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【本編完結】異世界男の娘【連載版】  作者: 物部K
転生~女神との出会い

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ピザとフライドポテト

香ばしい生地の焼けた香りに、このトマトソースの香りがもはや暴力だな。

ソースに何かスパイスでも入れたのかな?

ふんわりとスパイシーな香りを感じる。


オーブンの扱いもさすが本職って感じだ。

チーズが万遍なく溶けて焦げ目もついている。

表面のチーズがぐつぐつとしていて、見た目のインパクトも強い。

フライドポテトは見習いたちが面白がって、色々な形に切っていた。

どれもこれも揚げた食感が楽しみだ。


さあて、肝心のお味は?


「熱っつつ、ふむふむ。美味しい!ソースがすっごく美味しい!」

「お褒め頂きありがとうございます。

教えられた通りに作っただけですが、多少自分でもアレンジしてみました」

「この生地もふっかふかのもっちりで美味しいね!腹持ちがよさそう!!」

「ヤン、両手に持って食べるな。ほかの人の分がなくなる」

「なに、今回は実験でもありますからな。また焼けばいいのです。

それにしても、このフライドポテトですか?

見習いたちに任せて、好き勝手に切られており少々不安でしたが…

揚げるという調理方法で、どれも食感が違って面白いですね」

「だよねー、好みが分かれて戦争になりそうだよ。

二度以上出すなら、事前に出すときに好みを聞いた方がいいかもね」


俺たちは口々に感想を言い合う。

おおむね感触はよさそうだ。

あとは料理人たちに任せて、味を洗練していってもらおう。

あーでも、あれだな。

トマトソースだけじゃ物足りないんだよなー。


「はあ、テリヤキソースも作れればなあ…」


「ほお?ほかにもソースがあるのですか?」


「ええ、あるにはあるけど、ソースの素となる調味料を見たことないんだよね」


「どのようなものですか?

念のため、今度食材を卸している商人に聞いてみましょう」


「あのね、醤油と味噌と言ってね。

醤油が色は黒くてさらっとした液体で、それ単体だと塩辛いだけなの。

これを工夫をすると万能調味料になるの。

さっき言ったテリヤキソースの素になるのが醤油だよ。

味噌は茶色の泥のような見た目なんだけど、ただのお湯に溶かすだけでも滋味深い味わいになるんだよね。

ええっと、もし味噌が見つかったら、かつお節と昆布も一緒に探してみて。

類似品でもいいんだけど、水に浸けておくだけで、うまみが水に溶けだすの。

それが出汁というものよ。

その二つは出汁をとって、組み合わせることでより美味しくなるの」


「わかりました。

随分と饒舌でしたな、それだけの情報があれば商人にも伝わるでしょう。

ふふっ、ディーネ様は意外と食いしん坊でいらっしゃる」


「副料理長っ!?

ただ食べたいなって思っただけで、食いしん坊ってわけじゃないよっ!!」


「さて、陛下たちへの調理時間が残り少ないですね。

皆で協力して作っていきますか」


「うぅ~…」



くぅ、食への渇望が前面に出てしまった。

恥ずかしい。

くそっ、笑うなら笑え!肩震えてんぞ、護衛二人!!






「ほお、これがディーネが言っていた料理か。実にうまそうだ!」

「我々、文官勢の分まで作っていただけるとは、優しいお嬢様だ」

「ん?この水の入ったボウルはなんだ?」

「そちらは手が汚れることを見越して、手を洗うためのボウルです。

お手拭きはそちらに」

「ほほお、俺たちの仕事への配慮もなされている。くぅ、今すぐ抱きしめたい!」

「では、冷めないうちに頂きますかね。むぐっ!」

「これはこれは、陛下は食べないほうがいいですね。

我々で毒見を致しますので、しばらくお待ちを」

「あ、あ、減っていく。俺の分が。ディーネが作ってくれた料理が。

って、お前ら、毒見の割には食うではないか!?」

「これは異なことを。これは毒見ですからな。

どこに毒が入ってるかわかりませんからね、あーうまいうまい」

「うまいって言ってるじゃねえか!?

いいからよこせええええ!

俺もたまには熱々な料理が食いたいんだああああ!!」




この日を境にちょくちょくと、ピザとフライドポテトが食卓に並ぶようになった。

俺はほどほどにして、運動もしてるが…

みんな大丈夫?

そんなにバクバク食べたら太っちゃうよ?

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