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骨・骨・骨!  作者: マネージャー
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VS愛毒とオッサン達 ー2ー

「君達……あれ? 貴女は……動画で見た! ファンなんです! 愛毒なんかよりもずっと。君はどうやって彼女を手に入れて……いや、何かしたいわけじゃないですから」



「私は私だけだし、気持ち悪いんですけど! 倒しちゃってもいい?」



 演技なのかどうか、人面鳥の態度が敵とは違う。レイが動画に映った事があるので、『魅了』の特技をレイは使ってないのにメロメロというか……ストーカー予備軍になりそうな発言をしてないか? レイはそれを警戒して、矢を十本同時に浮かせてる。



「あ~……彼女は本当に一人しかいないから、諦めてください。こっちの特技と思ってくれたら……気が削がれたけど、戦闘を再開してもいいですか? それとも別に何か」



 レイに似ている奴はいるけど……仲間にするのは流石に無理でしょ。問題無用で攻撃するのも良いんだけど、レイに気付く前に他の事を言おうとしていたよな?



「はぁ……残念。スケルトンは本当に特別というわけですね。一緒にいたゾンビも……人数差があったと思いましたが、連れて来れるのなら丁度いいかもしれませんね。こっちとしては愛毒を倒して欲しいんですよ」



「……はっ? 愛毒を倒して欲しいって……勝負に負けて、手下になるんでしょ?」



 敗者は『人魔大戦』時に勝者の手下扱いになる。このイベントでも写真を見れば、扱いは一緒だと思う。それを裏切るのはあり? そうなら、下手に仲間を増やすのも怖くなる。裏切りにはペナルティがないと駄目な気が……



「負けたのよね。裏切るような相手の言葉を信じると思う?」



「そう言われても仕方ないんですけど、魅了を受けると自分の意識が無くなって……気持ち良いんだけど……イベントを楽しめてないというか……この試合でも使われるとなると」



「う~ん……そう言われると、少し可哀想かも」



 敵なら魅了にかけられるのは仕方ないけど、仲間になれば話は別かも。手下だから何をしても良いなんて……かおリンでもしないぞ。人面鳥も攻撃を仕掛けてこないし……



「それなら、愛毒の事を少しでもいいから教えてくれよ。もしくは、一緒に攻撃を仕掛けるとか」



「攻撃は……禁止されてます。ダメージが跳ね返されるんですよ。愛毒が手下に一人を使って、試してます。情報を渡すぐらいなら……彼女には魅了の『魔眼』もあるけど、『歌』の方が……」



 その途中で、人面鳥の姿が消えた。情報提供も裏切り行為になり、自滅扱いになる? この会話が愛毒に筒抜けになっていた? 他の手下であるゴブリンやサンドマンに攻撃された……わけでもない。



 MAP上には人面鳥がいた場所に、一番大きな赤い光が点灯。地中から巨大な竜? が出現して、人面鳥を丸呑みした。もしかして、人面鳥が食べた土蜥蜴の親なのでは……

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