閑話
もう一人のライカのお話し
私はライナ・ウルフ
私元々住んでいたとこはウルフ村西地区
ライナ [お爺様?またお散歩ですか?お婆様から止められてるのになぜですか?お体を無理に動かすと病が悪化します…]
お爺様 [ふぉふぉふぉ、年寄りは運動もしないと健康でいられないんじゃよ]
お爺様を見送る私であった…だが…あのとき止めていればお爺様とお婆様が死ぬことはなかった…
村人 [空襲だ!]
村人 [防空壕へ急げ!]
村人 [間に合わんぐわー!!!]
一瞬私と同じくらいの子供がいたと思ったが土煙でよく見えなく私は転けた
私が気付くとそこは焼け野原だった
ライナ [お、お爺様!お婆様!]
お爺様 [ゲボ、ゴボッ……あぁ……ライナか…]
お婆様 [ライナちゃん……怪我はないの?………+]
ライナ [いえ、大丈夫です今助けます…っ!]
お爺様とお婆様の胴体には木片が刺さっており致命傷である
お婆様 [ライナちゃん…ゴホッ…いままで隠してきたことが…グフッ……あるのよ]
ライナ [しゃべらないでくださいいま傷口をふさぎます!]
お爺様 [ライナ…いいんだ……とっちにしろワシらは助からんだから今から話すことをよく聞くんじゃぞ…]
ライナ […]
お婆様 [ライナ…あなたには……四っ子の……姉妹がいるのよ…]
お爺様 [あぁ……ランガのとこのライカちゃんかたまに…広場で話相手……になってくれたね]
ライナ [私には姉も妹も居ないはず…]
お婆様 [あなた達は…言い伝えの…四姉妹ですもの]
お爺様 [ライナ強くいきる……んだ………よ…]
お婆様 [自分や姉妹を大切に…ね…]
私は動かなくなっていった二人の近くで大泣きした
ライナ [この世界が…憎い…なぜ大切な人が死なないといけない……私はなにも悪いことはしてない……この世界が憎いんだ…全てを替える…]
(ライナの目が金色から赤に替わる
ウルフキングダムの伝説の術[レッドアイ]憎しみなど自分に失望すると開眼しその後は自分で制御できる最大級の術だ
ライナ [探そう………私の姉妹を………もう誰も殺させない……誰も死なない世界をつくって見せる]
廃墟から荷物を集めて旅に出るライナであった
その後ライカが同時に村から旅立つのであった
次回 七話 ライカ頂点にたつ