第4話 艦砲射撃
今回は、海戦です
追申、色々と変えたり付け加えたりしました
ドンドンドン
艦橋内は臨時の艦長として南雲海将補の怒号が飛んでいた
やまとから発射された砲弾が放物線を描き、戦列艦に当たった
南雲海将補「撃ちまくれ!敵を近づけさせるな!」
こうなる10分前
南雲海将補「暇だ」
永野一等海佐「仕方ないですよ、これも、士官の務めです」
井上一等海佐「そうです、副長」
南雲海将補「そうなのかな~」
南雲海将補の一言に永野一等海佐と井上一等海佐がそれに答えた
高木一等海佐「レーダーに多数の反応あり、東の方向です」
高木一等海佐が少し危機感を持った声で話し掛けてきた
南雲海将補「数は?」
高木一等海佐「80くらいです」
南雲海将補「ここは、港町だから商船団かもしれないが、一応警戒を続けてくれ」
数十分後、突然、見張り員が叫んだ
見張り員「1万メートル先に戦列艦、数十隻!」
南雲海将補「なにぃ!」
南雲海将補は近くにあった双眼鏡を取り報告にあった戦列艦を直視した
南雲海将補「どう考えたって商船じゃないな、一等戦列艦、二等戦列艦、三等戦列艦、フリゲート船ってとこか、しかし、この国の海軍...その前になんでこの時代に戦列艦がいるんだ?」
やまとから1万メートル先の戦列艦隊の旗艦
旗艦は一等戦列艦だった、旗は海賊旗であった
そして、ここは旗艦の提督室
この提督室に2人の人がいた、片方は豪華な服を着ているから提督と推測できるが、もう片方は魔法使いがよく着るようなローブを着ていて性別もわからなかった
提督「あなたのような、大先生に我がニッケルホル海賊団に来ていただき、ありがとうございます」
先生?「いえいえ、私もあなた方に救われてとても感謝しています」
提督と先生?って呼ばれる人が挨拶を交わしていた
提督「ええ、あの時は本当にビックリしましたよ、なんせ海にプカプカ浮いていたものですから」
先生?「ええ、ありがとうございます、ところでこの船団はどこに向かっているのでしょうか?」
提督「ハールボムという貿易で栄えている港町です」
先生?「因みに何しに行くのでしょうか?」
提督「それは、もちろん略奪しに行くんですよ」
先生?「略奪ですか、それはまた物騒な」
提督「今はイリシタル海軍が遠征に出て行っていませんから、今がチャンスということですよ」
先生?「そうですか、これも何かのご縁です、私に手伝えることは?」
提督「その辺の島を吹き飛ばしていただければ、連中は恐れおののいて犠牲を少なく出来ます」
先生?「島ですか、わかりました」
それから1時間後
見張り員「前方に船らしきものあり!」
そう、見張り員が伝えると提督が手持ちの望遠鏡で報告にあった船を見た
提督「ほう、妙な形の船だな、それも、かなりデカい、島を吹き飛ばすんではなく、あれを吹き飛ばそう」
海賊「あんなデカい船見た事ねぇ」
提督「デカさがなんだ、それは、この大先生様の敵ではないわ、ですよね、先生」
先生?「うむ、私に任せなさい」
先生?が何やら呪文を唱え始めた、その声はどう考えたって男ではなかった、そして、先生?の足元に魔法陣が形成され、まるでエネルギーを充電しているようだった
それから7分後
やまとの艦橋
南雲海将補「かなり近づいたな、全員警戒しろ、何が起こるか分からないからな」
やまとと戦列艦隊の距離、300mくらいでやまとの右側面にいる
戦列艦隊の旗艦
先生?「発射するぞ」
先生の合図でみんな身構えて衝撃に備えた
先生?「スターイーター!」
先生?が叫んだ、0.5秒後、巨大なエネルギー弾が発射した
やまと艦橋
南雲海将補は何かを察して「衝撃に備えろ!」と叫んだが
ドカーン!!!!!!!!!!!
やまとの右側面にデカい爆発と巨大な水柱が立った
艦内は大きく揺れたがやまとの装甲では傷一つ付いていなかった、そして...
南雲海将補「反撃だ、撃ちまくれ!」
まず、最初に早く動ける15㎝単装砲、15門が一斉に発射された
ボンボンボンボンボンボン
ドカーンドカーンドカーン
戦列艦は15㎝単装砲の榴弾の弾幕で船体がボロボロになっていった、次に発射されたのは高性能高角砲である
ババババババババババン
ボンボンボンボンボンボン
高性能高角砲で撃ち出される弾幕は小規模な爆発を起こすが、それでも、戦列艦には十分すぎるほどのダメージだった、さらに、ハープーンまで撃ち出された
ビュヒュュュュドカーン
ハープーンは戦列艦隊の後方に当たり、数隻を、巻き込んで吹き飛ばした、さらに、攻撃中に旋回させていた80㎝連装砲及び46㎝三連装砲も砲撃した
ドドドドドン
ドカーンドカーンドカーン
この砲撃で殆どの戦列艦が轟沈した(撃ちだす前は3分の2しか残っていなかった)、最後に逃走していたフリゲート船を撃破するために100㎝単装砲を撃った
ドコン
フリゲート船
艦長「全速前進、逃げろ逃げろ!」
ヒュルヒュルヒュルヒュル
艦長「ん?何の音だ」
ドカーン
艦尾に被弾して、フリゲート船の艦尾が完全になくなった、そして、そこから浸水して沈没
やまと艦橋
南雲海将補「ふぅ~終わった」
井上一等海佐「まさか、撃ってくるとは」
永野一等海佐「敵に攻撃を受けたときはビックリしましたよ、あのような兵器見たことありません」
南雲海将補「よし、敵の生存者を救出するぞ、甲板に医療班を呼べ」
南雲海将補はそう指示を出すと一斉にやまとの医療班と海上自衛隊員が動きだした
そして、今回、襲ってきた敵の救出活動を行うのだった
次回は、戦闘処理です