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骨・骨・骨!  作者: マネージャー
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レイだけが別なんです



『魔人天生』にログイン。


「はぁ……なんでだろう。イベントの続きでもあるのに、体が疲れ切ってる感じになってるんだけど」


 体が無性に重い。『ヒロイン』の左腕もあるし、両足もある。謎の鎧も装備して万全の状態なのに、謎だ。


「戻ってきた。イベントの続きはパスしたいよ。あんな目に遭って、しんどいんだから」


 レイもやる気がなく、ベッドで寝転がっている。あんな事というのは、草井さんや分身がいなくなった事なのか? 何故だか違いと思うのは何故だ?


「『人魔大戦』もあるし、いつ草井さん達を助ける準備をしておかないと駄目だろ」


「ポン骨は元気だよね。元の姿に戻ってるみたいだ」


 前と姿は変わってないはずなんだけど? それよりも試合を登録しておかないと。相手もランダムで選んでもらって……


「面倒臭い。本当は出るつもりなかったのに……ログインしたから、もういいんじゃないの?」


 毒島先生……愛毒もログイン。愚痴をブツブツ言いながら、ベッドにダイブする。亜里沙さんと一緒にいた時のテンションはどうしたんだ? と言いたいけど。


「うわっ!? 何でレイがここに……ポン骨もいる? 何で?」


 愛毒はマイルームに移動したんだと思ったんだろうけど、俺が試合に登録したから、リーダーである俺の部屋に集まったわけだ。


「イベントをするからですよ。前回、愛毒は俺達に負けたじゃないですか」


「そういう事……なら、ポン骨だけで行ってよ。明日も仕事があるし、ログインしてから疲れがドッときたの」


 そう感じたのは俺だけじゃなく、レイや愛毒もそうなのか? という事は、俺がいない間に、レイが何かした可能性が高いな。


「はぁ……また何か拾ってきたり、問題でも起こしたのか? 俺達が疲れてるのもそれが理由だろ」



「理不尽な!! 今回は私じゃなくて、ポン骨達のせいでしょ。私はある意味被害者なの。かおリンがいなかったから」


 ポン骨達? 愛毒と行動するのは今回が初めてなわけで、かおリンに関しては学校を休んだから、ログインしてくれるのかも分からない。



「私が何?」


「あっ!! かおリンだ」



 と思っていたら、かおリンも愛毒のように部屋に来ていた。もしくは、勝手に上がり込んでたのかもしれない。


 レイはかおリンが来た事が余程嬉しいらしく、かおリンのスライムの体を縦横に引っ張る。


「おい!! そんな事したら、かおリンが怒るだろ」


「だって、こうすれば人に変身出来るかもしれないよ。痛っ!!」


 そういえば、かおリンはスライムから人間になるのが目的という設定だったか。それを今試さなくても……案の定、かおリンに噛みつかれている。



「嫌な予感は当たってたか」


 かおリンは小さな声でそんな事を言ったけど、次の試合で何か起こる前振りではないよな?

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