第9話 異世界探索2
この話で出発です
ハールボム入国管理局
中は相変わらずたくさんの人で溢れていた、だが、今日は人外の種族までいた
すると、吉川二等陸曹が何かを発見した
吉川二等陸曹「あ、アーバメントさんだ、おい、お前らアーバメントさん見つけたぞ、ついて来い」
吉川二等陸曹らはアーバメントのいる方向へと、向かった、すると、アーバメントの両脇にネコ耳姿の女の子がふたりいた、片方はかなりセクシーで胸も大きかった、もう片方は胸は少し大きいくらいで比較的スレンダーな女性だった、因みに2人とも美人です
アーバメント「お、来ましたね、ご紹介します、こちらがあなた方を案内する私の″娘″たちです」
吉川二等陸曹「へぇーアーバメントさんってお子さんがいらしたんですね」
アーバメント「まあ、実の子ではないんですがね」
吉川二等陸曹「え?」
アーバメント「ささ、立ち話もなんなんで私のオフィスにどうぞ」
吉川二等陸曹ら8人とアーバメントら3人が少し狭い廊下を等間隔に歩いていた
吉川二等陸曹「アーバメントさん、実の子ではないというのは?」
アーバメント「この子らは戦争孤児なんですよ」
回想
10年前
かなり大きい都市が燃え盛っていた、その都市の城門に兵士がなだれ込んでいった
昔のアーバメント「クソッ一旦避難しよう」
仲間たち「はい!」
今のアーバメント「当時、私は大規模なキャラバンを率いてあちこちで世界中を旅していました、当時は人間のエギロン帝国と猫人種のキャットライン共和国が戦争をしていていました、私は戦地を渡り歩き、戦争の道具を売っていました、そして、戦争孤児も拾っていました」
昔のアーバメント「ようやく、戦闘が終わったか、よし、復興させるぞ」
昔のアーバメント率いるキャラバンの仲間数十人が都市に入っていった、都市はボロボロで道端には兵士と民間人の死体がごろごろと転がっていた
昔のアーバメント「よし、とりあえず、宮殿行くか」
キャットライン共和国ロードルストル都市の宮殿
仲間1「宮殿内もボロボロですね」
昔のアーバメント「こんな、ボロボロになっても敵を追い返したんだ、すごいもんだな」
すると、メイド服の猫人種が近づいてきた、見た目は肌は白いが髪やしっぽが黒かった
黒い猫種族のメイド「あの、どなたでしょうか?」
昔のアーバメント「レイドフォクスキャラバンのものだ、市長に会わせてくれ!我々は復興を手伝いにきた」
黒い猫種族のメイド「はい、わかりました、少々お待ちください」
数分後
黒い猫種族のメイド「市長が良いと言われたのでどうぞ、こちらへ」
昔のアーバメントらはある部屋に連れて行かれた
今のアーバメント「市長の部屋も外と同様にボロボロでした、そして、市長も少し顔とかに傷がついていましたので市長も戦いに参戦したのではないかと想いました」
市長「それで、キャラバンが何のようだ?」
昔のアーバメント「そうですね、あなた方に資金提供とうちものを使って復興の手伝いをさせましょう」
市長「え?そんなことしてくれるんですか?」
昔のアーバメント「ええしますよ」
市長「おおーありがたいです」
昔のアーバメント「ただし!」
市長「ただし?」
昔のアーバメント「ここに、我がキャラバンの拠点を置かせてくれますか」
市長「ええ、喜んで」
こうして、レイドフォクスキャラバンとロードルストル都市の契約が結ばれた
レイドフォクスキャラバンは約束通り資金提供並びに労働者
派遣し、復興に当たらせました、さらに、戦争孤児たちを育てるということで戦争孤児を集めて、育てました
そして、1ヶ月で3割が復興した
その後、キャットライン共和国の軍隊がやって来てあとは我々に任せろということで戦争孤児たちを引き連れてレイドフォクスキャラバンはまた旅立ってしまいました
回想終了
アーバメント「その中にこの子たちがいました」
吉川二等陸曹「なぜ、彼女らなんですか?」
アーバメント「この子らは戦争孤児の中でも比較的優秀で私の判断でここハールボム入国管理局に働かせて貰っているのです」
吉川二等陸曹は何かに気づいた
吉川二等陸曹「アーバメントさん、そういえば、なんで、この入国管理局で働いているんですか?」
アーバメント「それは、面白いからだよ、色んな人と触れ合うのが楽しいのさ」
吉川二等陸曹「因みに現在、レイドフォクスキャラバンは?」
アーバメント「ああ、今も世界中を旅しているよ、もちろん、そこで出たお金は俺の元にもくるから生活には全然困っていない」
吉川二等陸曹「羨ましいです」
アーバメント「あ、着きましたよ」
アーバメントは吉川二等陸曹にオフィスに到着したことを伝え、オフィスのドアを開けた、そこには、上品な服を着た金髪で長髪のTHE金持ちという美人な女とその周りに女性の騎士3名がいた、左は金髪のロングで顔立ちは綺麗に整っていた、真ん中は白髪で顔は美人だが、引き締まっていた、右は茶髪で2人より少し小さめの背で顔に幼さが残っていた
アーバメント「彼女はレイドフォクスキャラバンのお得意様で是非協力させて下さいと申し出てくれた、その名は」
貴族「ドルディーア家、長女、キャメロン・ドルディーアと申します以後お見知り置きよ」
吉川二等陸曹「どうも、日本国自衛隊春馬方面特殊作戦群第1分隊分隊長の吉川貞木二等陸曹です、よろしくお願いします」
アーバメント「それでは、自己紹介も済んだことですので、早速、本題に入りましょう、まず最初にやることは交渉ですね、テルベール諸国帝国連合の首都アルダニヨに行き、そこからはキャメロン様が交渉をします、その後、石油とやらの偵察を行ってください、その際に彼女らはその石油とやらの場所を覚えてますのでよろしくお願いします、今回の旅は約3ヶ月以上掛かるよていなので、荷物を積んだ馬車が5台、裏口に用意されてます、以上で何か質問はありますか?」
誰も反応しなかった
アーバメント「ないですね、それでは、裏口にいきましょう」
数分後
ハールボム入国管理局の裏口
そこには、馬車が5台あった
各々が乗り込んでいった
アーバメント「それでは、いってらっしゃいませ、よい旅を」
馬が走り出し、馬車が揺れた、この後約3ヶ月以上かけて、テルベール諸国帝国連合に行くなった、この旅を無事に成功させることが出来るのかは吉川二等陸曹ら第1分隊の腕の見せ所である
なんか、女の子が急に増えたと思った人、その思いは間違っていませんよ
次回は未定