第67話 スピットザーン大陸最大の戦い3
三連続投稿です
レジスタンス側
パカラパカラパカラッ
レジスタンスの司令部に一騎の騎馬がやってきて、伝令らしき人物がレジスタンスの司令部になっているテントの中に入っていった。
レジスタンスの司令部テント
伝令は、テントの中に入ると自衛隊の動向について報告した。
伝令「伝令!自衛隊の攻撃に、よって帝都ドラグスオーガストの主要な軍事施設と監視所を破壊しました」
テント内は、歓喜に包まれた。この戦争の終わりが見えてきたことに対しての喜びであった。
そして、グレゴルグは帝国を潰す命令を下した。
グレゴルグ「全軍進撃せよ、帝国の支配から我が祖国を解放するのだ!」
グレゴルグの命令が下ると至る所からラッパが鳴り響き、それに合わせて戦列歩兵が列をなして前進、大砲が一斉に発射され、騎兵が砂埃をたてながら城壁外にいた敵兵士を追い掛けていた。
戦列歩兵達は、大砲によって崩された城壁から侵入するか、梯子を城壁に掛けて登ってドラグスオーガストに侵入した。
バンバンバンッ
カキンッカキンッカキンッ
グサッ
ドラグスオーガストに侵入したレジスタンスの戦列歩兵達を出迎えたのは、帝国軍の戦列歩兵達だった。
早速乱戦となり、至る所で銃撃や銃剣突撃、格闘、剣による斬りつけで防壁の上は激戦となっていた。
レジスタンス側
雪崩れ込むように戦列歩兵達が、崩れた城壁から入るがバリケードを構築した帝国軍の戦列歩兵から激しい抵抗にあっていた。
隊長「クソ、中々突破出来ないな、すぐに擲弾兵を呼んでくれないと突破出来ないぞ」
兵士1「隊長!第450戦列歩兵連隊が城壁の上から射撃しています!」
隊長(全然火力が足りない、これではここで我々は足止めだ)
こんな感じで帝国軍の激しい抵抗にあっているレジスタンスは、全く進軍することが出来ずにいた。
一方その頃自衛隊はというと。
ババババババババン
ボンッドカーン
90式戦車が、帝都ドラグスオーガストの大通りを主砲や機銃で射撃しながら進んでいった。
その後ろには90式戦車2台と10式戦車2台、82式指揮通信車1台、89式装甲戦闘車3台、96式装輪装甲車3台、が列をなして前進し、その後ろを陸上自衛隊員が武器を手に周囲を警戒しながら前進していた。
しばらく、敵を蹴散らしながら進んでいると大きな広場に出た。
前方には、楕円状に広がって敵の魔法化戦列歩兵と砲兵が構えていた。
これに、この部隊の指揮官である大隊長が82式指揮通信車の中から命令を出した。
大隊長「フォーメーションBだ!」
そう、大隊長が言うと戦車中隊の中隊長が各戦車に命令を出して戦車4台を横並びにした、その側面に装甲車を配置させ歩兵をカバーし、歩兵が戦車の後ろから随伴した。
帝国軍隊長「よし、来たぞ、射撃開始!」
ババババババババン
ボンボンボンボン
ボンッボンッボンッ
ドカーン!
帝国軍隊長が合図して、魔法化戦列歩兵と砲兵に規律的な一斉砲撃を行わせた。
魔法化戦列歩兵は、対騎兵や空中の敵に対して使う近接爆破魔法で戦車を攻撃した。
大砲も、榴弾を使い戦車に直撃させ破壊しようとした、が、10式戦車と90式戦車はもろともせずに近付いてきた。
これには、帝国軍の兵士達も驚きを隠せずにいる、それどころかこの場から逃げようとする兵士まで現れた。
兵士1「嘘だろ?」
兵士2「あれだけの攻撃を食らえばゴーレムでも死ぬのに、化け物だ!」
兵士3「俺はあんな奴と挑んで死ぬのは御免だ!」
隊長「お、おい、待て!逃げるな」
帝国軍の一部の魔法化戦列歩兵と砲兵は、士気崩壊を起こして所々部隊は総崩れだったが、大半は、逃げずに攻撃をしようとしていた。
自衛隊側
自衛隊は、爆音と砲撃が戦車に当たり少し動揺の色が見られたが、戦車の装甲でも充分耐えることを立木一等陸佐は大隊に伝えていた。
そして、敵が再度攻撃をすることを察していたためか、戦車と装甲車、自衛隊員も反撃をしようとしていた。
大隊長「敵は攻撃してくる可能性が高い、合図で一斉射撃するぞ」
大隊長が、各部隊の状況確認した上で号令を出した。各中隊に号令を出した。
中隊長「撃てっ!」
ボンッボンッボンッボンッ
だんっだんっだんっだんっ
ダッダッダッダッダッダッ
ババババババババン
ババババババババン
ババババババババン
戦車砲、装甲車の速射砲、戦車の搭載機銃、各自衛隊員の射撃が魔法化戦列歩兵と砲兵を襲った。
ドカーンドカーンドカーン
ピュンピュンピュン
戦車砲の着弾で数十人が吹き飛び、装甲車の速射砲で数人が肉塊へと姿を変え、数百人が銃撃を食らって力なく倒れていった。
大隊長「射撃止め!」
たった十秒の一斉射撃だったが、魔法化戦列歩兵と砲兵は、死体と肉塊に変わっていた。
大隊長「前進する」
ガッガッガッがッがッ
部隊はフォーメーションAへと、戻り帝都ドラクズオーガストの大通りを進んでいった。
戦車で、瓦礫を乗り越えて、途中にいった敵部隊を蹴散らしながら敵の城にドラグバル城前にある広場までやってきた。
ドラグバル城前には、今まで戦ってきた魔法化戦列歩兵や戦列歩兵達よりも違った集団だった。
すると、馬に乗った一際目立つ格好した奴が前に出てきた。
馬に乗った奴「我々は皇帝陛下を守る近衛兵ある、そして、我は第1近衛師団師団長マルモンである、貴様らの実力はとくと拝見した、さあ、尋常に勝負!」
ドラグバル城前にいる近衛魔法化連隊が銃を向け始めた。しかし、それだけではなかった。周りの通りから複数の近衛魔法化連隊が自衛隊を包囲しようしていた。
大隊長「まずい、全隊フォーメーションCだ!」
戦車と装甲車が、外にいる自衛隊員を守るために円形状に展開した。
そして、戦いは同時に始まった。
マルモン「撃てっ!殲滅しろ!」
中隊長「撃てぇっ!」
ボンッボンッボンッ
自衛隊は戦車砲が火を噴いた。
ヒュワン、ビュンビュンビュンビュン
近衛兵から多数の赤くて燃えているように見える丸い玉が飛び出した。
だんっだんっだんっ
装甲車の速射砲も戦車砲と同時に発射された。
ビュンビュンビュンビュン
丸い玉を発射した近衛兵の後ろの方にいた、近衛兵は、放物線を描くレーザーを発射した。
近衛兵の上記の二通り以外にも、火の玉や近接爆破魔法等が発射された。
ドカーンドカーンドカーン
自衛隊の攻撃と近衛兵の攻撃の双方が、当たると激しく爆発した。
近衛兵は、戦車砲や速射砲でバラバラになるか吹き飛ばされた。
一方自衛隊は、戦車と装甲車の絶大な防御力で後ろに居た自衛隊員無事であった。
マルモン「クソッ、ドラゴンですら倒れる攻撃を受けながらも死なぬか、そして、こちらは被害甚大だが、もうそろそろだな」
マルモンは、敵の防御力に驚嘆しながらも意味深なこと呟き始めた。
近衛兵1「うぎゃあ」
近衛兵2「狙え!...撃てぇ!」
バンバンバンバンバンバン
自衛隊員1「うっ、撃たれた!」
自衛隊員2「えーせーへー!!!」
自衛隊員3「射撃中止!全員車両の後ろに隠れろ!」
近衛兵と自衛隊の攻防戦は激しいものだった、近衛兵の攻撃で中々が標準が付けられず、歩兵は完全に90式戦車、10式戦車、89式装甲戦闘車、96式装輪装甲車の後ろに隠れてしまっている、しかし、戦車や装甲車もデタラメに撃ったら民間人がいる可能性のある建物に直撃してしまう。そのため、自衛隊は近衛兵の激しい魔法攻撃の合間を縫って射撃するしかなかったが、一度自衛隊の攻撃が当たると近衛兵はとてつもない被害を受けた。
大隊長「くそっ、中々有効打を与えることが出来ないな」
大隊長が、歯がゆい思いで敵に有効的な攻撃方法を考えていると無線から中隊長に向けて報告が入った。
無線「こちら、タイガー3、6時の方向から多数の死体が突っ込んできます!」
大隊長「死体?それは一体どういうことか?」
無線「明らかに死亡している傷を負った味方と敵が銃剣を装着したマスケットで突っ込んできます!」
そう、タイガー3が担当している6時の方向から淡い青い粒子をまとった、味方と敵が一緒になって突撃していくるのだ。それも足や腕が無かったり、全身から血が出てたりと明らかに普通ではないのが突撃してきていた。
大隊長「そいつらを機銃で殲滅出来そうか?」
無線「機銃では足止めが精一杯です!」
大隊長は、少し悩んだ後に何かを決意した顔して命令を出した。
大隊長「全歩兵に告ぐ、6時の方角に集まり、敵の突撃を阻止せよ!」
大隊長の命令で外で全方位を警戒していたが、6時の方向に集結した。
歩兵中隊長「こっちは魔法攻撃が無いな、全隊、戦車の後ろから射撃せよ!」
バババババババン
バババババババン
バババババババン
自衛隊員達の射撃でゾンビみたいなのが、次々と倒れていった。
しかし、いくらゾンビやら魔術師やらを倒した所で状況が変化することは無かった、そこで大隊長は、本部と交渉した。
大隊長「本部、本部、砲撃支援を要請したい」
無線「建物内に民間人がいる場合がある、砲撃支援や空爆支援はまだ審議中だ」
大隊長「しかし、それらがないと我々は行動出来ません!」
無線「少し待ってくれ」
本部からの無線が途切れてから数分後に、無線が入った。
無線「許可が出た、砲撃支援が3分に行われる」
大隊長「了解!」
自衛隊は、砲撃の被害を避けるために陣形を出来るだけ縮小した。それを見たマルモンは、何か来ると思った。
マルモン「いやな予感するな攻撃魔法を使っている者以外は、全員シールドを張れ!」
攻撃魔法を使用している魔術師以外の魔術師が、全体を覆うようにシールドを張った。
すると、遠くの方から高くて何か動いているような音が聞こえてきた、それは徐々にマルモン達に近付いてくる感じだった。
ヒューーーー
ヒューーーー
ヒューーーー
マルモン「全隊!真上にシールドを転回しろ!砲撃だ!」
魔術師達は全体に張っていったシールドを、空に集中的にシールドを展開した。
ヒューーーードカーンドカーンドカーン
シールドに榴弾が着弾した。しかし自分達の上を頑丈にシールドを張ったつもりなのに、シールドが割れて、続々と降ってくる榴弾がマルモン達を襲った。
近衛兵「ぐぁっ」
近衛兵「ギャアアア!」
近衛兵1「足がぁぁあ!」
密集していため榴弾の効果は非常に大きく、展開していた近衛兵と兵士の約6割が戦死、残りの4割も手足、目等の身体の一部を無くすほどの重傷だった。後方にいたはずのマルモンも例外ではなく左足の膝から下を無くしていた。
マルモンの左足の膝下から血が大量に出ており、マルモンも痛みと悔しさに襲われていた。
マルモン「く、くそ!ここで我ら栄光ある近衛兵はおわりなのか?!ち、ちくしょぅ...」
マルモンの意識は、遠のいていく意識の中、彼は金属質の動く箱や黒い筒を持ち緑と黒の服を着た自衛隊員達を睨み付けた。しかし、彼は程なくしてテレビの電源を切ったみたいに意識が切れた。
次回は、ドラグバル城での戦闘です




