表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/72

第59話 奴隷解放7

今回は帝国軍視点もあります

虫人達に襲撃されてから10時間後

 

 隊員達は穴を掘っていた、塹壕用の穴ではなく死体を入れる用の穴を掘っている、何百万人という虫人達の死体を穴の中には入れている、穴を掘っている隊員達の顔は疲れ切っている顔だった、それもそのはずである虫人達は2週間掛けて波状攻撃を仕掛けてしたのである。

 もちろん、今回の戦いで得た捕虜は多かった、その殆どは虫人だったが、何人か帝国軍の士官が紛れていた。

 士官達は手錠をされて牢獄の役割のテントに連れて行かれ、虫人達は隊員達の移住区に連れて行かれた。

 

隊員1「何とか、生き残れた」

 

隊員2「確かにな、俺達は悪運が強いんだろう」

 

 隊員達は、数えるのを一目で諦めたくなるほどの死体の数を眺めていると罪悪感が出て来た、しかし、仕事だと割り切っていると、ある疑問が湧いた。

 

隊員1「なぜ、敵は撤退しなかった?撤退出来るはずだろ、この人数なら何人か逃げても逃げ切れるはずだ、だが、報告には逃げたと思われる敵兵士は士官だけだったと聞いている」

 

?「それは洗脳だろう」

 

 突然、後ろから声がして振り返ると、そこには、三等陸佐の階級を付けた士官がいた、話していた隊員達は反射的に敬礼をした。

 

隊員1「洗脳はどういうことでしょうか?」

 

 三等陸佐は、手に持っていた書類を数枚めくって手が止まった、そこには、虫人の解剖記録と記されていた。


三等陸佐「いずれ、知らされる事だが、虫人達はある薬を摂取させられていた、それは虫人達によく効くと言われている征服剤と言われている物だ、これは魔術師が作れる薬でかなり高度な薬らしい、この薬を使うことで命令を聞きやすくらしい、それに彼らは家族も人質に取られている、だから、戦わず終えなかったのだろう」

 

 三等陸佐は、少し元気のないような声で書類の内容が説明をした、それを隊員達はただ黙って聞いていた。後日、三等陸佐が持っていたのと同じ書類が配られた。そして、今後の活動目標も決まった。

  

今後の活動目標

 

 とりあえず待機をする、レジスタンス達からの連絡が来るまで動くわけにはいかなかったからだ、その間にレジスタンスのスパイからベスビアオルート超大規模初代奴隷収容所についての、情報が伝わっていた。

  待機中は、奴隷収容所の攻略法を模索していた。

 

5日後

 

 虫人達の死体は全て穴に埋められた、弾薬と見張りの人数を大幅に増やして不測の事態に備えた。捕虜となった虫人達はレジスタンスによって護送されたが、問題は残りの帝国軍士官についてだった、もちろん、レジスタンスに渡すが自衛隊も帝国軍についての情報をもっと多く知りたいと思っていた。

 

スピットザーン魔法大陸帝国帝都ドラグスオーガスト

 

 普段なら華やかな日常送っているはずだったが、相次ぐクーデターや他国の侵攻、自衛隊という謎の武装勢力の登場により、帝都にはヴァイベルグ魔法帝国時代から活躍している部隊を中心に、帝国軍の精鋭と呼ばれる部隊の八割がドラグスオーガスト周辺に結集していた。

 

 そして、帝都の中心にそびえ立つ力と権力の象徴であるドラグバル城の中では、軍幹部や政治家が連日対策会議をしていた。

 

 会議に出席している人物のリスト

帝国陸軍総司令官ミラン・ベイジ

帝国陸軍中央方面軍司令官ダンデルト・ミッキリン

帝国陸軍中央参謀本部本部長ログハン・アバル

帝国海軍総司令官ハジャ・マーホン

帝国軍所属外国軍総司令官カダリス・ドウン

帝国軍帝都防衛隊司令官デルトン・ブルトー

国防長官ブリシン・バックス

他軍の将官や参謀長等

 

 彼らの会議の最初の議題は、レジスタンスと次々と独立を宣言し始めた軍隊、国民解放前線や革命軍、反乱軍などと名乗った者との戦闘が優先なのだが、自衛隊という謎の武装勢力は海軍の近代化と練度が高い艦隊を結集させた統合艦隊で、自衛隊の戦艦と戦闘をしたが完全敗北した、その結果、園峰軍の襲撃受ける羽目になった。

 

その時の会議室の様子

 

 その時の会議室は、緊張状態で言葉が出ないほどだった、伝令が来たときは部屋に皆がその報告に耳を傾けた。

 

伝令「統合艦隊、壊滅」

 

 この知らせに、部屋にいる面々はガクンとなった、特に海軍総司令官のハジャはショックのあまり倒れかけた。

 

伝令「しかし、統合艦隊の観測船が魔力映像を送ってくれました」

 

 魔力映像、魔法の力で撮った映像を電波のような役割を果たす魔法で、通信基地に映像を送る、その他にも魔力通信機がある、これは文字通り遠くの相手と話すための物。

 

 そこに、写っていたのはまるで島みたいなデカさの灰色の巨大な船だった。

 そして、圧倒的な破壊力やアウトレンジからの攻撃、神のような存在の兵器だった。

 この時、会議室はある決断した、それは帝国軍の中でも知る者はほぼいない最高機密の兵器であり、帝国軍の中でも五つの指に入るくらいの兵器だ。

 

ログハン「デストロイヤーコープスを出撃させろ」

 

 デストロイヤーコープス、前の話に出たゴーレムを飛ばしたり、かいじゅうになったりした化け物。

 その時は、魔力映像は撮られていなかった、バルムーザ戦でも園峰軍による攻撃で魔力映像が撮れなかった。

 

 バルムーザに向かう途中の陸上自衛隊と交戦した部隊は、敵のレジスタンスを倒すための部隊で、魔力映像や魔力通信機は持っていなかった。

 

園峰国との開戦時

 

 園峰国との戦争は、誰もが来る思っていたため、旧ドスト軍に対して軍資金を投じた、もちろん、帝国軍本体も旧ドスト軍と共に園峰国と戦う予定だったが

、結果的に園峰国と戦ったのは旧ドスト軍だけだったのだ。

 

カダリス「クソッ!クーデターが起きなければドスト軍に対する被害はかなり少なかっただろう」

 

 今現時点での園峰国との開戦は、旧ドスト軍を見殺しにするしかなかった、軍の大半は敵になったりしたため、戦力の低下とそれに対応するために出動した帝国軍、そのため旧ドスト軍を支援するための部隊はいなかった。

 

バルムーザ戦後

 

 通信士が、バルムーザを偵察していた部隊からの通信を拾った。

 

通信士「自衛隊がバルムーザを占領!周辺にいた園峰国海軍は撤退!旧ドスト軍は、全滅しました」

 

 この通信士が言った内容は、室内を絶望的にさせるには十分だった。

 

ミラン「このままでは終わらせてたまるか、南方方面軍の司令部に連絡して手が空いている師団級の部隊をすぐにバルムーザに派遣してくれ」

 

 ミランの指示により、南方方面軍司令官はすぐに第3軍団の第26師団を派遣した。

 

第3軍団第26師団の壊滅後

 

 ミランはこの報告を聞いて机をたたき割ったという。

 レジスタンスの裏工作によって、自衛隊の進路について情報は完全にシャットアウトされた。

 

ミラン「クソッ自衛隊め、奴らの位置が分かり次第すぐに知らせろ」

 

ログハン「総司令、先ほど旧デングンド都国でクーデターが発生して、一時的に内戦状態になった国だったのですが」

 

 ログハンは、少し言いづらそうにしていた、それを察ししたミランはログハンに問いかけた。

 

ミラン「確かデングンド都国と言えば、元々陸軍が外国からの侵略に備えて補給物資を溜めて込んでいた、補給基地がある都市国家だったはずだな、それでそんな国に一体何があったんだ?」

 

ログハン「はい...実はクーデターとレジスタンスによる武装蜂起が発生しまして、激しい戦闘の末デングンド都国は都市国家として独立しました」

 

 ログハンの知らせは、ミランとそのほかの陸軍の関係の頭を悩ませた。すると、ミランはあること考えついた。

 

ミラン「そういえば、クイーンファイアーが近くにいたな、彼女ほどの腕ならデングンド都国など造作もないだろう」

 

 こうして、クイーンファイアーの投入が決められたが、自衛隊の活躍によりクイーンファイアーに貸した精鋭部隊の壊滅、クイーンファイアー自身も行方不明という、惨事を起こした。

 これには、ミランの怒りが抑えられらくなっていた。

 

ミラン「畜生!...自衛隊め、」

 

 このまま、帝国軍の未来は暗いものになるのか、それとも...

次回も引き続き帝国軍視点です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ