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十一月の出来事B面  作者: 池田 和美
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十一月の出来事・①



★登場人物紹介

海城 アキラ(かいじょう -)

:本作の主人公。ここ最近、すっかりボケ役が身についた。春に交通事故に遭って、人では無い『創造物』とやらに『再構築』された身の上。

御門 明実(みかど あきざね)

:自称『スロバキアと道産子の混血でチャキチャキの江戸っ子』の天才。そして変態である。アキラの体を『再構築』した張本人。今回はなにやらアチコチをうろつきまわっているようで…。

新命 ヒカル(しんめい -)

:自分を『構築』してくれた『施術者』の仇を追ってアキラたちと出会った『創造物』。最近はアキラに心を寄せられるヒロインとして自覚が出て来たようだ。

海城 香苗(かいじょう かなえ)

:この物語のメインヒロイン(本人・談)その美貌に明実の心は虜になっている。今回は出番が少なめ。

藤原 由美子(ふじわら ゆみこ)

:清隆学園高等部一年女子。アキラのクラスメイト。今回も強烈なキャラクターとして図書室に君臨するだけでなく事件に巻き込まれる。

真鹿児 孝之(まかご たかゆき)

:同じく高等部一年男子。由美子とはクラスで「仲良くケンカする仲」である。今回はあまり出番がない。

佐々木 恵美子(ささき えみこ)

:同じく高等部一年女子。今回は『学園のマドンナ』として男どもを誘惑しまくり。

岡 花子(おか はなこ)

:同じく高等部一年女子。由美子と同じ図書委員会副委員長の職に就いている。

サトミ

:自称「眉目秀麗清廉潔白」なのだが人は「爆発炎上火気厳禁」と呼ぶ。いちおう謎の人物。

不破 空楽(ふわ うつら)

:同じく高等部一年。忍者の家系である石見一族の末裔を自称する。

権藤 正美(ごんどう まさよし)

:同じく高等部一年。今回も端役。

マーガレット 松山|(- まつやま)

:アキラたち一年一組の副担任。その正体は『施術者』の一人であるクロガラス。

鍵寺 明日香(けんじ あすか)

:アキラたちと同じような「人外のもの」。今回はモブに厳しい。

天使

:天界から降臨した存在。清隆学園の教会に潜伏中。




 万聖節の夜。若者の町、渋谷。

 彼岸と此岸が最も近づく夜。誰も彼もがいつも日常で過ごしている仮面を脱ぎ捨て、今夜限りの(かお)になって町を行き交っていた。嘘か(まこと)か普段の日と違って一〇〇万人の人出が、この町に集まるらしい。

 これだけ異装の者がいれば、もしかしたら本物が混じっているのかもしれないと思わせるほど、人ごみは色とりどりだった。

 艶やかに飾り付けられた街灯の足元には、カボチャ大王(ジャック・オー・ランタン)が掃き集められたかのように山積みされていた。

 そこを行き交うのは有象無象と表現するのが似合う者たち。馴染みの店のパーティへと向かう者、自分の姿を見せびらかしに来る者、そして賑やかになった町をただ見に来る者。いや、そういう目的すらなく、ただ熾火に引き寄せられる蛾のごとく、華やかな色の街にやって来る事自体が目的になっている者たち。若者だけではなく老人だって混ざっていたし、男も女もいた。

 もちろん普通の姿をしている者の方が数えるほどしかいない。あっちにはキックスケーターに乗った白いシーツを被った幽霊、こっちにはホウキを持ち黒いトンガリ帽子が目立つ魔女、背中に翼手目(コウモリ)の羽を背負った少女は、食肉目の耳(ヌコミミ)を頭につけた同世代の女の子と腕を組んで歩いていた。

 顔を赤く塗り頭から触角を生やした悪魔が、冷える夜だというのに緑色に塗った肌を晒している邪悪な妖精(ゴブリン)とハイタッチをしてすれ違い、長い黒髪を前に垂らして表情を隠した白いワンピースの女が、黒の三つ揃えを着る犬歯の異常発達した紳士と連れだって人ごみをかき分けていたりした。

 それらと反対方向へ歩いているのは、人の服を着た直立歩行する食肉目の獣(ワーウルフ)であるし、また全身を外科手術に失敗したかのように縫い目だらけにした大男であった。

 怪物(モンスター)ばかりではない。コミックから抜け出してきたような者も多数いた。

 夜闇を凝固(かた)めた姿をした「トンガリ耳の闇騎士」、緋と紺の一体スーツを着た「親愛なる隣人」、胸に希望を意味する紋章をつけた「クリプトン星人」…。

 男性(ヒーロー)だけではなく女性(ヒロイン)だって負けてはいなかった。

 肉感的な「アマゾン族の特使」や、特殊な血清を打たれた「女諜報員」、爬虫類の鱗を生やし全身青色をした「突然変異体の美女」までいた。

 人外以外にも、冥土の扉が開く日だからか、歴史上の偉人も歩いていた。

 白いスーツに白いソフト帽の「キング・オブ・ポップ」が短機関銃(トンプソン)を携えており、モミアゲにリーゼントで胸元のギャランドゥを見せつける「ロックの帝王」はギターを肩に乗せるようにして歩いていた。

 もちろん名のある物ばかりではない。安っぽい小袖を着た男が「芸者ガール」を自称している横で、全身黒タイツにガイコツを描いて髑髏の仮面を被った者が高笑いをし、水色のエプロンスカートを着た女と、黒いボディスーツに長いつけ耳をした兎な女(バニーガール)は、お互いが手に持った紙コップで何やら怪しげな液体を呑み比べしていた。

 もちろん場所が渋谷ということで日本の動画作品(ジャパニメーション)に登場する人物(キャラクター)も多かった。向こうでは「鬼殺隊」が「護廷十三隊」と声を上げてすれ違い、こちらでは「七陰」が「戦闘メイド・プレアデス」の面々と手を振り合っていた。

 向こうの制服を着て武装した一団は「死んだ世界戦線」であるし、こちらの三人組は第三新東京市第壱中学校の制服を着ていた。

 突然パイプオルガンの荘厳な音色が流れたかと思ったら、黒い三角頭巾を被った男たちが二列になって歩いてくる。慌てたように人混みが左右に分かれた。

 黒装束の男たちは、手にしたロングソードの柄ではなく切っ先を持って、まるで聖印のように立てていた。

 その左右二列に守られるように歩いてくる一組のカップルは、欧州の小国で摂政を務める伯爵と大公家最後の娘であり、二人は婚礼衣装を身に纏っていた。

 そんな百鬼夜行が歩き回る街で一番多かったのは、肌を屍蠟色に塗りたくり破けた衣装に血糊を派手に染みつけた動く死体(リビング・デッド)どもであった。

 ただ顔に色を塗って古着に赤いペンキをつけたお手軽なものから、最新のSFX技術かと見紛うほどの特殊メイクで腐った肉から透明な体液を垂らすものまで、程度に差はあったが数だけは多かった。

 いや、これだけ異装の者がいれば本物が混じっていても気がつかれないに違いない。ドレかが本物で多数が偽物…、いや実は全てが本物で、偽物は貴方だけなのかもしれない。

 死にきれない者(アンデッド)どもは映画やドラマ、マンガやアニメなど、多くの作品で終末世界(アポカリプス)を演出する象徴として登場するためか、みな呻き声のような物を立てて、ゆっくりと前に突き出した腕を揺らせている点は同じだった。

 いや、いま悲鳴があがった大通りから暗い小路に駈け込んで来たのも、同じような動く死体の群れだった。

 物語で鉄板の設定である鈍い動きという約束を崩してまで走って来たのには理由(わけ)があった。

 五人ほどのゾンビたちはゲラゲラと笑いながら、いま来た方向へ視線を走らせたりして、余分な誰かがついて来ていないことを確認した。

「あ~、おかし」

 笑いながら白衣を赤い返り血で染めたゾンビが言った。顔は白く塗っているだけだから、二十代前半の男というのが丸わかりだ。

「いまの女、よかったな。『きゃー』だってよ」

 隣の背の高いゾンビも半笑いだ。

「いまのは、まずかったんじゃないか?」

 眼鏡をかけたゾンビが、ちょっと心配そうな声を上げるが、そんなに深刻には捉えていないようだ。彼だって楽し気に声が弾ませていた。

「あんなパイオツ丸だしのカッコしてんだもんよ。オレらにモんでくれって言っているようなもんさ」

 緑と赤のボーダーセーターを着たゾンビが、自分の胸の前に出した手で大きさを表現してからニヤリと嗤った。唇から犬歯がポロリと覗くが、安物の後付け義歯であることが丸わかりだ。

「その次とか、さらにその次とかイカないんだから、やさしいもんさ。オレらは」

 最後の小男が、まだ嗤いながら言いきった。どうやら会話の端々から察するに、大通りですれ違った際どい服装をした女にイタズラをして大声を上げられて、紺色の背広風制服を着用した公安職公務員(おまわりさん)に追われたようだ。もちろん追って来た者はコスプレイヤーではなかったようだ。

 五人の様子からすると、どうやらイタズラした相手は一人ではなかったようだ。最初の女の腰つきが良かっただの、三人目はヘソが魅力的だっただの、まるで品評会のような会話が続いた。

「もう、いいか?」

 仲間の息が整った頃合いを見て、最初の白衣が口を開いた。

「おう」

 建物に寄りかかっていた者、膝に手をついていた者、思い思いが取っていた楽な姿勢から上体を起こして返事をした。

 まだ夜は始まったばかりだ。もっと「たのしいこと」は、この町に幾らでも、それこそ転がっているはずだ。運が良ければ「その次」どころか「さらにその次」を堪能できるかもしれない。なにせ町は祭りなのだ。

 と。

「おおっと」

 五人に小路の奥から声がかけられた。

「あん?」

 表通りの明るさが建築物のコントラストを際立たせ、小型自動車すら入ることをためらいかねない幅をした小路の向こうは暗くなっており、いくら目を細めても見透かすことは出来なかった。

 かけられたのは明らかに男の声ではない。かといって鈴の鳴るような声でもない。女声にしては低音域であるが、無骨さとは対極に透明感があるような声であった。

 五人は、見ている向こうの壁が迫ってきたような錯覚を得た。

「なんだ?」

 実際は町明かりを避けるようにして、横一列に並んだ三人組が歩いて来たのが正解のようだ。

 もちろん、こんな日だからか普通でない格好をしている三人であった。男たちから見て右から強烈なキャラクターが並んでいた。

 まず緑褐色に暗色の斑点が散在した肌を持つ人間でない者が二本足で直立していた。粘膜に包まれた肌に、瞼のない黄色い瞳を横に割いたような瞳孔が印象的である。口には唇は無く、避けたように真一文字だ。

 どうみても人間大をした両生類(カエル)であった。

 吸盤がついた指先や指間に水かきのついた手を挙げた。

「どうやらイタズラっ子が迷い込んだようだねえ」

 カエルのオスメスは分かりづらいが、最初にかけてきた声と同じ物が、その割けたような口から聞こえて来た。

 カエルに同意するためか、真ん中で一歩後ろにいる者が頷いた。その表情は分からない。なにせ闇に溶け込むかのような全頭巾で髪どころか顔まで隠しているからだ。同色の装束で身を固めているので、どう見ても歌舞伎などの舞台で「見えない」お約束で表に出て来る裏方のクロコであった。

「今日は、お祭りだからねえ。ちょっとハメを外しちゃうのも仕方がないか」

 二足歩行するカエルにそう答えたのは、等身大をした鯨偶蹄目の陸上種代表とも言える乳牛(ホルスタイン)であった。

 こちらも後ろ脚だけで直立しており、二つに割れた蹄を見せるように手を挙げた。何物かを反芻しているために垂れている涎と一緒に出された声は、カエルの物とほぼ同じであった。

「なんだ? おめえら」

 カエル、クロコ、ウシ…。この三つの組み合わせを見せられて、返って来る答えは分かり切っていたが、白衣を着たゾンビが問いかけた。

「ボクたち?」

 意外な事を訊かれたように丸い眼球をギョロリと光らせたカエルは、横の二人に振り返った。そのまま相談事をするように三人で頭を寄せあう。しばらくして立ち位置に戻った三人は高らかに宣言した。

「見ての通り、みるちゃん」「きくちゃん!」「なんだろうくんだよ」

「ウシとカエルのコンビじゃないんかい!」

 ゾンビらしからぬレスポンスで白衣の男はツッコミ返した。後ろで仲間が「パペッ★小僧?」とか「ドールマ★ター?」とか小さな声で言っていたのは無視した。

 ゾンビたちのいまいちな反応に再び三人は顔を寄せ合った。

「やったくん、めるちゃん、のっくちゃんじゃないと分からなかったかな?」

「君の頭がスポンジだからダメなんだよ」

「脳がスポンジとか微妙な事を言わないで」

「で? なんだテメーラはってナシだ」

 なにやら反省会を始めた三人組に、白衣のゾンビが怒気を含んだ声をかけた。

「…」

 三者三様の視線を交わした三人組は、元の立ち位置に戻った。

「キミたちは、色んな女の子に悲鳴を上げさせたみたいだけど? そういうのは別の街でやってくんないかなあ。わかった?」

 諭すように注文を付ける両生類の言葉に、白衣の男は逆上したようにツバを飛ばした。

「うるせ。きょおはハロウィンなんだよ! いつもとちがう事がおきてあたり前なんだよ!」

「なに? オレたちにからみたいの?」

「へっ。五たい三だ」

 男たちは水を頭から浴びせられたように表情を厳しくした。先ほどまでの上機嫌はすっかり霧散していた。せっかく祭りを楽しんでいるというのに、コイツらは無粋にも邪魔をしようというのだ。

 それぞれがポケットや懐から何やら取り出した。

 大通りで歩行者が車道に飛び出したのか、耳障りの悪いブレーキ音や連続するクラクションと共に、小路へ一瞬だけヘッドライトの光が差し込んだ。

 手に握られた物がその光を反射した。

 そのどれもが銃刀法の定める禁止事項に触れているような得物であった。飛び出しナイフであったり、折り畳みナイフ(バリソン)だったり、大きなカッターナイフであったりした。

 再び三人は顔を寄せ合った。

「なんだ? ヤる前からこーさんか?」

 (あざけ)るように白衣が言うと、三人組はそれまでの軽快さとどこかにやったかのように、まるで粘着液で縛られたような動きで振り返った。

「な、なんでえ」

 ネットリとした粘度が発生したような気色の悪い物に変化した視線に、不気味さよりも不快さを感じて白衣が口角からツバを飛ばした。

「ご」

「が」

 次の瞬間、カエルの口から伸びた鞭のような舌に捉えられた小男が、首を絞められつつ引き寄せられた。隣の背の高い男が反応する前に、その顔面に蹄が食い込んだ。

 二人の短い悲鳴のような呻き声は、すぐに都会の喧騒へと溶け込んでいった。

 そして白衣の男は見た、真ん中のクロコの腕が両脇のカエルとウシの背中に繋がっていることを。だが、それはただの腕ではなかった。血管やら小腸、軟骨や神経を束ねたような、そのまま外気に晒らされてはいけないような臓物そのものに見える腕であった。

「な、なんだテメーラ」

 ゴフゴフと喉を鳴らしながらカエルは、顎で砕いた小男を吐き出し、背の高い男の額を蹄で割ってノックダウンさせたウシと肩を並べる。二人は倒した相手の背中や肩を後ろ足で踏み砕きながらフシューと鼻息を噴いた。

「だから見ての通り、みるちゃん」「きくちゃん!」「なんだろうくんだって言っているだろ」

 今度は三人組の方が嘲るように言うと、再びカエルとウシが、まだ無事な男たちに向かって飛び掛かった。取り残されたように真ん中のクロコだけが動かないので、繋がった臓物がズルズルと伸びる様子が見えた。

 眼鏡が呑み込まれ、ボーダー柄のセーターが本物の血で染まった。

「ひいいい」

 白衣は手にしたナイフを出鱈目に振り回して威嚇すると、地面に倒れた四人を振り返りもせずに走りだそうとした。

「あらあ? キミは、かかって来ないの?」

 いつの間にか背後に、つまり大通りへと繋がる直線上に、新たな人物が立っていた。わずかに差し込むネオンサインの光で、それが背の高い女だという事が分かった。フードのついた緑色のダスターカーディガンを頭から被っているため、人間とは違ったシルエットに見えた。だがカーディガンのボタンは留められていないので、白いTシャツとモスグリーンのレザー地をしたショートパンツに包まれた身体はなかなかのスタイルであることが窺えた。

 不思議な事に、彼女もまた後ろの奇怪な三人組と同じ声をしていた。

「ひっ」

 ただのファッショナブルな女性に進路を塞がれただけだというのに、白衣の男は腰を抜かさんばかりに驚いた。

「あらあら。こんな美人を見て腰を抜かすなんて、失礼ね」

 たしかに女は自分の美しさを自認しても良いほどの美貌を持っていた。フードを被っているので髪は分からぬが、青い血管を見通せるほどの白い肌には一点の曇りもなく、目鼻立ちも整っていた。

 化粧もまったく施していないのではなく、素肌を活かすような薄い程度に施していた。

 そんな美しい面差しの中で、もっとも特徴的なのは瞳であった。宝石のヒスイのような色合いをした大きな虹彩に、一つだけ墨を垂らしたようにホクロが存在していた。

 そして強い意志を感じさせる眼力の中心に、青い炎が踊っていた。

「な、なんだテメーラ」

 白衣の男は路面にへたり込んでしまった。こんな裏路地であるから綺麗な場所ではない。どちらかというと三か月前に泥酔したサラリーマンが胃の中をぶちまけた程度に汚れていた。

「ボクたち?」

 不思議な事を問われたように女は、白衣の向こう側と視線を交わした。他の男たちを倒した三人組との距離はもう無かった。

 女はイタズラを指摘されて開き直ったかのように、クシャリと表情を変えた。元が美人だから笑うと華やかさがあった。

「確かこうだったかな? 『うるせえ。今日はハロウィンなんだよ! いつもと違う事が起きて当たり前なんだよ!』」

 声真似までして見せてニヤリと笑い、三人組と顔を寄せ合って男の顔を覗き込んだ。

「つまりキミが言ったように当たり前なんだよ、いつもと違う事が起きるのが。これだけ異装の者がいれば本物が居そうだと思わなかった?」

 細められた目の中心で青い炎だけが揺れていた。



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