第13話 異世界探索6
毎日は無理です、すいません
吉川二等陸曹の目の前は焼け野原だった
焼けた死体、バラバラになっている死体、木だったものなどが、そこにはあった、そして、しゅういに立ち込める焼けた肉のにおいが辺りに充満していた
吉川二等陸曹「よし、終わったか、6人を連れてすぐに出発するぞ」
木村一等陸士「自分が呼びに行きます」
吉川二等陸曹「よし、行ってこい」
木村一等陸士は6人が隠れているキッチンの食料庫に向かった
そこの扉を開けて中を覗き込んで
木村一等陸士「皆さん、戦闘は終わったので出てきて下さい」
木村一等陸士はそう呼びかけると6人は安直の表情を浮かべた
20分後
吉川二等陸曹らと6人の同行者たちは再び馬を走らせた(馬の騎手は5人なので全部で19人のパーティーです)
吉川二等陸曹「これは、凄いな」
吉川二等陸曹は一面焼け野原になった外を見て、自分たちに恐怖抱きつつも、この光景に見とれた
宗原三等陸曹「隊長、俺たちはとんでもない罪を背負った気がします」
加藤三等陸曹「ええ、これだけのジェノサイドをやらかしたのですから、何らかの罰があるのでしょうか?」
1、2組の組長たちは神妙な面持ちで互いに顔を見合った
吉川二等陸曹「大丈夫だ、俺たちは正当防衛でジェノサイドを引き起こしたのだから、これはコラテラルダメージ、いたしたがない犠牲だ」
吉川二等陸曹は二人の思いを察して励ました
3時間後
宗原三等陸曹「隊長!街です!」
宗原三等陸曹は双眼鏡を見ながら吉川二等陸曹に自分が見た物伝えた
すると、キャメロンが口を開いた
キャメロン「もしかしたら、ロルフリルかもしれません」
キャメロンは外を見て確信した顔をした
キャメロン「やっぱり、そうだわ、ロルフリルよ」
吉川二等陸曹「すいません、ロルフリルとは何ですか?」
キャメロンは吉川二等陸曹の問いに素直に受け答えた
キャメロン「ロルフリルとは、イリシタル共和国とテルベール諸国帝国連合との間の国境に近い街です、あの街から2m進めば、テルベール諸国帝国連合です」
吉川二等陸曹「なるほど、もう暗いですし、ロルフリルで宿泊しよう」
キャメロン「はい、ですが、あなた方、お金はありますか?」
すると、吉川二等陸曹はニヤリとした
吉川二等陸曹「それがあるんですよ、この前、海賊が襲ってきた時、お金らしきものが多数あったのでそれを回収しました」
キャメロン「確かメッケルホル海賊団は有名な海賊団だった気がします、各港町を襲い、略奪をするという悪行を続けてきました、そして、各国は賞金を賭けました、総額3000万バリでした」
吉川二等陸曹「それも確か貰った気がします」
キャメロン「あら、かなりお金貰ったのですね」
キャメロンは驚いた顔をした、それもそうである、1バリ=100円であるため、貰った金額3000万バリ=30億円なのでかなり高額である
吉川二等陸曹「確か我々が貰った金額は3万バリだった気がします」
3万バリ=300万円
話しているうちにロルフリルの門まできた
キャメロンが門番に何かを物を見せると門番は快く通してくれた、そして、宿泊施設に着き、馬車を止めた
ガチャン
?「いらっしゃいませ!」
宿泊施設の扉を開くと女の子の声が響いた
受付にいた子は幼さが残る可愛いくて、背は少し小さめだが、胸の当たりに膨らみがあった
吉川二等陸曹らは受付の方向へと歩いて行き
受付「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
吉川二等陸曹「19名です」
受付「はい、わかりました、部屋は?」
吉川二等陸曹「部屋は二人部屋が4室と5人部屋が二つのとスイートルームが一部屋でよろしくお願いします」
受付「はい、わかりました」
受付の子は奥の部屋に行った、30秒後、たくさんのカギを持って出てきた
受付「それでは、行きましょう、レイ!ここはよろしくね」
レイ「おう、分かった」
レイと呼ばれた人物が奥の部屋から返事をした、声はクールな声だった
受付と吉川二等陸曹らは一緒に階段に上がり、各部屋に案内され、カギを渡された
受付「ごゆっくりどうぞ」
受付の子は頭を下げて吉川二等陸曹らと一緒に上がった階段に向かっていった
各々は部屋に戻ったり、3分後、吉川二等陸曹と加藤三等陸曹と宗原三等陸曹ら3人が部屋を出て、宿泊施設から出て外へとやって来た
3人の服装は現地の人とそう変わらない格好だった
吉川二等陸曹「よし、始めるか」
3人はロルフリルの街に繰り出した
次回は街を探索する回です