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骨・骨・骨!  作者: マネージャー
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サタリア再び



「おっ! お前か。えっ〜と、ポン骨だったな。序章が終わっただけなのに、情けない姿になったものだぞ」



 俺が目を開けると、ベルゼブの部屋からキャラメイクをした城に移動していた。勿論、その場所にはサタリアがいる。



 情けない姿とは、俺が頭蓋骨だけになってる事だろうな。それも最初の時に『与骨』で奪われたからだし、強制移動で『補骨』するチャンスが無くなったからだぞ。



「選択したのはお前だろ? 私のせいにされても困るな。今回は本編に行くため、部屋を用意する事になる。序章の部屋をコピーするのもありだが」



 あれは俺の部屋というか、レイの牢屋だからな。レイもいないわけだし、ちゃんとした部屋を用意して欲しい。



「なるほどな。人間の住むような小屋を提供しよう。スケルトンなら改築等も出来るだろ? それを何処に置くつもりだ。赤い点から選んでくれ」



 サタリアが見せたのは木の小屋。ベッドとテーブルだけが用意され、インテリアは自分が探せって事だな。その後、地図が表示された。それは魔界の地図なのか、幾つか赤い点が点滅している。



「森、砂漠、海辺、山、沼と色々あるし、近場に街もある。野良魔物も弱い場所だぞ」



 確かに地図からでも立体的に森や砂漠の情景が見えるけど、野良魔物の中で骨系が近くにいる場所でしょ。いや、そもそも頭蓋骨だけで移動出来るかって話だよね? 呪いのアイテム、インテリアで終わってしまうんだけど。



「なるほどな。魔力も低いから、頭だけで動かないわけだ。あの状態で、序章をよくクリアしたものだ。褒めてやろう」



 やっぱり、魔力がないと動けない事を知っていたな。謎の首飾りがなかったら、レイに発見されなかった……って、首飾りが無くなってるぞ! それに右手もない……



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



名前 ポン骨


種族 スケルトン


HP 5

MP 0

力 4

耐 8

速 0

魔力 15(+5)

器用さ 5

幸運 2


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精神耐性◎

与骨D

補骨E


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頭 ゾンビの右目(魔力+5)

右手 鉄骨(???)

その他 謎の首飾り(???)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 あれ? 右手が無いと思ったら、鉄骨が装備されてるぞ。それに首飾りもちゃんとその他に装備されたままだ。(???)なのは+補正が変化したからか? ドクロ棒から通常状態に戻ったせいで、パラメーターの変化は魔力がちゃんと+10されてるけど、他が低いままだな。褒めてくれるなら、臨時ボーナスが欲しいところだぞ。それか場所は何処でもいいから、移動出来るようにお願い



「移動? 安心しろ。私もそこまで鬼畜じゃない。場所はランダムでいいのだな。設定が終わるのは明日だ。今日はログアウトして貰うぞ」



 サタリアの言葉に強制的にログアウトされてしまった。ボーナスで『移動出来るように』とお願いするんじゃなく、『体』と言うべきだったか、どちらが幸か不幸だったのか、後から思うようになるわけで

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