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200文字小説集 vol.2

君が隣に居ないと…(200文字小説)

作者: 日下部良介

「またネ!」

 そう言って彼女が微笑む。

「うん」

 ボクはそう言って、繋いだ手を握りしめた。

 でも、ボクは笑えなかった。

 今、手を離したら彼女が遠くに行ってしまうような気がして。

 彼女の手がボクの手からするりと離れる。

 そして、彼女は遠ざかっていった。


 いつも隣に居るのが当たり前だと思ってた。

 彼女が居ないと、ボクの周りの空気がよどんで見えた。


「来たよ」

 そう言って彼女が微笑む。

「うん」

 なんだかボクは泣きそうになった。

いろはさん、お帰りなさい!

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― 新着の感想 ―
[一言] あああ……泣く。泣いちゃうよおお(/_;) もう!女泣かせなんだからっ(>_<) 本当に200文字で良くここまで表現できますね~。 おみそれしました!
[一言] 素敵な内容でした。 こういうのが、“胸キュン”的ストーリーなんですね。 読んでいて、思わず少女漫画の内容が浮かびました。
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