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【本編完結】異世界男の娘【連載版】  作者: 物部K
魔法学園卒業後

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新たな妖精、コルネリウスの学生生活

さて、久しぶりにやってきました魔法学園!



さっそく、コルネリウスと例の女はどこかな?っと。

探すの面倒くさいな…

うーん、なんか作っちゃうか?

えっと、後のことも考えてこんなイメージかな?

よし、イメージ固まった!



「イメージクリエイト!綿毛鳥!」



白い綿毛のような見た目のかなり小さな鳥をたくさん生み出す。

鳥の姿をしてるけど、妖精の部類だな。


俺ですら探すのが困難な高いステルス性能、見たものを記憶する高い記憶力。

しかも、その見たものを映像として映しだし、その高い記憶力でしゃべる!

繁殖力も高めに、と能力を設定しておいた。


いつか『ワタゲドリネットワーク』を構築するのも悪くないなって思っている。



「さあ、お前たち?コルネリウスを探してちょうだい」



目的の二人を探してもらっている間に目立つのも嫌なので…

今度は自身を隠してくれる存在を生み出す。

イメージ、イメージ。

隠してくれる優秀な配下…

よし、こんなところだな!



「イメージクリエイト!シャドウ!ミスト!」



全体的にぼやっとした姿の影と霧が生まれた。

この二体は俺を守護し、隠蔽する能力に優れた妖精だ。



『ディーネ様、なんなりとご命令を』

「とりあえず、私の姿を見えないようにしてくださいませ」

『御意』



これはミストの能力だな。

霧の水分で光の屈折を利用して、周囲から俺を隠しているようだ。

自然の光学迷彩ってとこかな?

シャドウはその光の屈折の調整をしているみたいだな。


二人の力で俺は周囲からは見えていないのだろう。

試しにと、目の前を通る男子学生に軽く手を振ってみる。



「?」



おっと、男子学生が違和感を感じたのか、俺の方をちらっと見たぞ?

これには脳内でシャドウとミストの注意の声が聞こえる。



『ディーネ様、いくら姿を隠しているとはいえ、激しく動けば見えます』

『我が調整するといっても、限度があります故。油断なさりませんように』


『す、すみません、二人とも』


『いえ、我らも言ってなかった故、お気になさらぬように』

『我らも生み出されたばかり故、まだ自身の力に振り回されております。

もう少しお時間を頂ければ、完璧に隠し通せます』


『ありがとう、頼りにしてますわよ、二人とも』



二人の注意を聞いてからは、力に慣れてもらうためにゆっくりと歩いた。

力に慣れるまでは、綿毛鳥からのコルネリウスの情報が集まるのを待つ。




綿毛鳥が何匹か帰ってきた。

どうやら中庭の噴水近くのベンチにいるらしい。

例の女と仲良く談笑している映像も見せてくれた。

ちょうど中庭近辺まで移動していた。

なので、俺はゆっくりとだが、彼らの近くまで移動した。



「コルネリウス様ぁ、いつもありがとうございますぅ」

「気にするな。降りかかる火の粉を払っているだけだ」



なんだ、この甘ったるい声を出す女は。

こんなのに俺を投影しているのか、コルネリウス!?本気で怒るぞ!!



「むっ、背中がぞくっとした」

「大丈夫ですかぁ、コルネリウス様ぁ」

「あ、あぁ、大丈夫だ。問題ない」


「ところで、コルネリウス様ぁ!

以前ちらっと話してくれた『王家の神髄』について、教えてくださいよぉ」


「それは秘密だと言っただろう?

ふふっ、リルフィが自身のことを話してくれたら教えてもいいぞ?」


「えー、いやですぅ。

女の秘密を暴こうとする男はモテませんわよ?コルネリウス様ぁ」


「そうか、では仕方がない。話してくれるようになるまで待つとしよう。

そういえば、次は選択科目で移動ではなかったか?間に合うのか?リルフィ」


「あっ、いっけなーい!遅刻しちゃう!

またお話してくださいませ、コルネリウス様ぁ!」


「ああ、いつでもいいぞ。行ってこい」



二人が離れる。

ベンチに残るのは笑顔のコルネリウス。

懐から本を出して読み始める。

単位は卒業まで余裕で足りているとは兄上の調べで聞いている。


優雅だな、お前。学生生活を満喫していて羨ましい。

俺の学生時代はクッソ忙しかったってのに。非難めいた視線を送る俺。

コルネリウスが俺の怒りの視線に気が付いたのか、震えて後ろを振り返る。

残念、左じゃない。右だ。



だが、先ほどの会話を思い出す。

コルネリウスもアレクに似て、女性に対して奥手なのかと考える。

あの女のことを『愛称』呼びしていなかったからな。

あそこまで仲がいいのであれば、『愛称』で呼んでもいいものだが…

恥ずかしいのか?ははっ!



てか、コルネリウスめ。

王家の神髄の存在をあの女に話してんじゃねーよ!


内容まではしゃべっていないから、今はいい。

だが、ちょっとガードが緩すぎないか、お前?

あんまりベラベラと話す内容じゃないんだからな、あの魔力訓練は!


はあ、もういい。

お前はしばらく優雅にそこで本でも読んでろ!

俺があの女を追いかけて、化けの皮を剥いでくるからな!



っと、廊下にダン講師がいた。

懐かしいな、この先生も。

そういえば、この先生の殴り方もコルネリウスにふざけて教えておいたな。

授業で殴る機会あったかな?


ダン講師は結構鍛えているから、殴りがいがあったんだよなー。

当時はボッコボコにしていたのが懐かしい。

最初の授業で泣かしたのも、今となっちゃいい思い出だよな!ははっ!



ダン講師、またな!今度会うときは、一緒に酒でも飲もうぜ!

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