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【本編完結】異世界男の娘【連載版】  作者: 物部K
転生~女神との出会い

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女神様への帰還報告とアカネの能力

俺が語った内容にブツブツと呟くようになってしまったアカネ。

ご、ごめんなさい、女神様。そちらに危険物が行きそうです!!


さて、無事に城に到着した。もうすぐ夕暮れどきだな。

さっさと女神様との会話を済ませて、父上たちに事情を話さないとな。

はあ。気が重い。



「さっ、着いたぞ。まずは父上たちに帰還の報告する。

そして、儀式の間を使えるように許可もらわないとな」

「女神様、処す。少なくともビンタはする…」

「お、おう…」



アカネの目から光が消えてる、怖いよお!

とりあえず、父上の執務室に向かう。護衛たちもついてくる。



「父上、ただいま戻りました。」

「ああ、無事でよかった。そちらがお前が言っていた人物か」

「はい、女神様への報告もしたいです。

儀式の間に入ってもよろしいでしょうか?」

「まあ、いいだろう。俺も行こう」

「わかりました」



父上は深く言及せず、この場では何も言わずに儀式の間に向かう。

護衛たちも黙ってついてきてくれる。


儀式の間に着いて、室内に入るのは父上と俺とアカネだ。

護衛たちは扉の外で待機してくれるようだ。



「では、父上。女神さまに報告してきます。

そんなに時間はかからないと思いますので、しばらくお待ちください」

「ああ、あの時も一瞬だったようだしな」

「じゃあ、アカネ。

こっちに来て、俺と同じように膝ついて両手組んで祈ってくれ」

「わかったわ。絶対に女神にビンタするんだ…」


最後の言葉は小声過ぎて、父上には聞こえなかったようだ。

さて、女神様に再度会いに行きますかね。


目をつぶると次の瞬間には白い世界に移動していた。

先ほどのような閃光はやめてくれたようだ。


そして、目を開けて立ち上がった頃には、パンと乾いた音が響いた。

アカネが女神様にビンタをかましたようだ。

って、マジでビンタする奴がいるか!?相手は神様だぞ!?

急いでアカネの背後に回り、羽交い絞めにする。



「や、やめるんだ、アカネ!その人は神様だぞ!!」


「女神だなんて関係ないわ、そんなこと!こいつのせいでカオルは死んだんだ!」


『そう、ですね。私は罰を受けなくてはなりません。

殴って気が済むのであればいくらでも殴ってください』


「よーし、殴らせろ!」


「アカネ!ステイ、ステイ!!女神様も煽らないでください!

そんなことよりも能力のことを聞きに来たんだろ!?」


「むう、仕方ない。カオルの顔を立ててあげる。貸し三つで許す」


『わかりました、貸し三つですね』



神に向かって、貸しを作る人間が今までいただろうか、いや、いまい。

とりあえず、アカネの能力の話を聞くことにする。



『アカネさんの能力は<ダンジョンマスター>というものです。

今はカオルさんの手元にあるダンジョンコアとそれを支える祭壇さえあれば、どこにでもダンジョンを作れます』


「へえ、どこにでもダンジョンを作れるのか」


『今後を考えるならば、城の地下にダンジョンを作ることをオススメします』


「ほお、その心は?」


『まず、アカネさんの安全が保障されます。

王城に入れる人間はある程度、制限されていますからね。

その上で宝物庫以下の地下にダンジョンを作ります。


そうすれば、基本的にアカネさんの身柄は安全が保障されます。

出入口も自由に作れるように国王と交渉するといいでしょう』


「なるほどな、地下ダンジョンか。地下を広げまくってもいいのか?」


『ええ、大丈夫でしょう。地盤沈下などは起こりません。

その辺りは魔法による異空間が作られているとでも思ってください。

それに広げた分、地上にいる人間から余分な魔力を得ることが可能です。

魔力はダンジョンの基本的な力になります』


「ダンジョンの力?」


『ダンジョンマスターは様々なものを作り出せます。

魔力は必要ですが、魔力さえあれば思いつく限りのことは出来ると思います』


「へえ、面白そうだな?」


『その辺りは自由な発想がダンジョンマスターに求められます。

なので、ダンジョンマスターの力の見せどころです』


「というわけだ、アカネ、わかったか?」


「うん、わかった。

とりあえず、私は王城の地下暮らしで、ダンジョンの表面積を増やす。

そして、地上から余分な魔力をもらって、自由に暮らすってことだよね?」


「うん、まあ、その理解で合っているはずだ」


「さて、聞きたいことはある程度聞けた。

今後も聞きたいことがあったとき、俺の教官みたいな存在をつけてもらうってことはできるか?」


『出来ますよ。さっそくつけておきましょう』



ゆるっとした男の子な天使がアカネについた。

俺の教官と大きさはいい勝負だ。

アカネはさっそくその子を抱いている。可愛さにやられたようだ。


「やだ、この子可愛いー!」


『よろしくお願いします、アカネ様。精一杯サポートさせていただきます』


「しかも、しっかりものー!」



「はあ。さて、用事も終わったことだし、戻るか。アカネももういいな?」


「ええ、とりあえずはもういいわ」


『では、向こうに送りますね』



そして、女神様が声をかけてくれた瞬間、目の前が暗転した。

パチパチと瞬きすることで、儀式の間に戻ってこれたことを確認する。



「戻ってきたか?」

「はい、父上。ただいま戻りました」

「では、どのような話になったか聞こうか。最初から頼むぞ?」

「はい、わかっております」


こうして、アカネを連れて、父上の執務室に向かうことになった。

事が事なだけに人払いもされた。

さて、どのような話になるかなっと。

ああ、アカネのために地下ダンジョンの出入口の交渉もしないとな。

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