから「明日あす」を匂わす無想のかえりが活き活きしていた。

●「鉄砲魚」から二鶴にかくを呼び込む人間ひとの冴えには、無駄を侍らす感覚いしきが漲り俗世このよを潤し、俺の前方(目前:まえ)から結色けっしょくして行く二股にまたの木の実が美味を頬張る。

●淡い孤独は空気しとねに巻かれた初春はるへ飛び込み、現代人ひとの黒目に色目をたせて宵の口から盲言もうげんして居る。

●軟い彩色いろから才色豊かな〝草履〟が仕上がり、俗世このよの大手を首位ひとつに束ねる無益の労苦を事毎ことごと殺め、明日あすに迫れる個人ひと温床ねどこ温味ぬくみ外界そとには、俺と人間ひととの不要の稽古がゆうなを問わずに凡庸に在る。

独創こごとおおきな人間ひとにとっての迷い事には、俺と自然あるじの〝かき〟の根坂ねざかが勾配を経て、矮小ちいさく隠した気味の謳歌は始業の老化を腕にした儘、遥か彼方とおく日常かたちの織迄〝逃れられない延長戦さだめ〟を引いた。

個人ひと大口くちから現代人ひと小口くち迄、〝戯言合ざれごとあわせ〟の雲母くも範囲うちから「俗世このよの魅惑」にわらず流行ながれる乾いたかすみを頬張り続けて、現代人ひと母性ははには〝迷想まよい〟の見得ない心豊かな吉兆が在る。

●閉ざされ続けた迷妄まよいの進化の経過とき人渦うずには、人間ひとの怒涛の厚味あつみけない無駄の賛美に終止符が在り、孤独の謳歌が開花へ繋がる無機のあそびが独歩して居り、俺の白紙は何ら拙い労苦の様子を現代人ひとの傘下に火炙り出した。

●靴の光沢ひかりが俺の足元もとから逃げて行く頃、動揺巡りの旧い欠伸は演劇げきの〝旧巣ふるす〟をそのに顕し、明日あすの孤独が現行いま経過ながれに同調して行く虚ろの〝傘下〟を無色に引いた。

●宙返りをする青い蜻蛉とんぼに尻尾が千切れて、空気しとね許容うちには煩悩なやみ常識かたちが緩く仕上がり、他人ひとと俺との背後うしろ表情おもてはそのに見返す算段を得た。

俗世このよに活き得るキリスト教徒の七割方しちわりがたひとを裁ける毒牙が仕上がり、安くたもてる派閥の許容うちにて気楼きろうの妙味にぽつんと向く頃、栄光ひかりを拝して人間ひとを葬る愚かな〝愚図〟には魔性が活き付け、そこの「牧師」と「信者」を着飾る偽の信者は神から離れ、俗世このよの王座が獲得したまま個人ひとの高貴を〝噂〟で葬る無理の試練を払拭して居た。

土中どちゅうに蠢く現代人ひと煩悩なやみ脚力ちからを見付けて、過去の吐息を端麗きれいに排して現世このよを仕上げて、苦労症くろうしょうから楽観症まで知的に遊べる無難を観た儘、人間ひと古郷こきょうおおきく羽ばたく〝罪の意識〟を大事に観て居た。

●血色豊かな試算の旅路は〝草履〟を脱ぎ捨て、褐色顔した無為の孤独を前面にげ、未知の生歴きおくを無駄に排するそらの寝言を崇聴すうちょうして居た。

●雌鶏から観た〝雄〟の手近は希を排して、黄泉へ傾く無業の延路えんろ虚空そら中軸じくからほろほろ崩れて、精神こころの病を両手に着飾る憤怒のを持つ山の旅人たびとに、瞬間ときの刹那の無憶むおくの絆をゆめに差し替え生還して居た。俺の孤独はこの時失えた。

●無駄の〝生気〟を一切省ける自然あるじ神秘ふしぎは、二手にてに詰め寄る旧暦むかしひみつを大事にしたまま人間ひと現代いまとの無用の別れを塵に返らせ、浮世の別れを三手みてに省ける嗣業の内実なかみに輸送して居る。

瞬間とき煩悩なやみ人間ひとの労苦は逡巡したのち明日あすの孤独にひたすら向き合う孤業こぎょうの様子は〝傘下〟へ駆け込み、現代人ひとたばねる〝懐刀ふところがたな〟を煩悩なやみ腕力ちからに依りしならす儘、一切片手に武器を忍べる余明よみょう算心こころを斬新にした。

●渡航して行く新たな分業ノルマの仕上がりから観て、俺の孤独は大魚くじらに呑まれるゆめを観た儘、慌てふためく黒い波から飛沫しぶきを返らす怒調どちょうを観たのち算心こころに迫れる優雅な飛沫しぶきは自由をにして〝伸び上がり〟を観て、明日あすの生気へ独気オーラしならす現世うきよの賛歌を講じて在った。

      *

 俺は、射撃訓練に、その洋館の一室に出掛けた。普通の和室だった。教官は、理屈好きで、高貴を纏える気品豊かな老男ろうなんである。背筋が真っ直ぐして居た。可成りの人数が居り、ピストルの弾が自分に当りそうで怖かった。皆、当り前のように銃を水平に構えて、前方へ突き出し、前方に居るとした敵を目掛けて銃弾を放ちそうだった。老男の教官が合図をした。皆、一斉に射撃し、俺も撃った。意外と撃鉄は軽く、撃った衝撃もそれほど来ないで、妙な快感に近いものさえ在った。

      *

●何を言っても遣っても〝偶然〟しか来ぬ哀れな俗世このよで、俺の手許は人路みちを誤り、「過失」にけ入る算段を観る。

●逃げる髑髏かばねは何者をもず、経過ときを巡らす噴水辺りで射殺に倒れ、大熊くまをも倒せる麻酔銃にて、〝よれよれサンバ〟を死ぬまで小躍おどる。如何どうにか成るのは自己おのれの定めで、明日あすみやこへ返り咲くのは深夜よるらない赤星あかぼしである。

●身分の足元ふもとに寛ぎ生くのは、未だ見果てぬ経過とき表情かたちで、語り尽せぬおおきな中庭にわでは俺の吐息が悶絶して居り、葉っに吹き着く物の神秘ふしぎは孤高のそらから再生して来る。

●〝仕切り直し〟がどれ程自己おのれに賛否を遣るか、屈折して行く人間ひとの〝条理〟は煩悶間際におくびかえし、俺の鳴く他人ひとの鳴るを〝条理〟に歯向かい真向かいに立て、自己おのれの発する幻想ゆめの虚ろに漸く仕立てた基準を踏んだ。こうした〝基準かたち〟は現代人ひとの間で「天上のぼれぬ現代人ひと」を造った。

●袋小路の迷妄まよい許容うちから人間ひとを培う唾棄が現れ、寝首を落せる不要の〝信徒〟を希望あかりに晒し、信仰まよいもとでは一色いっしき豊かな一燈あかりを拵え涼風かぜに吹かれた。

涼風かぜに吹かれて信仰おもいの温度は如何どうにも斯うにも現代人ひとへは懐けず、苦労症へと人間ひと文句ことばが一切懐かぬそら神秘ふしぎようを見た儘、可弱かよわ美声こえにて自分を顕す一糸の〝女性おんな〟がその身を置いた。

●孤独顔した俺の寡は〝寡烏やもめがらす〟の背中へ跨り、漆黒くろい彼方へそらを観て生く蛻の信仰おもいはすに観る内、狂々(くるくる)途切れたよわ常識かたち現代人ひとの背後でそのを蹴散らし、俗世このよに蔓延る古来むかしながらの淡い故縁ふちから俺と女性おんなを逃がして透けた。現代人ひとの苦楽はそれでも変らず一貫して在り、一つ覚えの滑稽ばか悪癖くせから一向上がれず脆味よわみった。

経過とき経過ながれる人間ひと世界うちでは、独り善がりの「自然しぜん」が顕れ、来るも来る野垂のたれ廻りの稼業をし続け、「行く年来る年、天下晩年、孤高に漏らさず人を葬る…」等々、散々衒った〝気分〟を擡げて奇遇を儲け、明日あすの鳴くは〝一足跳び〟から波紋が拡がり、現代人ひとの古巣は宙夜ちゅうやに割れずに〝木霊〟とした。

●挨拶代わりの〝新たな年〟には俺を仕留める連動うごきが囀り、木通あけびに好く似た小さな木の実を俺の生命いのち相対あいたいさせて、新たな年にて自然しぜんが求める「小さなおと」から再び独歩あゆめる、俺の生育そだちが垣間見られる。

●孤高の読者に運命さだめの実らぬ良縁から観て、明日が奏でる「延命いのち」の淀みは微睡みから観る光明ひかりを差し込み、低い調子に〝そら〟を着飾る無数の自然あるじは散漫を経て、俺と知識に一層透れる神秘ふしぎ教習ドグマ作用はたらかせていた。

●電子のかなめ人間ひとに及んで、電子の粒子こまかを〝波間〟に見立てて人間ひとが死ぬ頃、溺死の陰には左右されない肯定・思案が水膨れに触れ、人間ひとよわさにぷちと産れた〝電子の古傷きず〟から、緑色してどろどろ流行ながれる慌てた賛辞が野平のっぺった。発情色はつじょういろした女性おんなていには男性おとこ故縁えにしが宙吊りに在り、古い宿から斬新あらたな宿まで、そうは掛らぬ道標みちしるべを観て男性おとこは壊れる。壊れた男性おとこ女性おんな主観あるじに紐解かせて活き、二度と還れぬ望郷わすれがたみの〝土手〟を仰いだ。

●逡巡して行く四季きせつ流動ながれ表情かおを隠して、俺に見得ない人間ひと旧巣ふるすを孤高の大海うみにて盲言もうげんに観て、斬新あらたに朽ち生く女性おんな全裸はだかせいを射止める正直差しょうじきさを増し、勢い付き得る男女の倣いの教習ドグマの視野には、一糸纏わぬ現代人ひと姿態すがたが股間を隠して散歩して居た。

●派手に生き得る女性おんな部品かけら男性おとこ欲情こころは、自然あるじ一端かけらを上手に仕立てて人間ひとが蔓延る本能ちから範囲うちへと埋没させ活き、俺の前方まえでは貞淑ながらに偽善ながらに、口を窄めて説話を垂れて、初めには無い欲の礫を大袈裟に観て、礫の数多を拾い集める知識人へとわってった。ったきには伽藍が建った。

●「既成バベルの塔」から逆上して生く人間ひと分業ノルマの無垢の果てには、現代人ひと精神こころを無駄にして行く愚図おろかの淫靡がその美を擡げて、人間ひとの四隅に改築され得た不可視ふしぎを遮る本能ちからの弓から、一糸纏わぬ美麗が削がれて言葉が成った。

経過ときを省ける自然あるじの音頭は徐々に速まり、〝一糸纏えぬ女性おんな容姿すがた〟はそら空転ころげて無臭を放ち、滑稽おかしな〝木の実〟を無益に頬張る深紅の色葉いろはを継投にち、独創こごとを頬張る男性おとこ目下もとへは「最終的」から「未完みじゅく」を具える愚賦ぐぶ高智こうちが訪れている。

      *

 しかし、俺も遂に人を殺すのか…と、郷愁を大切にするように自分のこれまでの過去を振り返り、出来れば銃を置き捨てて戻りたい、と思った。人を殺せば、戻れないと感じて居た。又、自分が殺されるかも知れないと言う恐怖感が、はなった銃弾から俺に伝わった。

      *

●使徒の杜から従順すなおに出て来た俺の孤独は女性おんなの躰を堅固に護り、自分の実力ちから未完みじゅくに築ける緑青たより模倣ならって従順じゅうじゅんに立ち、明日あす仮面かおには常緑みどりに咲かないよわい火蓋が真逆まさかを夢見る。

●苦し紛れの凡庸ふつう両脚あしには俺に対する自然あるじ定目さだめが奔放成るまま自由を着飾り、淡泊しろ両腕うでには俺の心身からだを包容して行く薄い〝火の手〟が順局じゅんきょくに在り、気安い文句ことばが自在を気取れる豊かな孤独を噴散ふんさんしていた。

小人こびと皮靴くつから女性おんな手向てむかう銃弾がち、自分に纏わる数多の遊戯を自己おのれの糧へと分散させ得て、俺の両眼まなこに零れた夕日は女性おんなを連れ添い俗世このよを去った。

●無駄に抗い、無益に抗う女性おんなの秩序に魅惑を見付けて、男性おとこの勇気はどんより崩れる明日あすの〝空地あきち〟に段々寄せられ、自分の心身からだに小さな怪物あくまが寄り添い寝るのを、小さな生歴きおくどんと仕留めた俺の欠伸は御殿に着いた。

●御殿の内には女性おんな体裁かたちが異常に棲み付き取り付く島さえ失くした盲者もうじゃ独創こごとの迷路へどんどん招き、俺の味方の小さな事には何にも活き得ぬ〝魅力の自殺〟が無機に死ぬ儘、〝無駄〟を愛した女性おんな共鳴さけびは木霊を返して出張している。

女性おんなの魅力は見る見る消え失せ、図らず迄とも自分の孤独をゆうし去る同調貌どうちょうがおした無機を着飾り、俺の目前(前方:まえ)から自由に消え得る轆轤の丈夫を巧みに操り、女性おんな色香いろかちゅうに注がれ飛び石をち、感情こころの底から〝向き〟を愛する軽い行為を犯罪にした。

男性おとこから観て非情(非常)を徹した身軽の原罪つみには女性おんな初歩しょほから波動が拡がり、男性おとこの好意を犯罪つみし去る無垢な黒目ひとみ表情かおとどめて、慌てふためく人間ひとの〝回顧〟は行方知れずの末路を追った。

女性おんなの乳房は乳酸から成る媒菌ばいきんち、俗の背後せなかにぽつんと落ち込む女肉の酸化を融合させ活き、生き生きして来る無力の小言は何処どこけども、二度と逆行もどれぬ厚い白壁かべさえ崩して在った。

●得策から観て女性おんなの好意に活き得た産物ものには、俗世このよの生徒を統括して行く金の破力ちからそらを追いつつ、男性おとこ女性おんな牙城とりでに要した二つの〝玉手箱はこ〟には、永久とわに消せない「老い」の火力が逡巡し始め、慌てる行為は生きる最中さなか女性おんなに寄り付き男性おとこを計り、小さな〝計り〟で孤独を愛する女性おんなの威力は男性おとこを撃った。

●初めから在る個人ひと無適むてき俗世このよを培い、常識かたちから成る「黄泉」のくにへは男性おとこの孤独が活き続けて生き、忍ぶ間も無く俗世このよを終れる旧制むかしの音頭を大切に見た。

●楽に耽得ふけう個人ひと精神こころは電波の陰から無為に飛び出す連想ドラマ一律おきてを充分見守り、「明日あす」の故縁ふちへと降り立つ我が身を如何どうにか緩める和と輪の締結むすびを逆にほろんで、二重履きした牙城とりで独歩あるける青い皮靴くつには、常緑みどりが一切透れる余震ゆらぎ涼風かぜなど想起して居る。

精神こころの嘆きを未知の孤独へ投げ売りながらも俺の孤独はゆめへと運ばれ、「明日あす牙城とりで死顔かおを象る無限の境地に俺は旅した。

●朝な夕なと頃合い計った奈落の水面みなもが、小言を表する俺の表面かおへとそのを顕し、俺の足元ふもとを大きく揺さ振る不思議の孤独を上手じょうずあらわし、〝吝々(りんりん)〟〝遁々(とんとん)〟、発音おと交響ひびかす無名の明暗あかりを頬張り続けた。

●悔しいながらに俺のくびには朝陽が当らず、ぬくい血糊が人を透して冷却され得る未聞の〝火蓋〟を滑らせ始めて、お暇して生くようの古巣は俺から離れて硬直している。

●どれほどあかるいうつつ許容なかでも独り身から成る寂寥が在り、活き活きして行く孤独の文殊は明日あす日中ひなかに揚々咲けない美脚を潤し女性おんなを挿げ替え、独り身から成る俺の男性おとこの不朽の陰には、誰にも何にも決して懐けぬ無欲の快無オルガが散漫に在る。

●孤独の検挙は俺の犯罪つみから真面に挙げられ、旧い家奥かおくは立ちどころに立つ「女性おんな微温味ぬるみ」を清閑しずかに寝かせ、初めから無いちゅうの〝火蓋〟はじょうを灯せる「滑稽おかし温味ぬくみ」に片付けられた。「明日あす牙城とりで明日あすが建てる」と、はげしい文句ことば女性おんなを透せる。

現世うきよの地獄へ存分豊かに闊歩して生く未完みじゅくを灯せる現代人ひと独気オーラは、あそびながらに真面目を絆せる〝謳歌〟の基準もとから〝日捲り〟が在り、女性おんなみやこ女性おんなひからせ男性おとこを吸い込む〝暗黒妖気ブラック・ホール〟を塒に仕立てて、早い話に女性おんなが寝そべる〝男性おとこ主観あるじ〟を女神エロスへ遣った。男性おおこ精神かけらは「男性おとこを吸い込む魔性」に捕われ、「明日あす」が来るのを活きながらに待ち、惨い夢路に精神じぶんを観て居た。男性おとこ微温味ぬるみ余夜よるの陰にて精神じぶんを煩い、未完みじゅくを着流すそら高音たかね肢体からだを捜せる精神じぶんを拾う。女性おんな微睡ゆめには勝手が産れた。

      *

 俺はこれ等の事を、俺の左横に居た、俺よりも背が可成り低く、俺の左肩辺りに彼の頭が来ている程度の、その男の横で、思って居た。その俺の横に居た彼とは、中年であり、黒髪で、息は良さそうに見えた。そして一発目を撃った時、俺はその一室(和室)の一番出口側に居り、横は直ぐ障子で、怖くてその障子をけて半身(特に頭)を出して逃げたが、教官先生は気を取り直すように、もう一度射撃訓練をする、と言って大勢おれたちに挑戦させた。撃ち、その次には、

「今度は四、五発、二発続けて撃て」

と言い、俺は、撃った銃弾が跳ね返って俺に当らないか、又、誰かに当らないか、不安だった。その辺りでその場面から俺は遠ざかった。

      *

●〝孤独の丘〟には俗世このよを終らす無重の妖力ちからが雄々しく宿り、知的で不憫な欲の芽が立つ精神こころが在った。人間ひとに観られるそうした精神こころは薄い神秘ベールにそのかれて俺の背影かげからよくよく生育そだてる思惑こころが立つが、早朝あさ微睡まろみにつくづくかがやく投擲を得て、拙い思惑こころ未完みじゅくを気取れる敗退を観た。

●敗北して生く人間ひと迷想まよい現代人ひとへと移り、孤高にまれる未完みじゅく花園そのにはそらを気遣う魔笛がとどろき、短い生命いのち現代人ひとへ侍らす無垢のみから打ち解け出した。暗い夜途よみちひろ精神こころを上乗せしながら人生みちの途次にてあぶくを着飾り、速い速度で自糧しょくを頬張る無憶むおくの順序を整え始める。

私議しぎ秩序じゅんじょを見定めながらに無欲の保守には保身が映えるが、俗世ぞくせの温度は温度をたずに、諦め顔した欲の網羅を大事に取り次ぎ、「純白しろ朝日あした明日あすに咲かせず深夜よるに咲く」との短い文句をそのしたため、新たなとしへの自活を培い協力して生く。協力するのは人間ひと余命いのち分野フィールドに在り、俺とひととの延命いのちほつれは俗世このよを越え生く生命いのちせた。天の目下ふもとおおきく架かれる無音の常識かたちちゅうを飛び交う。

●自分の朝日あしたの生き写しに見る黒いをした独創こごとの楯には、明朝あさ光明ひかりに真向きに前進すすめる無欲の報酬ほうび真逆まさかに跳んだが、俺のに在る孤高の悪事は火元を間違え暗宙あんちゅうに活き、おおきく壊れるなそ神秘ひみつ夢想ゆめの暴露へ追従ついしょうさせた。

●孤独のそらから〝無重〟を忘れた健康体からだが拡がり、虚無へ疾走はしれる優雅な態度をも一度観たが、暗い世に咲く青い花には一つの〝無憶〟が妙に絡んで、あお小箱はこには輪舞曲ロンドの見得ない奇妙差きみょうさ純白じゅんぱくを見て、逸り始めた文句ことばの意図から無音を伴い仕上がる成体からだは、俺の幻想ゆめから微妙にひろまる儚い寝間から失踪して生く。

●〝苦肉の策〟から猟奇を醸せる精神こころやみには人間ひと破読はどくを奇妙に仕立てて、段々逆上のぼせる孤高の砦を微妙に懐けるゆめ揶揄からかい、俺と流行ながれたすべ夜目よめから見限る憐れを、きょんな暗空そらから自分にたもたす無理の在り処を大事に見て居た。

俗世このよの男女の無理を通せる内夜うちよ自活かてには、余りをせない無想の限度が雄々しく流行ながれて、果ての見得ない昼夜の微睡味まろみ破恒はこう主観あるじおおきく手掛けてえんを欲しがり、「無重」と言っても滑稽おかしな〝土手とおり〟を如何どうにか斯うにか落着させよと、未完みじゅくを頬張る虚無の運河は大虚そらを見上げて保身して居た。現代人ひと背後あとには無数に拡がる宙夜ちゅうやの魅力が再生して在る。

●物欲しさに見る定めの向こうの永久とわ生命いのちに、人間ひとの語りは少し遅れてこころを靡かせ、無音のシグマ自然あるじに任せて放られ生くのを、純粋差じゅんすいさつ無効の歯切りは好く好く見定め、主情あるじ欲しさの矮小ちいさ本能よくから仕上がる両眼まなこやみに遠ざけ発狂して居た。

端正きれい男性おとこに貴重を煩う無欲の女性おんなは、他の男性おとこに視点を投げ掛け振り向く美欲よくから露わに成り立つ大童をり、自分に宛がう〝身分〟の心底そこから禁欲して居た切なさを観て、女性おんなを謳える謳歌の〝火蓋〟は開花され活き、稚拙に伴う自由な両刃やいばを天に掲げて不自由を観た。

現代人ひとの背垢にろんろん重なる人間ひとの垢には、未定に済まない強靭つよい驕りが奇妙に仕上がり、透明色した空石箱ガラスケース許容うち余韻おとまで端麗きれいに仕上げたmonkを据え置き、夜目よめくにから活き得た男女に明日あす朝陽ひかり空転ころがる迄には、固陋が仕立てる悪魔を夢見て深く眠った。

      *

 D大教授、近現代文学をおしえる西田房子が出て来て、俺の家に来てくれる、と言うような夢で、その来て貰う為には、西田房子の気に入るように、西田房子が課した何らかの課題の条件を満たすようにしなくては成らないらしく、俺は、来て欲しかったので、色々努めて居た。しかし、西田房子と俺との距離は遠ざかった。微かなエロチシズムが彼女のハイカラな服装に在った。

 悪魔の神秘ひみつは天から流行ながれる高鳴りをり、人間ひと現代人ひととの優雅な遊戯あそび人間ひと許容うちへとほうって退いた。

      *

●孤独の棲家は「彼女」の課題に深く隠され、黄泉のみやこ追従ついしょうして生く俺の鬩ぎを遠くで見守り、西田房子の女性おんな妙味あじにはあんが狭まり発狂くるいが生じた。男性おとこ女性おんなの憂いの〝火蓋〟は暗空そらに根深い微妙が絡まり、寝付けぬ真夜よるには彼女の背後が妙に気に成り、独走はしらぬ名馬を逐一詠め得るしどろもどろの難儀が跳んだ。

女性おんなこまかは男性おとこ勇姿すがたおおきく変え出し、初めから無い魅力の姿態すがた人間ひと体温おんどへ譲渡して活き、初めから無い空虚な論語はそらの高嶺にその〝〟を遣りつつ、不可視ふしぎに観得ない虚無の彫像つくりを大袈裟にした。

●何を言っても物足りないまま未覚みかく仕業しぎょうは無駄を憶えて、俺の背に立つ無欲の信者を雄々しく気取り、現代人ひとの鳴くを遥かそらから聞いたあとにて、俺の文句ことばに決して咲かない現代人ひとの哀れを肯定して生く。

●詩吟に見果てぬ〝ゆう〟の無実は〝解決〟から観て、堂々巡りの固陋くせ許容うちには〝どっち付かずの蝙蝠けもの〟に成りつつ、俗世ぞくせ原罪つみさえ肯定して行く現代人ひとの正義に嫌気が差した。

自然あるじに対して何も判らぬ現代人ひとの孤独は延命いのちだけ観て、腰掛け程度の〝せい〟の息吹に無機をほうずる浅ましさを得、結局最後は〝土手〟を独歩あるける無欲の集成シグマを大事に採った。

●謎にまれる斬新あらた現世うつつはこの場を離れて、現代人ひとの虚無から新芽を取り出す嗣業を重ね、宝来から来る無菌の気質に無機を着飾り、ひとが死ぬのを悦ぶ事さえ自粛の独房へやでは通算している。

現代人ひとの孤独は人間ひと言動うごきを捕えた両眼まなこ漆黒くろかがやく雄々しいそらにて膨張せいちょうして活き、俗世このよ未完みじゅく延命いのちを図れる孤独の棲路すみじを用意していた。

ひか虚無うつろは遠いそらにて婉曲しながら、次第に膨らむ人の旅路をやみいざない終局を遣り、三日離れた遅々の経過に務めを置くのを、現代人ひとの治らぬ惰性から観てしとして居た。

未完みかん呼笛あいずは無駄を排せる虚ろを探して孤独へ抗うひとの謳歌を烈しく揺さ振り、密接して生く〝せい〟の鼓舞とのせいたゆみを、女性おんな花園そのから男性おとこへ還らす無憶の集成シグマを用意して居た。



少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


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