終わりを迎え、ストレスの行く先
Side Cランクパーティ黄金の爪
「終わりなんダモナー!」
「みんなよく頑張ったんダモナー!」
「ん?どうしたんダモナー?」
「お帰りはあっちなんダモナー!」
「帰る前にちゃんと装備を受け取って帰るんダモナー!」
俺たちは燃え尽きていた。
一言も言葉を交わさず、誘導されるがままに装備品を受け取る。
ここでジュリーがキレる。
空間収納を担当していた小さなダモナーに向かって、据わった目を向ける。
「あなたが一番弱そうね…
ふふっ、怖がらなくていいわ。ちょっと痛い目にあうだけだから…」
あのダモナー、逃げ切れるかなとぼんやり思いながら、装備を回収する。
ガンツもムスッとした顔をしたままだ。
デンは小さなダモナーたちに魔法をぶっ放しているな。
綺麗に避けられているが。
「当たらない、はあっ、はあっ」
「ぼくたちはなにもわるいことしてないんダモナー!」
「待ちなさいっ」
ため息を吐き、これは満足するまで帰るのが遅れるなと思っていた。
頭を搔いていたら、こちらに向かってくる女性?機械人形?がやってくる。
『お疲れ様デス、黄金の爪の皆様方』
「おう、さっさと報酬を渡してくれ。こちとら疲れてんだ」
『皆様方には今回の件で、ストレスが溜まっていると判断いたしマス』
「だから、なんなんだよ。要件を言え、要件を」
『皆様方に復讐の権利ヲ。
次に同じように挑戦する冒険者たちへの悪戯を企画する権利を与えマス』
その言葉に俺たちは、一瞬肩を震わせ動きを止める。
「それは俺たちが受けたことを、俺たちが考えていいってことか?
それを、次の冒険者たちにぶつけることができるってことか?」
『その認識で合っていマス。
以前と同じとは言えませんが、別の旅館にて企画を考える部屋を用意できマス。
拘束時間が増えるので…
報酬も少しですが上乗せするとマスターはおっしゃっていまシタ』
「ほお。旅館ってのはあの施設のことか。
そこでじっくりと次の悪戯の内容を考えろと…」
『次の冒険者たちの準備が整い次第開始したいデス。
時間的な制限とマスターが出来ること出来ないこと、殺傷力のある悪戯はダメですが、笑って許されるレベルであれば、悪戯は何を考えてもいいとのことデス』
「いいじゃねえか…
お前ら聞いたな?もう少し付き合え。これから楽しくなるぞ!!」
『次の冒険者たちの参戦の期限は三日後デス。
それまでに企画を考え、提出してください。紙とペンは用意しておりマス。
では、こちらへ。
次の冒険者たちが泊っている旅館とは別の旅館に案内いたしマス』
「ん、今も撮影しているのか?ダモナー?」
「はい!なんダモナー!」
「次の冒険者たちへ一言をお願いするんダモナー!」
「よし、いいだろう。言いたいことなんて一つだ」
『次はお前たちの番だ!!』




