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【本編完結】異世界男の娘【連載版】  作者: 物部K
魔法学園入学~王都の危機

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命の復讐者の楽しい楽しい夜のお散歩

三話分一気に更新です。これで最後!よろしくお願いします。

Side アカネ


夜の王城の中を練り歩く。

胸元には王様に貰ったバッジをつけて。

バッジの意味を知っている兵士さんたちは私に敬礼をする。

前に王様が教えてくれた。これはこの国の特別顧問の証だって。

状況次第では王様よりも偉くて、その権限を振るってもいいんだってさ。


だから、私は今、城の中を練り歩く。我が物顔で。

私の大事なものを傷つけた奴らをおびき寄せて、一網打尽にするためだ。

すでに、ダモナーやドールたちは各地で動いている。

私は私で、城の中にいるゴミどもを担当しているのだ。


ああ、やっと来たかな?ちゃんと全員いるかな?いるね?よかった。

今夜の私は怒っているんだ。だから、誰にも邪魔させないよ?

使える『力』は全部使ってやるんだ。

耳元のイヤリングから、ドールがサポートとして状況を教えてくれる。

前方から、やや肥満気味のおじさん二人が歩いてくる。




「おや、お嬢さん。こんな夜更けに一人歩きとは危ないですよ?」

「ですな、我々が安全なとこまで連れていきましょう」

「私のことを知っているの?」




一応、質問しておいてやる。



「ええ、陛下の大事なお客人と聞いています」

「御身に何かあれば、陛下が悲しみます」

「王様は別にそこまで悲しんでくれないよ?」



変なことを言う奴らだ。まるで私が王様の愛人のようなことを言う。

王様はリリーさん一筋だっていうのに。



「それにね?危ないのは、あなたたちの方じゃないかな?」

「どういう意味かね?お嬢さん」

「我々に何かあるとでも?」



面倒になってきたなあ。



「そんな暗がりに隠れてないで、出ておいでよ?危ないよ?」

「!?」

「こいつ!?」



私の言葉に一斉に、暗い色の服を着た奴らが私の命を狙ってくる。

でも、残念。その足元、消えるよ?

私に向かって来る奴らの足元に、落とし穴を突然出現させる。

ダンジョン産の落とし穴だ。

穴の中は異空間で、奴らの悲鳴がこだまする。

落下していく奴らを見て、私は薄ら笑う。


落下していった穴を閉じる。今度は天井に穴が開く。

さっきの人たちが、一人一人順番に落ちてくる。

どうせ奥歯に毒のついた歯があるんでしょ?

さっき、穴の中で確認したよ?


麻酔なしの力技で抜歯、抜歯っと。

作業のように一人ずつ歯を抜いていく。

仕込み歯だから、簡単に抜ける。

でも、口の中に無理やり手を突っ込むから、ちょっと手が痛いや。


私に話しかけてきたおじさんたちは、震えて私を見ている。

怖くて声も出せない感じかな?




作業が終わった。

力づくだったから、ちょっと手が疲れちゃったな。

よだれも手について汚いなー、もうっ。

エリクサーで手を洗って、もう一本取り出して、エリクサー飲もっと。

ふう。じゃあ、次はおじさんたちだね?


私がゆっくりとおじさんたちに向かう。

おじさんたちは小さく悲鳴をあげて、後ずさる。

残念、後ろは壁だよ?右も壁だよ?左も壁だよ?

ふふっ、逃がしてあーげないっ。


あ、おじさんたちも毒の歯を仕込んでいるの?

あら、噛んじゃった。


しょうがないな。はーい、エリクサー飲んでねー?

自力で一気!一気!はい、毒治ったね!やったね!

ありゃ、どうしたのかな、おじさんたち?顔が青いよ?

毒を許さない絶対完治のエリクサーを飲んだはずなのにね!

私がそんなこと程度で【命】を許すと思っているのかな?



今日は誰一人として、【命】を許してなんてあげないんだからね?覚悟してね?






各地のダモナーとドールから連絡が入った。

制圧完了。

【命】も一人も許していないってさ。

うん。帰ったら、みんなにいい子いい子してあげようっと。



さて、カオルの寝顔を見に帰ろうっと。

あ、お城の魔改造してるのどうしよ?

うーん…

ドールに任せよっと。

ドールたち、よきにはからえ~!




さっ、今度こそカオルの顔を見に帰るぞっ!

あとのことなんて、しーらないっ!

カオルがいい感じに何とかしてくれるでしょ?きっと!

この話だけかな?

アカネが肉体に精神が引っ張られて、口調や思考がやや幼くなっています。

それでも、大事なものが傷つけられて、【命】の復讐者としての思考回路が働いています。

傷つけた彼らを決して許さない一心での行動です。

こんな彼女もみなさんに魅力的に映ってくれると、作者としては嬉しいです。

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