表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【本編完結】異世界男の娘【連載版】  作者: 物部K
魔法学園卒業後

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

101/132

現在の地下ダンジョンの住人

地下ダンジョンの生活にも慣れてきた、今日この頃。

何をしようかなと空を眺める早朝。

本物の空じゃない狭い空を飛ぶペガサスたちを眺める。

ダモナーたちがきゃっきゃと何かを追いかけている。

ドールたちが庭の花壇に水やりをしている。


ぼーっと見ていたけど、この地下ダンジョンって、今何がどれだけいるのよ?

そう思い、コアを操作し調べることにした。




えーっと…

ペガサス隊が、アイン、ツヴァイ、ドライ小隊。

基本的に数が少なく、小隊同士で仲良く空を飛んでるところをよく見かける。

喧嘩なんかしないんじゃないか?


その一方で責任感が強い一面も見せるし、特殊能力もいくつか持っている。

自身にかかる毒などを解除する自浄作用とか、敵意を見抜く心眼などである。

その生態にはまだ謎があるかもしれない。頼れる空の相棒である。




ダモナー隊が、スクエア、トライ、サークル、クロス小隊、チビダモナー大隊。

普段は隊なんて意識は低く、かなり自由にしているアカネ考案の妖精さんたちだ。




ドール隊がかなり多いな、それだけ重宝しているってことか。

各専門部隊の、頭脳部隊、治療部隊、観測部隊、指令部隊、侍女部隊。

主な戦闘部隊の、スペード、クラブ、ダイヤ、ハート小隊。

特殊部隊とされている、キング、クィーン、ジャック小隊。

こんなところか?


各専門部隊はいつも同じように働いているが…

そのほかの戦闘部隊はどうしているんだろうか?

パッと見じゃ、見分けがつかないから、俺にはわからないんだよな。




聖樹の聖獣であるコロとポチ。

コロは長く生きているだけあって、色々と出来るし、見通す。

まだ完全には犬化してはいない。

あの王宮メイドたちによる躾は施されたが、聖獣の意地で耐えたのだ。


ポチは身体はだいぶ大きくなったが、精神はまだまだ子供だ。

その身体に秘める特殊能力などは謎のままである。

完全に犬化しているので、獣の本能で行動している部分が多い。


最近は王宮メイドさんたちに会えなくて寂しいようだ。

よくしてもらっていたもんな、お前。

いつか旅にでも出させてもいいかもしれない。




聖樹ユグドラシルの枯れ枝だったユグ。

その身にダンジョンコアを宿し、守護する。


随分と大きくなったよなあ。見上げるのも首が痛いよ、お前は。

意思疎通も可能であり、結構おしゃべりである。

聖女であるアンナにお世話されている姿をよく見かける。


聖樹という存在が謎であるため、まだまだ秘密がありそうな気はしている。




俺が生み出したスライムたち。

便宜上、スライムと呼んでいるが、彼らも実は妖精である。

無茶なことをしない限りは、嫌われたりはしない温厚な性格の持ち主だ。


クッション性能高めのスライム。

主にアカネやアンナに抱きしめられて、日々過ごしている。

お掃除専用のスライムもいる。その吸着力でホコリを逃さない仕様。

ドールたちの掃除を手伝っている存在だ。


抱きしめ機能搭載のソファタイプのクマスライム。

一匹じゃ寂しいかと思って、二匹になった。

たまに二匹でぶよぶよと、じゃれている姿を見かける。


たぶんだが、今後も色々と種類を増やしてしまうと思う…




ここまでが人外、かな?

こっからは人類だ。




俺こと、ディーノ。

女装姿時の名前は、ディーネだ。

元第二王子だ!

なぜ元か?って言えば、すでに王家の存在からは消されているだろうからだ。

俺の存在はもう隠されたはずだ。表舞台にはもう出ないと決めたしな。

父上と母上が喧嘩していないことを祈るしかない。

兄上がいい感じに仲裁してくれているといいな。


俺の護衛だった彼らは、今は互いにいい感じになっているだろう。

以前からそんな雰囲気はあったしな。何がきっかけかは知らないんだがな。

侍従のナンシーとヴォルクス。

この二人も、あの魔力の枷事件の際の誘拐以来、仲を深めたのは知っている。

たまに花が飛んでいたもんなあ、ナンシー。

職務中ですよ、と注意するヴォルクスも赤面していたのを覚えている。


女装に関しては、母上と王宮メイドたちにより、矯正された。

魔法学園入学時まで、女性の仕草を叩きこまれている。

女装時は、本当の女性よりも、気品のある女性らしさが出る。

母上と王宮メイドたちに感謝だな。感謝することかな!?

最近は女装することも減り、さび付いていないかとたまに不安になる。


現在はダンジョンコアとの契約で、不老であり、コアに命が繋がっている。

なので、疑似的に不死である。

アカネと共に悠久の時を過ごす運命にある。


女神様の力を一部所持していて、その力を使い、コアとの契約をいじった。

現在はコアの範囲内であれば、全能感あふれる力を振るえる。

その力は多岐にわたり、本人である俺もまだ把握しきれていない。

今も日課として、魔力訓練は続けている。教官の教えは忘れていないぜ!




そして、俺のパートナーであるアカネ。

コアからレシピ本を取り寄せているおかげで、料理の腕はかなり上がっている。

そのため、毎日の食事が楽しみなのだ。


元は<ダンジョンマスター>という力に振り回されていた。

だが、現在はその力を受け入れ、能力を遺憾なく発揮できる。

コアの範囲内であれば、色々なことが可能だ。


元々は、この力のせいで不眠に悩んでいた。

だが、俺がコアとの契約に手を加えたことで、現在は眠ることが可能である。

幸せそうな寝顔を見れた日はラッキーな日だ。


俺と同じく、不老であり、その姿は高校生くらいだろうか?

その、身体は成熟していると思う…

だが、俺の考えと同じで子供を作る気はないようだ。

俺たちは看取る側になってしまうからな。子供たちには寿命があるから。


コアに命が繋がっている俺たちは、基本的に不死だ。

これからたくさんの別れが待っていることだろう。

その日まではなるべく楽しく過ごす。

いつか、そんな彼らのことも思い出せなくなる程、俺たちは悠久の時を生きる。

祝福なのか、呪いなのかはまだ判断できない。




そして、ぐうたら聖女であるアンナ。

アカネをお姉さまと慕い、腹黒な一面も見せる女だ。

俺たちの世界の娯楽に興味津々で、日本語を覚えようとしていた時期もあった。

だが、あまりの難解さに断念したそうだ。

その内、俺がこっちの言語に合わせてやるから、待っておけって。


俺たちがひそかに一番恐怖している身近な死は、恐らくコイツだろう。

今はまだ平気だが、その内に肉体年齢の差が出てくる。

そのときに俺たちはちゃんと見送ってやれるだろうか?とても不安だ。

笑って逝けるように、楽しい人生だったと誇れるように…

ちゃんと娯楽を提供しようと思う。




スラム街のもう身体が死を待つだけの運命にある老人たち。

彼らも身近な死と呼べるだろう。

俺たちの身勝手な密約の一番の被害者かもしれない。


以前はスラム街の子供たちに囲まれて、楽しく談笑していた姿も見られた。

だが、今はそれもなく、毎日日向に当たり寝ている。

そんな彼らを世話をしているドールたちもどこか別れを惜しむようにしている。




ダークエルフたち。

現在、この地下ダンジョンで唯一の住民と言えるだろう。

数はそこまで多くはないが、小さな街ができるくらいの人数はいる。


枯れ木の老婆の事件以来、里は滅び、拠り所とする聖樹も失った彼らを保護した。

現在は街を形成して、里と呼んでいる。

彼らはエルフなだけあって、寿命はとても長い。

悠久の時を生きることになる俺たちにとっては、運命の友と言える存在だ。


ここには聖樹であるユグもいる。

元々彼らの里の聖樹から分かれた存在なので、彼らもそんなユグを崇めている。

これからも良き隣人として、ともに過ごしたいと思っている。


ちなみに、あの例の三人だが、俺たちとは結構仲がいい。

何度も家にも遊びに来ているほどだ。

里の収穫物を持ってきてくれるのだが、そのついでにと食事をともにしている。

というか、お前ら娯楽室が目当てだろ!

新作ないかなー?って探しているの知ってるんだからな!




今後、ここに住人が増えるってことあるのかなあ?

長命種で迫害されているっていうなら、保護するのもありかもな。

まあ、その辺はアカネや既存の住人と相談だな。

住み分けはできる広さはあるから、大抵受け入れそうだけどな。


地上の本当に大事な人たちとは、一応緊急連絡ができるネックレスは渡している。

コルネリウスにだけはお守りとして渡してしまった。

まあ、持っていてくれるだろう。

あと秘密の文通手段も、俺と兄上の間には存在する。

互いに、滅多に連絡は取らないとしているが、使われることがないことを祈ろう。




さて、住民の確認も出来たと思うし、朝食にするか。

さっきからいい匂いが家の中からしてたんだよなー。

今日の朝食は何かなーっと。

食べたら、今日も住居周辺の利便性をあげないとな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ