表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
骨・骨・骨!  作者: マネージャー
321/324

訪問しますか?

「……少しは庇ってくれても良かったんじゃないの?」



「そこは自業自得ですよ。只野司君も巻き込んだわけだから」


 毒島先生と亜里沙さん、俺は学校の外に出た。俺が無事に脱出出来たもの、亜里沙さんが警備員と色々と話し込んで、隙を作ってくれたからだ。



「はぁ……何の成果もないし、只野司君と一緒に寝てただけで、散々な目にあったわ。さっさと家に帰って休もう」


 その誤解を招きそうな言い方は止めて欲しいんだけだ。阿久野が聞いたら卒倒するというか……教師的にNGじゃないか? 教師……



「今から帰ってもイベントに間に合わないか……そういえば、毒島先生は教頭に頼まれてる事があったような……」



「教頭先生ですか? 警備員と話したけど、教頭がいるなんて言ってなかったですよ?」



「教頭に頼まれてるとか、ポン骨を監視する事でしょ? 只野司君は一緒にいるわけだし……待って、イベントに参加しないと駄目ってやつ!!」



 教頭は学校で起きる事を隠すために、毒島先生に俺を『魔人天生』で見張ってろ……なんて、毒島先生が思っただけで、勘違いの可能性もある。そうだとすれば、二回目の戦闘には参加しないとヤバくないか? 警備員に怒られた事も学校に伝わったら、二重苦になるような……



「時間は二十二時からだった? 今は四十五分だから、家に帰ったら間に合わないじゃないの!! 減給……停職なんてされないよね」



「…………」


 それは俺は何とも言えないし、亜里沙さんも何か言ってあげてくれ。俺も間に合わないから。次にログインしたら、レイは文句言ってくるだろうし……かおリンは蔑んだ目をしてくるんだろうなぁ……いや、かおリンも今回は参加しないんだから大丈夫か。



「黙らないでよ!! だったら、亜里沙の家に行かせてよ。歩いて五分だと言ってたよね。三十分で済むから……お願い!!」



 亜里沙さんの家はここから近いんだな。それを俺がいる前で話したら迷惑だと思うんだけど……二人は置いていて、俺もさっさと帰らないと。



「待ちなさい!! 只野司君も一緒に行くの。私だけが参加しても意味ないから」



 待て待て!! 俺が行くなら余計に亜里沙さんも家に連れて行くのをいやがるだろ? 勿論、行きたい気持ちはあるぞ。それに俺が参加しなければ、監視する必要もないから、お咎めなしだと思うんだけどな。



「……仕方ないです。今日のところは助けたいという気持ちになったので」



 ええっ!! 良いんですか? 大人の女性の家に入るのは初めてなんですけど。しかも、俺一人に対して、女性二人ですよ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ